第五十八話「クリスマスイブ②」
ヘリウスは海斗の中学生時代の写真を見せる。
海斗は横目で裕翔とヘリウスを見て、何を見てるのかと見に行った。
裕翔「お父さんって髪染めてたんだ」
裕翔は青髪の海斗の写真を見る。
横から海斗がヘリウスのスマホを取る。
海斗「おい!裕翔に何見せてんだよ」
ヘリウス「別にいいだろ?」
海斗は写真を消す。
ヘリウス「おい、何やってんだよ」
海斗「これで俺に弱点はなくなった」
ヘリウスは海斗の横腹をつつく。
海斗「あ、あははは」
海斗は横腹をつつかれてのたうち回る。
ヘリウス「裕翔君、このように海斗は横腹が弱いから覚えておくように」
海斗「お前、よくも」
海斗は明らかにさっきよりエネルギーが増幅している。
ヘリウス「へぇー、今ここでやりあおうってのか?」
海斗「ああ、決着つけようじゃないか」
そこの間にアリスと流花が割って入る。
アリス「だめー!今ここで暴れたら裕翔君に迷惑がかかるよ?」
流花「海斗、ここにいるみんなが最悪の場合死んじゃうよ」
海斗とヘリウスはしゅんとする。
そしてその後はまるで別人かのように酒を呑みまくって泥酔して寝てしまった。
キラー「まったく、お父さんはいつもこうだ」
裕翔「そうなのか?キラー」
キラーは裕翔の方を見る。
キラー「ああ、時々居なくなるし、毎日同じ物買ってくるし、まあ...美味しいからいいんだが...」
裕翔「じゃあいいじゃん。それのどこがだめなんだ?」
キラーは拳を握る。
キラー「だって...飽きるだろ?」
裕翔「それはそうか」
そしてクリスマスイブ恒例の異変解決屋の行事はもうすぐでお開きだ。
数時間後...
松野「お邪魔しましたー」
リカ「お邪魔しました」
キラー「じゃあな裕翔」
裕翔「ああ」
ヘリウス「じゃあな」
啓斗「じゃあまた」
不知火学長「また会おう」
ハルカは暁斗にガン飛ばしながら言う。
ハルカ「何で暁斗はまだ滞在するんだよ」
暁斗「だって帰る場所無いし」
波瑠「流花、アリス、ばいばい」
アリス「また会おうね」
流花「みんな、バイバイ」
海斗「暁斗、お前の部屋はないぞ?」
暁斗は海斗と目が合い、少しの間静寂が続く。
暁斗「...」
海斗「...」
暁斗はまるで足の骨が折れたかのように。
暁斗「嘘だそんなことー!」
大きく叫ぶ。
それから数日が経ち、冬休みは終わろうとしている。
裕翔「もうそろそろ冬休みは終わりか」
暁斗が部屋に入ってくる。
裕翔「師匠?」
暁斗「やあ、裕翔。今暇してるかな?」
裕翔は俯く。
暁斗「どうした?」
裕翔「俺、まだ神獣を具現化できてないんです」
暁斗は少しの間裕翔の話しを聞く。
暁斗「なるほど、裕翔はつまり...神獣を具現化させたいと?」
裕翔「はい、まだ腕だけしか」
暁斗は慰めるように言う。
暁斗「だがな、お前の具現化させようとしているレクイエムは、海斗でも出せなかったんだ、だからあいつはブリザードを出した」
裕翔「俺は神獣を出したいんです」
裕翔の中から空亡とマグナロクが出てくる。
空亡とマグナロクは向き合った後に裕翔を見る。
空亡「じゃあ地獄のトレーニングをするぞ」
マグナロク「ほら、暁斗も手伝うんだ」
暁斗「もちろんだ!俺の愛弟子のためだからな」
第五十八話完




