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6話 成長と旅立ち。

この話で一気に15年を駆け抜けます。


分かり難かったらすみません。


 彼女はテラ・アヴァール。

俺を助けてくれた時には、その若い見た目と悪い口調により全くわからなかったが、神出鬼没の大義賊テラとして各地に手配されている人物だったそうだが、俺を助けたあの日から、ステータス確認を禁止され、まさに鬼の様な訓練を繰り返された。


時には、深夜の樹海にナイフのみを持たされ置いて行かれたり、入り組んだ洞窟に置いて行かれたり…訓練というよりも、完全なネグレクトだと思う。


そして、何よりも驚いた事は、テラは今年で53歳になるそうで、俺はテラを綺麗な女性から鬼畜ババアに脳内でランクアップさせた。



 地獄のような訓練を必死に耐え抜き3年が経つと、テラからステータス確認をする事を許された。


ジュン 8歳

職業 泥棒

体力 AA

知力 A-

力 G-

守 E

速 S

器用 SS+

運 B


スキル

解錠Lv7

スリLv6

分析Lv8

精神異常態勢Lv10

夜目Lv8

無音動作Lv3

非力Lv5

罠解除Lv2


 思った以上にスキルが増えていたが、解錠とスリと罠解除以外はパッシブスキルの様で、スキル使用はされないらしい。


訓練をほぼ毎日やっていた事もあり、ペナルティを食らう事は無かった。


「"非力"か…まあ、戦いはできるだけしたくないし、力と引き換えに速さが上がるのは良かったかな。」


「そろそろ義賊としての土台は出来たみたいだねえ。…よし、明日から私の仕事を見せてやろう。」



遂に訓練を乗り越えて、実戦に入ることになった。



そこからは、毎日何が起こるかわからない状況であったが、訓練された俺にはすんなりとクリアできた。



偽の薬を使い高額な金を取るクソ医者。

税金を勝手に使いまくる政治家。

街の若者を無理矢理奴隷にさせる奴隷商など…沢山のクズから盗みを働き弱者救済をおこなってきた。


…………



…そしてそんな生活を続けて、俺は15歳になった。


ジュン 15歳

職業 義賊

体力 SS

知力S

力 -

守 D

速 ∞

器用 SSS

運 S



スキル

解錠Lv10

スリLv10

瞬間解析Lv8

状態異常無効Lv10

心眼Lv6

無音Lv10

無力Lv10

罠解除Lv10

透過Lv6


職業説明

義賊

1. 3日に1度スキルを使わないと重いペナルティが課される。

2. 弱者相手にはスキルを使用出来ない。

3. ***********

4. スキル獲得に制限はない。

5. 職業を辞める事は出来ない。


どんどん人間離れしていき2年程前に、テラの能力を力以外超えてしまい、

「あはははは!!!私が教えられる事なんてもうないじゃないか!!もう大丈夫だ自信を持って1人でやっていきな!!」

テラは、手を叩きながら爆笑していた。

そして最後に職業の事を教えて貰った。


職業とは、自分の行動によって名前が変わっていくそうで、最初に選ばれた職業と同じジャンルから転職は出来ないそうだ。

だがやはり俺は特別なようだ。

一般的にスキルは5個までしか獲得出来ないようだが、俺はすでに9個持っていて、そのうち5個はカンストして上位互換のスキルに変化していた。


「世話になったな、クソババア!俺が居なくなっても泣くんじゃねえぞ!」


「はっ!笑わせんじゃないよクソガキ!居なくなって清々するよ!生意気だが私の自慢の弟子だ!胸張って盗みな!警殺なんかに殺られるんじゃないよ!餞別だ、持っていきな!」


テラは地図を渡してきた。

その地図には沢山の書き込みがされていて、テラの商売仲間の居場所のようだった。


「は?なんでこんな物渡すんだ?」


「…おいおい、勘のいいお前ならもう気付いてるんだろ?」


「…ああ分かってるよ。もう身体にガタが来てるんだろ?歳にはさすがの師匠も勝てないのか…」


「63歳のババアにいつまで働かせてるんだい?何のためにお前を育てたと思ってるんた?隠居したいからに決まってるだろ!さあ、さっさと出ていきな!」


「…本当に今まで育ててくれてありがとうございました。そして最後に俺は師匠から1つ盗ませてもらうからな。」


「ほう上等じゃないか…何を私から盗むって?」


「名前だ…俺は、ジュン…"ジュン・アヴァール"…師匠、あんたから盗む最初で最後の宝だ。誰にも渡さない。じゃあ行ってきます。」


「ッ!?」



ジュンはテラのファミリーネームを盗み、走り出した。

テラは小さくなる背中に向けて


「…めでたい奴だ。そんな物、だいぶ前にお前に譲ってやってるさ。…死ぬんじゃないよ。いってらっしゃい。」



その声はジュンには届いていない。

だがテラは笑顔で静かに涙を流していた。







次話はスキル説明します。


その後新キャラをどんどん放出していきたいです。

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