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幼馴染は魔王でした。私は勇者のようです。  作者: うらぎった
過ぎ去りし日々...そして<破滅の魔王>の名の切欠(きっかけ)
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痛くて痛くて仕方がない。

久々の投稿だー、出来たー、疲れたー(泣)


ゴタゴタが収まってないけど、気分転換に投稿。

なかなか暇とかが取れない………少しでも楽になりたいなあ………

さて、そんな事があった智樹達であったが、取り敢えず宿屋で一日休む事にした。


「何で?すぐに旅に行かないの?」


江見ちゃんがそう言ってくるが、智樹は首をフルフルと振る。


「いや、今は動かない方が良いよ、江見ちゃん無理してるでしょ?普通の顔してるように意識してるかも知れないけど、顔が引きってるよ身体中が痛いでしょ?」

「ぐっ…」


そうなのである。

あの後、何故か全員・・の体が痛くなり、辛うじて今宿屋に来ている次第なのだ。


実際、智樹の後ろでほぼ全員が死人みたいな顔をして、何も言わずに立っている。

無論智樹も身体中が痛い。

だが、そこはやせ我慢をして平静を装っているのだ。

我慢ややせ我慢はある程度慣れてる智樹である。


その一方で、春奈や信也、皐月やメイドの女の子等は後方で辛そうな表情で待機している。


もう少しだけ待ってくれよ皆。

宿を取ったら今日は屋台で何か買ってきて食べたら、その後は何しても良いから、眠るのも潰れるのも任せるから!


智樹は心の中でそう呟くと、鉛のように重くなった体を無理矢理進ませて、宿屋のカウンターに向かった。


「…すいません」

「ホイ、いらっしゃいま…せ………ど、どうしたんですかその顔色は?!」

「と、兎に角、部屋と…後助けて下さい…」


その後はドタバタと慌ただしく色々して、今は皆して大部屋の中で薄い布を被って呻いていた。


「ウー………あたっ!痛い痛い痛い!何で体中がこんなにいきなり痛いのよ…だだだだだ」

「わっ…分からないよう、体が熱くなったと思ったら!…ひにゃあああああ!!足が!足がつった!身体中が~」

「試合や練習でもこんな…全身筋肉痛にはならない…ギャース!江見!足が!足が当たってる痛い!」

「ニギャァァァァ!!イタ!いだい!皐月も手が手がわき腹にwwww」



阿鼻叫喚の世界が広がっている。


そんな中で信也とメイドの子と智樹はと言うと………


信也

「………」


返事が無い。

力尽きて意識を失っているようだ。


メイドの子


「我慢…我慢よ私………イタ!お姉ちゃんの地獄の訓練の後に比べたら大丈夫…」


何かを引き合いに出して耐えている。


智樹


「(落ち着け、痛みなら昔散々味わった筈、…これよりもまだ痛い痛みを…ぐうううう!…)」


そう意識していると、ほんの少しだけ痛みが和らいだ気がしてきた。

まあ、気がした程度だし、痛いのは継続中なんだけど…あたたたた………


「体に…魔力を巡らせて………」


ほぼ空っぽだった体に、この世界の大気に含まれている魔力を、深くゆっくり呼吸して体に満たしていく。

意識しないと、魔力は体に貯まらないからなあ、くっ!痛みで少し魔力が逃げた。

集中、集中…貯まってきた魔力を使って…全快に…


(経験値が足りません)


智樹の頭の中にロールプレイゲームの様に、声が聞こえてきた。


何でだよ!使い方覚えてるし1回死んだからって使えない事は無いだろう!


(解、対象が覚えているスキルに対し、肉体の状態が不完全、未熟です。)


…それって要するに、頭でっかちで肉体の強さが伴わないと?

プロの選手の運動を、素人がしようとしても無理だって事?


(当)


…何だか今は無性に頭に来るなこの声…

まさか今のままだと、初期のスキルも使えないって事?


(誤、個体は初期のスキルなら使用可能状態)


それを先に言えー!

融通が利かない、謎の良く分からない声ー!

小快癒!!


智樹はそう念じながら、体の隅々に魔力を流していく。

呼吸を通して、体内に入った魔力を心臓から隅々に………ジワジワと痛みが和らいでいく。


「くっ…ふぅぅぅぅ………まだ痛いけどその内治るからヨシとして…」


ふと、横にいる信也に視線を向ける。


白目を剥いて、ピクリとも動かない。

信也ならこういうのは得意だからさっさと治すと思ったんだけど…何でだ?

治療魔法とか使えないとかじゃ無いだろうし………??


「おーい、信也ー…」


言いながらツンツンと信也をつつく智樹、その瞬間、信也の口から絶叫が飛び出した。


「ギャアアアァ!やめっ!痛いんだよ!触るな!」

「…治さないのか?」

「治せるんならとっくにやっとるわ!………アダダダダ………ベ〇〇も〇〇ルも試したわ!」


ああなる程…ってそれはゲームの呪文だろうが!何でこの世界の系統の呪文やスキル使わないんだよ!!


「………直ぐに覚えれると思って、呪文は攻撃と補助に回した。スキルは殆ど魔法取得と詠唱短縮とか、消費魔力低下とかに………」


「自己回復とかは………」


「初期のスキル1か2取れる位なら…」

「今すぐ取れえええええ!!」

「ギャー!揺さぶるな!痛い痛い痛い!!分かった取るから、痛いんだよー!」


そうして信也は、小快癒を会得した。


「なんかあった時の為に、残したかったんだけどなー」


少し良くなったのか、体をさすりながら信也は呟く。


「良いから取っとけ、無いと有るとじゃ段違いだから」

「うーい」


さて、残るはメイドさんなんだが…横になって瞳からダバダバと涙を流している。


「ずびばぜん…私も…取って無くて…スキルを取る経験値も有りません…役立たずですいません…」


あー、いや、普通はこんな事態想定しないからね。


ドンマイ


そう言えば、隣は静かだな、様子を見に行こうか、そう思い少し痛む体を起こし起き上がる。


その横で、信也がメイドさんに小回復をかけていた。


「あれ?回復取ってないとか言ってなかったっけ?」

「今取った。春奈だけに回復任せじゃ大変だろうけどな」


正直、信也のその行動は助かる。

春奈に回復量が劣るとはいえ、回復手段が数あるのは助かるからだ。


※ちなみに

この世界は知力=魔法の強さ

ですが


知力=回復魔法の強さ ではありません。


回復魔法の強さは、信仰又は祈りの強さが反

映される。

(信心深い=高い信仰レベル)


だから、信仰では無くお金儲けや他者を虐げる神官は、普通・・の回復魔法は使えない。


使えても、ぶっちゃけ燃費が悪い。

今、信也が使ってる回復魔法でも、春奈なら消費が1なのに対して、信也は3消費しているのだ。


まあ、向き不向きも有るけどね。


「じゃあ見てくるから、任したよ」

「ホイホイ、任された」


そう言いながら信也は、自己回復(小快癒)をしながらメイドさんを回復させていた。


…本気でどんな魔力量してんだよ信也は………


そんな事を考えながら、智樹は隣の部屋の様子を見に行くのであった。

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