食べ歩き
上海蟹に小籠包、紅焼肉など多様な屋台の看板。
「今日は二人で色々食べようぜ」
「うーん1人2000円までな」
GT金庫番に了解を得るヒビキ。
屋台の歩道にはびっしりとテーブルやら酒樽やらが並んでいて屋台から買ってきた物を食べれるようになってる。
「そういえばこれ合鍵さっき作ってきた」
GTから渡される。
サンキューと相槌をするヒビキ。
ヒビキは屋台を徘徊して上海蟹と小籠包を買っていた。
「うめー、本当に食料難かこの国は?なんかの間違いじゃねーか」
ヒビキはそう言いながら上海蟹にがっついていた。
上海蟹は解禁日があり今がシーズン真っ最中、値段も下がり沢山出回ってる事をヒビキは知らない。
「なぁヒビキはさ今までジャパンで端末にアクセスした時、登録番号が表示された後、名前の欄の本名ってなんだった?」
「あーたしか藤原 弥高だったかな。でも17までそのままにしてたけど知り合いや親戚が現れることもなかったから18の時にヒビキに改名登録した役所で。むしろ藤原弥高を名乗る事なんかなかったけどなほとんど」
「俺はささっきまで端末いじってたんだが改名登録の画面から進めねぇーんだよ」
GTの端末画面をヒビキが見るとエイトと表記があった。名字もなくエイト、ジャパンでは大抵名字と名前がある、しかもカタカナ表記でエイト。
「名字がねぇんだな、本名エイトって、外見はジャパンだが。他国でも名字ぐらいあんだろ、子供の頃からか?」
「あぁ俺も本名で呼ばれた事なんてないから改名しようとしたら画面から進まなくてよ、エイトって」
「端末がイカれてんのか、意地でも改名させないか」
ヒビキは笑っていた、特別問題はない。そうエイトだろうがGTだろうが中身は一緒だから。
二人は話をやめて、またお代わりの上海蟹と焼売を買いに行く。
「しかしこの蟹たまんない味だわ」
ヒビキのお気に入りになっていた。
このあまりの旨さに上海蟹争奪戦が繰り広げられるのは後日の話




