ヒロインプルプル……
「イフク様! またそうやってやすやすと回復魔法を……」
オツキ・ノモノプンプン!
「いいじゃねえか。勇者サマに使ったんだからよ」
「仕方ない人ですね……ああそうだ、白龍様を見かけませんでしたか?」
「あのジジイなら試練の洞窟だよ」
「試練の洞窟って?」
「かくかくしかじかです」
なるほど!
「俺はもう充分に強いからよ、お前一人でいけよ。エルフちゃん、お兄さんと良いことしなーい?」
「おい!」
「へっへっへ……冗談だよ。若いってイイねぇ」
ムカつくーーーッ!
「オホン。洞窟は屋敷のすぐ裏です。私はいけませんので、お二人で……」
オツキ・ノモノが指差す先に洞窟! 俺とロインちゃんタッタッター。
洞窟の前に来た! 洞窟なのに門がついてる!
「頑張ろうね、ひーちゃん!」
「う、うん! よしっ……」
ドア……開かない⁉
「あ、あれ?」
「ドーーーーーーーンって壊そうよ」
ロインちゃん野蛮〜。
「えい」
ドーーーーーーーン! ドアバーーーーーーーーン!
「よし、行こ……」
カチッ。 槍ドギューーーーーーン!
「うおぁっ⁉」
ギリギリ回避! ベッッッタベタな罠仕掛けやがって!
「怖いね……」
ロインちゃんプルプル……
「だっ、大丈夫! 次に飛んできたら俺がドーーーーーーーンって壊すから!」
「ありがとう、ひーちゃん……」
今度こそ、ロインちゃんを守らなきゃ!
岩ゴロゴロゴロゴロゴロゴローーーーーーーッ!
「危ない!」
ドーーーーーーーン! ガラガラガラガラーーーーーーーッ!
壁ゴゴゴゴゴーーーーーーーッ!
「うおおお!」
ドーーーーーーーン! ドーーーーーーーン! バーーーーーーーーン!
針ビュビュビューーーーーーーーッ!
「おおおお!」
ドーーーーーーーン! ドーーーーーーーン! ドーーーーーーーン! ドーーーーーーーン!
落とし穴パカーーーーーーーーッ!
「ロインちゃん!」
腕ガシーーーーーーーッ!
「ひーちゃん! ありがとう……」
「二人で最後まで行こう!」
俺がロインちゃんを守るぞ!
「……うん」




