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二九劇目 「四色煌石三色目はエメラルド!?翠玉色煌石は回復系!!」

引き続き設定回です。

四色煌石の三色目の解説と、それにまつわるギルドや世界観が登場します。

「3つ目は“大精霊”ココンによって統治される太古の森、通称“ココンの森”で採石出来る“翠玉色”の鉱石エメラルドなのだ。それは、『何人なんぴとにも活力を与える』とされ、回復系のスキルや第三言語を扱う祈祷師、アコライトなどに人気が高い代物なのだ。加工の技術はルビーよりも簡単で、採石量はサファイヤよりも少ない。希少性レアリティは本来は『低と中の間より低に近い』程度なのだが、そのほとんどを正規軍が独占している状態で市場では『まあまあ高い』に絶賛ランクアップ中で、一般市場で見つけるのはそこそこ難しいのだ」

「独占?」

俺が言葉尻を重ねると、アスカがブルマのゴムをパチンとさせて頷いた。

「そうなのだ。理由は先の歴史に遡るのだ。帝都の正規軍がザクロニアス丘で敵軍に敗北したにも関わらず、“廃された十年ザ・ディケイド”に勝利し、“帝都を帝都たる今の位置ポジション”に導いたのは、エメラルドの使い方が秀逸だったとも言われているのだ。その采配を任されたのが“幕僚オフィサー”ラングラー准将。軍曹の私が軍に入った新兵の時には、既に元帥にまで登り詰めた『伝説の英雄』なのだ。戦時中、正規軍は彼を総大将に迎えた。“死皇帝デス・エンペラー”カイザーに投了寸前だった正規軍は、あっと言う間に大逆転。官軍となった正規軍、聖騎士クルセイダー総軍ギルド“王冠との契り(ジャイアンツ)”や、それをサポートした神官プリースト組織ギルド“癒しのホットスプリング”は、その偉勲から帝都の公式ギルドとして今も名を馳せているのだ」



もうネーミングにツッコミを入れるのはやめよう。

キリ無くなるからな。

そういう名前なんだってさ。

官軍がジャイアンツって、大阪の虎好きの人達怒りそうだけど、俺知らないからね。





「大精霊ココン、聞いたことあるニャ」

リリラルはネコ耳をくるくるさせて、「うにゃうにゃ」と言ってから、自分のもつ知識を披露し始めた。

「確かどの勢力にも中立を貫き、『来るもの拒まず、去る者追わず』の精神を持った懐の深い森人エルフの王ニャ」

するとアスカがブルマのゴムをパチンとさせて、頷いた。

「そうなのだ。その力は、四色煌石のそれぞれの発掘箇所で見たと目撃される神々、すなわち守り神である、炎神、水竜姫、冥王と、肩を並べると言われているのだ。その森では争いは禁じられ、どのギルドも穏やかに暮らしていると聞く。精神を病んだ者や命を絶とうとした者が活力を求め、また外界との生活を捨て森に入り、そのギルドを作ったという噂がまことしやかに囁かれている。しかも、そのギルドを見た者は居ないという、なんとも不可思議な森でもあるのだ」

「入ったら出られないのか?」

「いや、そういうわけではない。その森で生活していた者が精神を満たし外界に戻ったという記事が週刊誌『MAJUTSU』に載った事があった。が、彼はココンの森での生活を覚えていないと言ったらしい。翠玉煌石エメラルドの採石者も、規定のルートを通らなければ、そのまま行方不明になるのは、『森に歓迎されてしまうからだ』と彼が言ったのは、当時の採石者たちを震え上がらせたものだ」



なんだよ、そのオカルト。

作者おまえファンタジー書く気あんのか?

夜トイレ行けないだろが。



俺は主人公として作者にチクリと文句を言いながら、恐怖で少し泣いた。

次回は四色目の解説です。

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