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三五劇目 「片翼天女の実力公開??第三言語×B級スキル>S級!?」

マリアベル編でマリアベル本人が戦っていませんでした。

(マリアが良いトコ食っちゃっいました)

ですのでマリアベルVS魔物です。

「ところでベルって強いニャか?」



耳をクルクルさせながら、獣人幼女のリリラルは新しく俺のギルド”朝焼けの彼方”のメンバーになったベルことマリアベルに、唐突に尋ねた。

片翼天女マリアベル。ワンレンボディコン姿の白い片翼を有した天人族だ。ノマーリアという、天人族の中でもそれほど強者を排出していない部族の出身であり、彼女のスキルもB級レギュラーに位置している。

しかし種族そのものが、人を凌駕する天人族だ。第三言語という害意を持てば災いを引き起こす事の出来る言語を扱える為、ギルド“最終戦戦ラストライン”の長、残酷ピエロに幹部を差し向けられるという牽制までされた実力者なのだが・・・。

俺ら一同はまだ、彼女の強さを目の当たりにはしてなかった。

「しょうがないよ・・・」とマリアは胸をタユンとさせて一言。

「そうなのだ、しょうがないのだ。ショタ腐肉喰グールマリオンには、第三言語が通じなかったのだ。その強さも半減した事だろう」

アスカはブルマのゴムをパチンとさせながらマリアの言葉を代弁し、ベルを擁護した。

「庇ってくれてありがとうナリ〜」

すると突然、どこから共なくマイクを出し

「ありがとう、アリーナ♪」

とライブの締めの時のように、周囲にマイクを翳し出した。



いや、たまに歌手が去り際にやるけど。

ここアリーナじゃないから。

また作者このバカ、キャラ迷走させてるだろ。



俺は主人公として、フワついたベルのキャラについて作者にツッコミを入れる。

そう、俺だけは地文ナレーションを担当しているので、劇中だけでなく、ある程度メタ的なツッコミも可能なのだ。

作品に無理があれば、作者に容赦なく突っ込むのも主人公の義務と俺は思っているのだが、いかんせん作者あのバカはガキっぽいので、俺がツッコミすぎると、旅の同行者なかま達に俺の悪口を言わせる為のシーンを加筆する傾向があるので困っている。しかも、適当につけた名前かと思いきやしっかりと意味が存在する場合もあり、俺も作者イジりに慎重にならざるを得ないのが、最近の悩みだ。



よし、劇に戻ろう。




俺らは山間にあった天人族の村“ノマーリア”で、片翼天女マリアベルを仲間にし、下山中に彼女の実力の話になった。

すると、リリラルの問いに

「そうナリねぇ、都合の良い魔物がでてくれればウチの実力も見せられるんだけどぉ」

と答え、ベルは唇を指でなぞった。

すると。

「ぐわぅるるるるるる」

と背後から獰猛な唸り声が聞こえた。



突然出た。

空気読んだな、おさくしゃ



そこに現れたのは軽トラックほどの熊だ。

目を赤く光らせているのは、魔物の特徴。

その牙をむき出しにするほど大きく口を開けるのは威嚇している証左であり、一度身体に反動をつけると、前足を宙に浮かせ後ろ足だけで立ち上がった。

自分の大きさを主張しているのだ。



このクマ、完全にやる気だ。



「ちょうど良かったナリ♪私の実力しっかり見ててね〜」

というとマリアベルは、片翼をはためかせて、その熊に近づいていった。

「リリラル、あの熊って強いの?」

俺が尋ねると、リリラルはネコ耳をクルクルさせながら頷いた。

「にゃにゃあ。ああ見えて、サイクロプスなんかより格闘熊の方がよっぽど強いニャ」

「なに?格闘熊とはなんなのだ?」

アスカがブルマのゴムをパチンとさせて、聞き返した。

世俗的な情報は良く知っているが、魔物に関しての知識はリリラルの方が多いらしい。きっと獣人というのもあるのだろうが、得手不得手があるものだ。

そのアスカの問いに、リリラルは「にゃにゃ」と言ってから答えた。

「格闘熊は中国拳法の使い手ニャ。通背拳、蟷螂拳、八極拳を極めた“外熊”という種類と、大極拳、八卦掌、六合八法拳を極めた“内熊”という種類が居るニャ。知性も高いし、あの大きさでかなり俊敏ニャ」

その熊にスイーンと飛来していくベルを見て、リリラルは「危険かもニャ」と耳をピンとさせた。

次回は格闘熊とのバトルを考えていますが、その前に前章の設定、ギルドや勢力図を書こうかとも思っています。

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