↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常のはざまで――掌編集――  作者: 猫野沙子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
44/67

ニャンター

 実家で飼っているとらちゃんは、元は野良猫だった。人懐っこくて、いつの間にか実家で飼い猫におさまっていた。


 実家に帰った時、ちょうどとらちゃんが何かを咥えて散歩から戻ってきた。

「ねずみかしら?」

”お土産”を持って帰ってきて、誇らしげに見せに来る。可愛いけれど、口にくわえているものはかわいくないので、正直やめてほしい。


 とらちゃんにくわえられた”何か”は動いている。

「うわぁ。遊ぶ気ね……」

自然の摂理とはいえ、人間からすれば気持ちいいものではない。でも、猫を叱るのも筋違いな気がして、放置している。


 とらちゃんが私の前に座って、”何か”をくわえたまま器用に「にゃー」と鳴いた。


 ”何か”は、ずんぐりしている。胴体が円柱で両端は細い。動いている。とらちゃんが口からそれを放すと、ころころとものすごいスピードで転がって行ってしまった。とらちゃんも猛然と追いかけたけれど見失ってしまったらしく、しばらくしてしょんぼりと帰ってきた。



読んでくださり、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。