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エレス冒険譚~竜騎士物語~  作者: 三木 カイタ
第一巻 冒険の始まり
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冒険の始まり  創世竜 3

「それと、お前には何か分からないが特殊な力か、特別な運命が『竜恵りゅうけい』として授かっているのかもしれん。我らがお前を特別に感じるのはその為かもしれんな・・・・・・」

 途中で、祖父が竜と遭遇した時の話しや、他の創世竜の伝説なども踏まえながら、たっぷり2時間の壮大な物語を聞かせられた。

 もう何度も聞いているはずなのに、家族たちからは拍手喝采が飛び、祖父も満足そうに咳払いをする。



 時間は23時。話し終えた祖父が立ち上がる。

「さて、今日はもう遅いし、これでお開きとしようではないか」

 祖父の言葉に安堵する。今夜は寝れないかと覚悟していたから、こんなに早く解放されるとは思わなかった。やっと休める。

 家族たちも、伸びをしながら立ち上がったり、後片付けに向かったり。


「では行くぞ、カシムよ」

 祖父の言葉に嫌な予感。

「え?ど、どこに?」

 祖父は呆れたような顔をする。

「何を言っとるんだ。修行に決まっとるだろう」

「ええ?今から?」

「早いほうがいい。右目が見えなくなったからには、それを補う修行が必要だ」


 それを聞いた兄たちが、何故か嬉しそうに俺の肩を抱いたり頭に手を置いたりする。

「おお。総長閣下。それは『無明むみょうぎょう』ですね?!」

「うむ」

「俺たちもやったなぁ~。2週間も掛かっちまった」

 オグマがキースと笑いながら言う。

「無明の行?」

「総長閣下の異名の一つに『無明』ってのがあるだろ?それを習得するための修行だ」

 キースが説明し掛かったところで、祖父が2人から俺を引きはがす。

「説明されて出来るたぐいのものでは無い」

 オグマが頷く。

「その通りでありますな。カシムめをよろしくお願いします」

「うむ」

 俺の修行開始が決定する。この家族は俺に甘いのに、俺に厳しい・・・・・・。



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