表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

28/37

鬼の居ぬ間に話し合い

色々あって、更新が遅れました。

申し訳ありませんm(__)m

(ダーク…聞こえますか?ダークよ…女神です……今…あなたの心に…直接…呼びかけています……覇王さんと…楽しい異世界生活を送るなとは言いません……ただ…私が…ボッチという…孤独に耐えている時に…楽しそうな雰囲気でしたので…「忘れるな」と…伝えたかったのです…)


ああ、女神か。

急に頭の中に声がするから何かと思った。


(…軽くないです?もっとこう「久しぶり!」とか「会いたかった!」とか無いんですか?)


実際、ここ来てすぐの感覚喪失以降から一日経った程度だしな…。


(そんな…!)


女神に頼るより、覇王頼った方が早いし、確実だし、効果ありそうだからな…。


(私のメンタルにダイレクトアタック!

もう許しません!罰として、こっちに来てもらいます!)


その言葉と共に、俺の意識は何処かへ引っ張られた。


「お久しぶりです(ニコッ」


…俺、寝てた筈なんだけど?


「ここに来たのは意識だけですから、身体は寝たままですよ?」


それって、結局精神的な疲労は回復しなくない?


「大丈夫ですよ。

覇王さんは何だかんだで優しいですから、二度寝三度寝くらい許してくれますって」


…二度寝は無理だろうけど「あと5分」なら許してくれそうだな。

じゃなくて、俺をここに呼んだ理由は?

何か伝えたい事があったんだよな?


「ありませんよ?理由なんて」


へ?


「私を放ってエンジョイしてるから、邪魔したくなっただけですよ?」


この駄女神タチ悪い!


「というのは9割でして」


おい。


「残り1割についてお話しします」


何だ?

1割のくせに、やたらシリアスな雰囲気を出しやがって…。


「覇王様についての事です」


ん?さっきは「さん」だったのに、なんで変えた?


「私と覇王さんでは、格が違い過ぎるので…。真面目に話す時は「様」を付ける事にしています」


でも、覇王はそういうの嫌いだろ?

呼び捨てしても気にしないってか、むしろ「様」なんて付けられた方が嫌がるんじゃないか?


「いいんです!」


お、おう…。


「覇王様は、価値観があなた方と大きく異なります」


そうか?

結構ノリ良いし、ネタ振ったら返してくれるぞ?


「確かに、覇王様はとても優しい方です」


だろ?


「ですが」



「それは『身内』限定です」


覇王の身内…?


「ざっくり分けますと、覇王様にとって「神」と「人格」は始めから身内です」


まあ、元が覇王なんだし…身内だな。

人間は、分かれてから更に変化したから別なのか。


「身内に含まれない者や物は、全て「その他」つまり、有象無象として片付けられます」


平家でなければ何とやらってか…。


「ですが、身内だからといって覇王様の意に反する事を繰り返すと「その他」に認識されます。

逆に、その他でも覇王様の御眼鏡に適えば「身内」として認識していただけます」


…俺、大丈夫?

思った事をそのまま伝えてたけど…。


「覇王様は、礼儀作法等を嫌います。覇王様に対し無礼な態度であろうと、覇王様の周りにいる方々が殺意を向けるだけで、覇王様本人は全く気に止めませんよ?」


え?覇王の周りにいる奴等に殺意向けられるとか、普通に恐いんだけど?大丈夫じゃないよ?

魔王クラスがゴロゴロいるんだとしたら、殺気だけでショック死も有り得る。


「無礼と言っても、あからさまに覇王様を見下したりしなければ問題ありません」


なら大丈夫そうだ。


「…対等に見るだけで暗殺を企む方もいますが(ボソッ」


ん?何か言った?


「いえいえ、何も」


そうか?


「それで、ダークさんに覇王様の価値観を伝えた理由ですが」


ん?


「あなたには取るに足らない些細な事でも、覇王様が暴走する事があると伝える為です」


…何で?


「覇王様は、御自分が侮られようと『有象無象の考えなど、取るに足らん』と捨て置きます。ですが、『身内』が侮られると話は別です」


つまり、覇王の逆鱗は覇王本人じゃなくて、身内にあるって事か。


「その通りです。先程の、王とのやりとりで噴火寸前になるレベルで話が変わります」


…沸点低くね?


「御自分の事に関しては、完全に興味が無いのですが…。その分、身内の事になると直ぐに激昂されるのです」


…てことは何か?覇王の事になると激怒する身内と、身内の事になると激怒する覇王。

こいつらで構成された集団に世界は支配されていると?


「覇王様は世界を創っただけで、後は放置していますが…。気に食わない存在を次々と消しているので、王が配下の粛清をしているとも取れますね…。

その実は「あいつさー、ウザくね?殺っちゃう?」程度の軽いノリですが」


…そんなノリで国とか更地にしてんの?


「覇王様が本気で潰しにかかるのは、身内に何かされた時くらいですから」


そうか…。

俺も人付き合いの仕方を考える必要が有るのか。


「まあ、ダークさんと仲の良い人であれば、覇王様も大目に見てくださるので…。

ここでの話は参考程度に受け取ってください」


大丈夫?俺の一言で、喧嘩した知り合いが、翌日死に体になってたらトラウマものよ?


「死体では?」


言葉遊びだよ、分かんないか…。

駄女神だもんな。


「言葉遊びくらい知ってます!ちょっと出てこなかっただけです!」


例えば?


「しりとりとか…回文とか?」


他には?


「……あ!そろそろ時間です!いやー、名残惜しいですが、時間になってしまったので仕方ない!お別れです!ではまたいつか!」


そう女神が言うと、俺の意識はまた何処かへ引っ張られていった。


女神…逃げたな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