魔物軍団ワァアアアアアアア!
「行ったか……」
タイ・リョクが空を見上げる。
ライ・バルとアルワちゃんとキタ・エルが空をヒューーーーーーーーーーン!
「物理的にぶっ飛ばしてんだあの魔法……」
「さあ、我々は馬車でチュウシン国経由でワフー国に行くぞ」
「え、オクルーヨは?」
「ごめんなさい勇者様。オクルーヨは行ったことがある場所の近辺にしか使えなくて……」
アルワちゃんママショボーーン……
「それなら仕方ないです。じゃ、ライ・バルの馬車で行こう」
馬車ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!
「ロインちゃん、ごめんよ」
「なにが?」
「その……護ってあげられなくて。ついてきてもらえば良かった」
「……仕方ないよ! 洞窟のモンスター、すっごく強かったんでしょ! きっと、私がついていっても足手まといだったから」
ロインちゃんニコーーーーッ! 天使!
「でも……」
「そろそろチュウシン国だ。これから王に会うのだ。元気を出せ!」
タイ・リョクが俺の背中をバシーーーーーーーーーン!
「痛っ!」
「ヒヒーン!」
馬車キキーーーーーーーーーッ!
「なんだ、また山賊か?」
馬車の外にモンスターがズラーーーーーーーーッ!
「うおっ⁉」
「すごい数だ……」
いちじゅうひゃく……わかんない! めっちゃいる!
「ギャーハハハハ! ドーーーーーーーンの勇者は数で押せば勝てる! 囲んで殺せェ!」
リーダー格のモンスターが指差しビシィィイ!
「勇者よ! 俺の方が広範囲に攻撃できる! ボスを叩け!」
斧ズバーーーーーーン! モンスターズシャアアアアアアアッ!
「はい!」
俺、ザコを無視してダーーーーーーーッ!
「ケヘヘ! させるかァ!」
モンスターがズイズイ!
「えい!」
ドーーーーーーーン!
「ケヘンヌ」
モンスター爆破!
「よしっ! ちゃんと力が戻ってる!」
「バカどもが! 何をしている! 勇者の弱点はエルフの娘だ! 馬車を襲えェ!」
「何っ⁉」
「グゲゲゲゲ!」
「ブボベハハハハ!」
「ヌェヘヘヘヘヘ!」
モンスターが馬車にワァアアアアアアア!
「や、やめろぉ!」
ダダダダダ!
ドーーーーーーーン!
ドーーーーーーーン!
ドーーーーーーーン!
「グゲンヌ」
「ブボンヌ」
「ヌェンヌ」
爆破、爆破、爆破!
「隙ありィ!」
「なにっ!?」
モンスターが背後に……!
ズバアアアアアアアッ!




