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二九劇目と三〇劇目の間 「四色煌石、四色目はアメジスト!?紫紺色は情報不足のUNKNOWN!!」

四色煌石の四色目と、それにまつわるギルドの話です。

アスカはブルマのゴムをパチンとさせると、言い終えたかのような空気感を出した。

「・・・・・・にゃ?」

「・・・・・・で?」

「どうしたのだ?」

アスカはトボけたように、もう一度ブルマのゴムをパチンとさせる。

「もう一個は?」

「そうだよ。4色あるんでしょ?もう一種あるんじゃないの?」

俺らはアスカに尋ねると、しばらく黙りこくってから彼女は応えた。

「本当に知りたいのだ?」

「にゃにゃにゃ・・・。どうしたにゃ?」

「なんで勿体振る?」

俺らが再度聞き返すと、アスカは

「実は私も半分までしか知らないのだ」

と白状し、ブルマのゴムをパチンとさせた。





「四色目は冥王が冥界との出入りの時に使うと言われている大沼、クビキリ池で取れる“紫紺しこん色”の鉱石アメジスト。と、いうところまでは分かっているのだが、その効力や加工技術は『良く分かっていない』のだ。クビキリ沼が危険地帯、つまり底なし沼の上に危険な魔物が多発するという事もあって、採石する事すら困難。しかも表の市場には一切出回らず、闇市場ブラックマーケットでしか取引されないとも言われており、その価格も国が買い取れるほどの金額らしい。すなわち希少性は『極めて高い』と言えるのだ。噂では、闇市場を取り仕切っている元締ギルド“ハスラー”を率いる“大ギャング”カポネスや、最近世間を賑わせている合法的な犯罪集団はんざいギルド灰色世界グレーゾーン”のリーダー、ゴブリン族という噂もある“武器商人”マキネが、その紫紺色の鉱石を持っているかもしれないと、先週号の週刊『MAJUTSU』のゴシップ欄に書いてあったのだ。だから実際アメジストがどういうものか、不明なのだ」



なんだその週刊誌は、有名なのか?

え?あぁ、そうなのか。もう何も言うまい。

さあ、話を続けよう。



俺はまたツッコミを入れて設定回をガチャつかせる事を恐れて、心の中で作者に向かって静かに静かに呟いた。

ただ劇中の単語には少々疑問符が飛び出る。



「大ギャング?武器商人?」

俺が尋ねると、アスカはブルマのゴムをパチンとさせてから頷いだ。

「”大ギャング”カポネス。”廃された十年ザ・ディケイド”の直後あたりから、正規軍や”聖王”の決めた帝法、つまり帝都の法律の隙や抜け穴をついて、民を裏から支えた犯罪組織のボスなのだ。”影の英雄”とも言われ、その功績から無闇に捕まえられずいる不文律的な存在なのだ」

「なるほど、確かに戦争後の足腰が弱い時は、きれいごとじゃ済まない事もあるな。で武器商人の方は?」

「”武器商人”マキネ。こいつは今の帝都で合法的に武器を売り捌く事の出来る、唯一のギルドの代表だ。つまりこの二人は、帝都の正規軍の一つで治安を守る為の機関ギルド”鋼鉄の守護者ガーディアン”のブラックリストからは排除されているのだ」

「はにゃにゃ?ブラックリスト?そんなものがあるなんて初めて知ったニャ」

とリリラルは、ネコ耳をくるくるさせながら言った。

「そうなのだ。私は軍人だから触れ書きが回ってきたが、この事は一般人には秘密にされているのだ。”伍刀ごとう”や”三神翁さんじんおきな”と言った、犯罪者たちが載っているリストで、内政を安定させたい帝都の目の上のたんこぶのようなものなのだ」

そう言うと、アスカは「話はちょっとそれたが、以上が四色煌石の解説なのだ」と、ブルマのゴムをパチンとさせた。

次回からストーリーに戻ります。

差し替えが多くてすみません(汗)

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