私を信じて
碧野大正を中心とした問題を解決する物語。
家を出た。瑠璃と大正は近くの駅に向かう。夢見市の交通網は今から向かうショッピングモールには繋がれておらず、真ん中に位置している行政地区や学校、商業ビルが立ち並ぶ西側に位置する。商業施設には他の市と連携して運営しており、アクセスには他市が環状のモノレールを敷いて利用しやすい商業施設になっている。
この市は他の市や県と違って市でありながら県庁と同じ行政と司法と立法を市を独自で運営している特区であり、いろんな公共機関を民間で営業している。商売はその日に利益や支出を歳入や歳出を計算できるシンプルながら堅固なシステムを整備しており、この日本の国において特区には様々機能を持たせて日本の実験場、簡単に言うと新しい取り組みをチャレンジをするために集まってきている人たちを多く受け入れている。
夢見市の一番の特色は1人で運営してどれだけの経済を回すことをすれば税金の歳入を簡単に管理できるか、簡単に言うとどのくらいそのサービスや店で働いて自分でサービスや店を管理して自分で利益の管理や利率、商品にかかる支出の管理、どれだけの産業を作り出せば大きな商業施設を誘致しなくてもより良い新しい仕事を作り出せるのかを目指している。
融資を受けて借金をできるだけ少なく運営していけば、その借金を少なくして要らない“利益の先取り“を作り出さないようみんなは仕事の営業をしている。利益の先取りをしない。数多く販売してたくさん消費すればするほどたくさんの利益が出るわけではない。自分の売り出して数多く、より効率的に商品の利益が出るようにしなければ薄利の商品を有限の物を損失を出しながら売っていると同義である。作るのであれば譲歩してもらえる信用を作り出すべきだが、それを夢見市の1人社長はみんなで分かって、みんなで動いている。家族は子供がいない人は外で仕事をしている人が多く、昼にはまた違う仕事。2つを兼業しながら、税金は自分で管理して夢見市の生活は成り立っている。
大正と瑠璃は2つを兼業している。みんなで作ったサークルの役割を持ったウェブサイト。ここをみんなで経営しているため、大正をはじめとした6人は税金対策ができている。一人一人が社員という役割を持って会社設立の先駆けをしている。まだ集まった人数が少ないため、払う料金は月に約1400円。その中の約1400円の税金を払っているようで大正達は払っていない。必要な資金以外は“‘国内‘債券“に全て納めている。これで税金は極端に減っている。
瑠璃は大正を見る。少し緊張している。手を握りたい。少し高いヒールを着て綺麗な白のワンピースドレスにワンポイントで細身のバックルの大きい金色と黒いベルトをつけて黒のサマーニットを着ている。
大正は黒のニット生地の丸ネックTシャツに上着に茶色の革ジャン、新緑のストレートの綿生地のチェック柄ズボン。ワンポイントは白の光沢のあるベルトを着けている。
駅に着いて切符を持った。電車に乗るときに少し足元が危ない。大正は瑠璃が危なくないように先に乗って手を取る。
「2駅だから。すぐだけど。歩いて痛くなったらいけないからね。」
「うん。ありがとう。」
「ここに座る?空いてるから。」
「うん。」
乗りながら景色を見る。夢見市の風景はのどかな住宅街からすぐにビルが多く立ち並ぶ商業ビルや公共施設の多い景色に切り替わる。大正は外を見ながら、隣に座っている瑠璃と手をつないでいる。いつもの顔。何かを考えている。
「瑠璃ちゃんはあのサークルはどんな感じにしたい?」
「私は大正の声と考えがいろんな人に届けば良いと思っている。」
「うん。良いのかな?好き勝手みんなを引き込んでるけど?」
「うん。良いんじゃない?考えるよりは少しずつ発信できるようになれば大正君のことを分かってもらえるから。」
「うん。」
夢見市のバス乗り場に乗るために駅からアクセスできる市営バスに乗り換える。今はすぐ乗れない。10分待つか。
「モノレールに乗るね。あっちにいろんな施設があるから。」
「うん、今日はどこに行く予定なの?」
「映画は後。今ね、書店には行くんだけど、どれを読んだ方がいいか分からないから一緒に選ぼうね。一つ選んで一緒に読む?あそこの書店にある本は書籍が多く取り扱っているから。」
「大正君はどんな本買うの?一緒に読むんだったら何がいい?」
「2人が知らない本ってなんだろう?」
「行って選ぼうね。」
「うん。その話を聞くだけでいいからね。」
「うん。」
書店に着いた。ずっと手を握っている。書店にはカフェを併設しており、周りには外食業界がいくつかある。
モノレール乗り場が奥の映画や衣料服の施設。次に書店やカフェや外食の施設、その次にアミューズメント施設、歩いて休憩する空中庭園があり、商店街から大きく離れていて大きなビルがあり、無料でもいろんな娯楽を提供している。
「ねぇ、瑠璃ちゃん。僕ね、瑠璃ちゃんがネットの方が面白いって聞いた6歳の頃。本が一番良いって言ったんだけどね。この頃ネットを利用することにした。なんでなのか、本にずっと売ってるから良いことが書いてある。そう思ってた。でもね、良いことあったよ。」
「うん、古いものも新しいものも変わらないでしょ?」
「うん、僕は瑠璃ちゃんの知らないことを知った方がいいって頑張って読んでた。でもね本には使える話がいっぱいできた。ずっと本を読んで、それを吐き出さなかった自分って何のために頑張って読んでたんだろうって。それをね、持田に言われたときに気づいたの。自分の頭だけで考えてそれで全部知ることができなかった。」
「うん。」
