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 繋がる現代ファンタジー   作者: TAREさん
18/18

帰還とその後。。

 布池はとても久しぶりのそこに送られた。

アパートの前。 今度こそ自分の住居へと。


緊張の面持ちでカギを握り、ドアを開ける。

伺うように中を覗いて入り、明かりを点ける。

見覚えのある景色。 すべてそのままにあった。


「布池さん?」

玄関で心配して様子を見ていた森原が声をかける。

「どう? 何か問題はある?」

「いや・・。 まぁ、掃除する必要はあるけどな。」

多少整理され、ゴミや冷蔵庫の中は処理されているようだったが、ホコリは目についた。

「あぁ、俺の所もそうなってるだろうなぁ。 あ、布池さん。これ俺の連絡先だから、何かあったら相談して。」

「あぁ。 ありがとう。じゃあ俺のも。」

今更だが向こうでは意味がなかったものだ。お互い連絡先を交換した。


「なんか、まだ実感がないな。。」

こうして帰って来たのにまだよく分かってない感じだ。

「仕方ないよ。 大学は来月からでいいみたいだけど。まぁブランクが大きいから、もう一度同じ学年かなぁ。」

「そっか。。 俺もそうなるかな。流石にレポートで埋め合わせは無理があると思うし。」

「だよねー。先生とも話し合わないと。」

「・・・そうだな。」

そんな話をするとちょっと現実味が出てきた。


「収入もなくなっちゃったから、その分は国が補助してくれるそうだよ。」

「あぁ、そう言ってたな。ってかやっぱ大事だったな、有り難いけど。 ・・・。ま、落ち着いたら探すさ。」


今はそんな気分にはなれないが、働く気ではいる。取りあえずこれからの生活に少しずつ戻れるようにするしかない。

いない間に来た膨大なメールや着信履歴を処理しながら。。




   ・

   ・

   ・





 そして月日は流れ、布池と森原は時々会う仲になった。毎日会っていたのだからこれは自然の流れだったと思う。


森原にとっても布池は自分たちの事を知る貴重な友人だ。

そしてそんな彼らと知り合い繋がる布池は、それでもこう言う。

「俺は普通の一般人だっ。」

と。



この時はまさか、職場まで近くなるとはお互いまだ思いもしない事であった。。






~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




 もう一つの世界では、その後訓練校は名を変えて能力科と支援科が出来、特殊部隊で配属されるようになった。今後も似た様な事件がないとも言えないからであり、今まで戦ってきた者達の行き場を作る為にでもある。

井ノ原たちも卒業後は警察や救助、自衛に行き、海外にも派遣されるようになった。




そしておよそ10年後。

彼らは独立し、1つの探偵社を営むことになる。




               < 終 >





お読みいただきありがとうございました!


別の作品も良ければ覗いていって下さい。 ^v^✿


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