あとがき
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
レオンたちの物語は、派手な勝利だけではなく、迷い、沈黙、失敗、そして「戻ること」を積み重ねる物語でした。
第五班は、完璧な班ではありません。
声が震える日もある。
支援に迷う日もある。
格好つけそうになる日もある。
一人で背負おうとしてしまう日もある。
それでも彼らは、崩れたことを隠さず、互いに声をかけ、少しずつ前へ進んできました。
レオンにとって本当に大きかったのは、「一人で立つこと」だけが強さではないと知ったことだったのだと思います。
誰かの言葉を受け取ること。
支えられること。
間違いを認めること。
それでも自分の責任から逃げないこと。
その全部を抱えて、彼は少しずつ変わっていきました。
フィーネ、アルト、ユーリス、エリシア、カイル、ハルト。
それぞれが不器用で、弱さがあって、でも確かに誰かを支えていました。
この物語はここで一区切りとなりますが、第五班の日々はきっと続いていきます。
名前を急がないまま。
条件を抱えたまま。
普通に、丁寧に。
崩れたら声にして、また戻りながら。
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
またどこかで、レオンたちの明日を見守っていただけたら嬉しいです。




