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隙間奇談 ~日常の「すきま」に潜む、奇妙な短編集~  作者: 空気人形


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「ハッピーバースディ」

幼稚園の頃に仲が良かったBちゃんと、大人になってからSNSを通じて偶然再開し、再び連絡を取り合うようになったときのこと。


Bちゃんは私と同じ誕生日で、幼い頃に二人合同でお誕生会を開いてもらった記憶があった。


そして、彼女と私の誕生日当日。

祝福の気持ちを込めて、Bちゃんにメッセージを送った。


『Bちゃん、誕生日おめでとう!』


すると、すぐに彼女から困惑したような返信が届いた。


『メッセージありがとう!でも何言ってるの?今日あんたの誕生日でしょ?』


(えっ……?)


不思議に思い、『だって私とBちゃん同じ誕生日でしょ?昔一緒に誕生会やったじゃん!』と返すと、彼女からは冷ややかな一言が返ってきた。


『私の誕生日、2ヶ月後だけど……? どこで勘違いしたの笑』


嘘を言っているようには見えない。本気で「自分の誕生日は2ヶ月後だ」と言っているのだ。


どうしても納得がいかず、私は母に確認のメッセージを送ってみた。


『ねえ、昔仲良かったBちゃん覚えてる? 私と同じ誕生日で、一緒に誕生会やったよね?』


しばらくして、母からメッセージが返ってきた。


『覚えてるわよ。昔一緒に誕生会やったじゃない、忘れたの?』


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