「ネットは今まで本を読んでたから、少ない学びだけど。自分で何か書こうとしたときにできない自分は何のために頑張って本を読んでたのか分かった。知らないことを知ったけど、それを使えないなら要らなかったって。」
「でも違うことを知った大正君は何のためにその本を見ていたの?」
「自分は何でも知ってる人間になりたかった。僕は本を読むときに何かヒントを探していろんな本を買って読んだ。僕は知らないことが怖かった。もう分かった。僕が知らないこと。自分はいろんなことを知ってたけど、必要な物といらない物もいるけどたくさんの本を読んで頭に入れるより興味のあることを、物を大事にして分からないことを少しの興味で埋めれば良かっただけだって。だからね、瑠璃ちゃん、僕はネットの世界は今は分からないし、今描いてる文章も誰に意味があるか分からない。僕はみんなに簡単に、興味のあることを知らせて自分の世界は面白いと知って貰えば良いだけだって思った。」
「大正君はこの頃面白くなった?」
「うん、面白くなった。とても興味のあることが多くなった。僕が部活にしてみんなと共有したいことって瑠璃ちゃんが持ってたのは知らなかった。全部に興味が出てきた。知らないことを知ってる瑠璃ちゃんは僕の知ってること、知らないでしょ?」
「うん。私は大正君の知ってることは分からない。でも知ってることを浅く持ってても私はその話を深くできないよ。大正君は本を読んでる。私はネットしか知らないの。私は本を一生懸命読んで楽しくなりたいって頑張る大正君が好き。大変だった?困ってない?私に、私だけにその悩みとつまずきを教えて。それで私を信じて欲しいの。みんなに教えて欲しいの。私たちは大正君の楽しそうに笑う姿が好きだって言うね。持田君は大正君によく話すけど、大正君、みんなを信じていろんなことを話してほしい。大丈夫。何か間違ってても大正君は私が見ていた“11年間過ごしていた大正君“だからね。」
「うん。僕ね、瑠璃ちゃんの言葉を待ってた。瑠璃ちゃんから話すことってあんまりないでしょ?でもね瑠璃ちゃんは僕が来ても黙ったままあんまり自分のことを話さないし、それで何か関係が深まることも少ない。瑠璃ちゃんは自信が無い人なの?違うよね。興味があることを知りすぎた人だよね?瑠璃ちゃんは僕を知ろうとしてくれない。僕は瑠璃ちゃんと一緒にいたい。だから僕のことちゃんと信じて欲しい。いっぱい興味のない、つまらないことを知りたい。必要なことなんかいらないよ。僕が話すことはずっとみんなに聞くこと。いつも面倒臭くなって僕の話を聞かないより、少し我慢しても僕の話に乗ってくる瑠璃ちゃんを僕自身は欲しい。違うけど時々でいい。瑠璃ちゃん、僕ね、瑠璃ちゃんと話したいだけ。だからずっとそばにいて手を握らなくても一緒にいたい。良い?たったそれだけ。」
「うん、いいよ。時々話してね。」
今は映画を見たいかな。もういいか。全部聞こう。瑠璃ちゃんは何したいんだろう?昨日の見たい映画って何かな?とか明日はここで話すとか。馬鹿みたいに調べたけど、でも良かった。楽しくなったから。もう瑠璃ちゃんと話して決めるか。
結局映画は見ることもなかった。ずっとカフェで話す。瑠璃はずっと話して時々クスッと笑った。大正はずっと4時間カフェのテーブルに座って話し続ける。ずっと話題が終わらない。ずっと瑠璃だけ見て周りが見えない。
瑠璃はずっと話し続ける大正を目が笑って顔が笑って仕草も向かい合って座る姿勢もずっと大正を見る。2人だけの時間。最近、大正もパソコンとスマホで瑠璃を見ている。少し寂しかった。ずっと1人にならないのかな?大正を見ていると不安だった。遠くに行った目。遠くて下を向いた目。打ちのめされて落ち込んだ、すごく暗くて、寂しいと言ってる目。大丈夫。私もあったよ。悲しかったよ。家族も私を理解できなかった。大正君はずっと頑張った男の子。だから大丈夫。私はあなたが立ち直るのを知ってる。あの大きな事件。夢見市に居なくても知ってる。ずっと大正君が人のことを考えて、その女の子のことを考えてみんなの全部の力借りて引き起こした。スマホを持たない、パソコンを見ない。絶対に許さない。その思いがそのアカウントにあった。全部知ってるようで全部知らない。どうやっても方法が分からない。でもずっとネットの世界で有名な話。
碧野大正。気になってた。私はその男の子と話がしたかった。だからこんにちは。大正。この男の子を知りたかった。私に興味があるみたい。バカだから。私のこと、分からない?あなたを壊した世界にいる人だよ?なんで話なんかするの?私のそばにいれば?いつでもあなたのこと殺しても問題無いんだからね?ずっとあなたがネットで何て言われてるか知ってる?
ずっと話した。すごい人。目を絶対に逸らさない。狼牙君の話を聞いた。絶対に折れない。怖いぐらいにスッとした目をする。絶対に負けないように対策もなく真っ正面から殴っていく。怖い子だったけど。私は好きになったけど。多分違う。私は1人の方が良かった。私に対してはずっと人畜無害だから一緒にいても変わらなかった。多分好きだって言う大正は演技をしているはずだから、違うんだろうな。
多分、多分私はーーーーーーーーーー
「瑠璃ちゃん、僕のこと信じてくれる?瑠璃ちゃんから見て僕自身はどんな人に見える?」
あの目になってる。でも私はずっと隣にいるだけいい。だから。
「私は大正君の隣に居れれば良いよ。私の大正君はずっと私の味方でいてね。」
瑠璃ちゃんが大正を見る、大正のことをどこで見て一緒にいたいと。ずっと味方でいてねと言ってるんでしょうねー⭐️




