走馬灯…さん?
「アタシが何だって?ん?」
「走馬灯さんはごきげんななめ?」
「おい、それ穴熊か?そこに入るのは穴熊か!?」
「まさか通じるとは…吃驚」
「それをわざわざ漢字にするお前にびっくりだって!普通読めないだろ…」
まさか、地球の絵本のタイトルを知っているとは…覇王の関係者か?
なら良かった、やっぱ俺一人じゃ無理だもんな。
あまりの無理ゲーっぷりに「ぼうけん○しょ」を消そうかと思ったくらいだ。
だがまあ、誰かしらついてきてくれるなら何とかなる筈。
具体的には太鼓○達人のオート機能位頼れる人が欲しい。
こいつでダメなら、覇王来るしか解決しなくね?
て位頼れる人が欲しい。
その点、覇王の関係者なら頼れるだろうし…何より困ったら覇王が来てくれるだろう。
…ん?走馬灯さんは?
消えた?
何故に?
(『思考誘導』)
ああ、俺が死にかけじゃなくなったから消えたのか。
それじゃあ、テンプレに則って冒険者ギルドに行こう。
行き方…は何故か頭にあるから、問題無いな。
いつの間にか、不安も消えたし問題無い。
絡まれそうだけど、まあ何とかなるだろう。
俺は急激な思考の変化に疑問を持つ事無く、まっすぐ冒険者ギルドへ向かって歩き出した。
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『ふう…。やっと行ったか』
「主、速攻でバレた!悪い!」
『俺がいてはダークの為にならぬ、と思い引いたというに…即座に自殺に走るとは。それを止める為に送り出したのだから、良しとするが…何故あそこまで分かり易くボロを出したのだ?スパイ活動をした事もあるのだろう?』
「主がお気に入りと言っていた絵本のタイトルが出てきただろ?これを流す訳には!って…」
『いやそこまで落ち込まなくても良いのだ。しかし、やり方は他にも…『おーい』ん?何だ?『そろそろ代わってくれ、お前の役目は終わっただろ?』ふむ…そうだな、後は任せた』
「あ…主?」
『ん、何?』
「今の主は…誰だ?」
『今の『俺』は…俺だよ。暫くはこのままだから、皆にも伝えといてほしい』
「分かった、伝えてくる!」
『あと、皆にはオブラートに包んで伝えてほしい。事実を伝えたら暴走する奴もいると思うから』
「…多分、大丈夫!」
不安は残るけど…まあ、多分なんとかなるだろう。
『さて、アイツはこの世界にどれだけ適応出来るのか…お手並み拝見といこうか』




