魔王城との比較:大広間の扉
遅れまして申し訳ありませんぜ( ̄▽ ̄;)
そうこうしてる間に、大広間らしき部屋の扉にたどり着く。
……想像してたのよりショボい。
魔王城の方が格好いいし、大きいし、何より重厚だ。
まあ、覇王に一撃で破壊されてたけど。
こういうのって、人間のが無駄に金かけてたりして
「こんな無駄使いするような奴が国のトップ?
自己顕示欲の固まりみたいな奴だ。
こんな奴に顎で使われるなど我慢ならん!」
とかなって、魔王派に鞍替えするイベントが起きたりするんじゃないのか?
『魔王城は俺が創った、今尚成長し続けている城だ。
人間ごときがいくら背伸びをしようと、足下にも及ばぬのは当然だろう』
お、覇王。
何処行ってたんだ?
『説明が面倒で去った後、あの魔法陣に便乗して着いてくるつもりだったのだがな?
イリスを隔離していたのを忘れていて、魔王城へ送り届けてきた所だ』
そう言って如何にも疲れているかのように伸びをする。
そういえば、魔王も魔法陣が出るって分かってたし覇王が知ってるのは当然か。
てか、アイリスさんの事を忘れてた…。
覇王にとっちゃ、ドラゴンも魔王の腹心も、少し経てば忘れる程度の存在なのか。
…てか、なんでまだ実体化してるんだ?
『実体、幽体に大した違いは無いからな。
どちらかになったら暫くはそのままだ』
結構変わるだろ?
物理が当たる、当たらない。
魔法が効く、効かないとか。
ノーマル、かくとうが当たらないとか。
『みやぶるとか、かぎわけるを使われると困るとか?』
そうそう、似てるけどミラクル◯イは違うんだよな。
『黙れ』
ゴッ!
ってぇ……。
『俺と完全に別物だろ、それ』
大した違い無いって事は、幽体は壁抜け出来ないのか?
透明なだけ?
『壁抜け?出来るに決まっているだろう』
違い有るじゃん!
『壁が有ろうと無かろうと、突き破れば良いだろう?』
さいですか…。
『お、扉が開くぞ?』
あれ?俺ら話してて大丈夫か?
国王に会うんだろ?
呼ばれたのは俺なんだから、覇王がいたら問題なんじゃ?
『気にするな。
俺とお前の会話は、周りの奴等の認識から外れている。
俺がその様にした。
当然、俺自身も認識から外してある。
奴等の眼には、お前が一人で大人しくしている様にしか映っていない』
…覇王がその気になれば、暗殺し放題だな?
『有象無象の考えに興味は無いと言ったろう?
同じように、命にも興味は無い。
特別不愉快に思えば消す事もあるがな』
なら安心だな(棒)
覇王のお陰で、緊張が解けた。
俺は開いていく扉の先にいるだろう、この国の国王がどの様な人物なのか、この国の立場はどんな物なのか、見極めようと気を引き締めた。
素人の目に映る程度の情報で何か分かるとは思わないが、こういうのはしっかりと意識する事に意味があると思う。
まだ上げますm(__)m




