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注意!設定過多の為、未読スルー奨励!

中二全開の設定過多なんで、スルー奨励ですm(__)m

『そもそも「俺」がどういう存在か、それを語らずしては始まらんだろう』


確かにな。

俺が謎の声の一部って言われても、大本の事を知らなければ判断のしようがない。


『俺は……俗に言う、創造神みたいなものだ』


『何もない場所に、俺は居た。

この時点で既に矛盾が生じているが、他に言い様が無いのだ。

俺だけが居て、他には何も無かった』


『「俺」に自意識が芽生えたのは何時か、何時から其処に居たのか、生まれたのは何時か、それは分からん。

ただ言えるのは、俺は独りだった』


『俺は暫く、ただただ呆けていた。

が、何時からか「退屈」だと感じるようになった。

「娯楽」とまでは言わない。

ただ己以外に闇すら無い、変わらない日々に変化が欲しかった』


『俺は「変化」が欲しいと願った。

すると闇が、光が、壁が、世界が生まれ、宇宙が生まれた。

広い空間に何も無くては寂しいと、それなりの大きさの物を適当に用意した。

それが星だな。

まあ、この時の星なんてただのデカい岩だったが』


『俺は歓喜の渦に飲み込まれた。

嬉しくて嬉しくて堪らなかった。

俺以外の物があるだけで、ただ俺以外の物を見るだけで楽しかった』


『星は完全に停止していたが、俺が動けばいいと願えばすぐに動き出した。

当時の世界は、今みたいな法則が無くてな。

宇宙中を星が動き回っていた。

宇宙の壁にぶつかった星もあったくらいだ。


どの星の周りを動く衛星だの、銀河系だのなんだのといった物は無かった。

ブラックホールも無ければ、物理法則など影も形も無かった。


それぞれの星が其処ら中を飛んでいてな?

星の寿命なども無く、星が壊れるのは星同士がぶつかった時だけだ。

あの星はどれくらい原型を留めていられるか、じっと観察したりしていたな。

あとは、どの星ともぶつからず何処まで動くというのもやったな。


単調だったが、面白かった。

今の科学者共が見たら腰を抜かす事間違い無しだ』


謎の声の語る、過去の世界は楽しそうだったが……語る本人の声に凹凸が無かった。


『分かるか?ああ、そうだ。

法則は無くとも、全ての物は俺の意思のままに動く。

それでは人形遊びをしてるに過ぎん。

そして人形遊びはいつか飽きる』


『俺は世界やら何やらを全て他の何かに管理させようと思った。

もう人形遊びには飽きたからな。

そして、俺の意思が無くとも動く存在を創った』


それが神か?


『ああ、今の世で神と呼ばれる物の始まりだ』


物?女神を見るに「物」というより「者」とする方が正しくないか?


『最近の神は、自我も有れば自由も有る。確かに「物」扱いは出来ん』


だったら何故?


『それを始めから出来たら、の話だ。始めからそんな事が出来たら、そいつは俺より上の「何か」だよ』


『考えてもみろ。

世界は俺が願い、生み出した無機物のみだ。

そしてそれ等を管理する、俺以外の管理者をこれから創ろうとしている。


大本の俺が持つ感情なんて「退屈」と「喜」だけだ。

この2つで、どうやれば人間らしい感情が創れる?』


じゃあどうしたんだ?


『俺が創った初代の「神」は予め組み込まれた動きを、俺から与えられた情報により繰り返すだけの物だ。

そして、神に世界を任せた。

この時に「時」が出来た。

俺が動かそうとすれば時が無くとも動くが、俺の意思に関係無く同じ動きを繰り返す「神」は「時」が無ければ動かなかった。


暫く世界を任せてみたが、神は規則性の欠片も無い世界に全く対応出来なかった。

神の性能に不満を感じた俺は、神に学習能力を付けた。

そして同じ頃「規則性」が生まれた。

神が世界を管理する上で、世界に規則性が無ければ管理のしようがないからな』


『そうして要らない玩具の管理を神に任せた(押し付けた)までは良かったが、俺はまた暇になった。

だから神のような自意識の無い存在ではなく、俺のような自らで考える事の出来る存在を創る事にした』


それが人間?

やっと人間出てくるのか?


『厳密には違うな、まずは俺以外の生物を生み出す事から始めた。

神はシステムの様な物だから直ぐに創れたが、命の創造は流石の俺も苦戦した。

だから俺の一部を切り分け、放って置けば勝手に増える生命体を創った。

新しくそいつ等をサポートする神も創ってな』


やっとか?


『ここまでやって、ようやく人間が生まれる』


長かった…。


『何故か知らんが、人間は神を信じ貢ぎ物を送るようになっていた。

その対価として庇護を求めていたが今まで創った神にそんな機能は無い。

必然俺の所に願いが来る。

面倒だからそれに対応する神を創り、押し付けていた。


俺の力は大きい。

だから変化し続ける世界を壊さぬよう、なるべく大人しくしていたんだ。

しかし人間の文化は中々興味深くてな?

俺はお忍びで人間達に混ざる為の、力が使えない体を複数創った』


『そうして人間に混ざり、人間を観察していると俺に数多の感情が芽生えた。

そして複数の体を使っていると、その体の立場により俺の中に複数の考え方が生まれた。

「俺」はこの頃から複数の人格を抱える事になった』


で?


『その人格の内の一つがお前だ』


は?


『記憶も、力も無くなっているらしいがな』


じゃあ、俺って誰かから狙われる可能性大?


『そうなるな』


…もう嫌。

無駄に長い話聞かされるし、俺は謎の声のせいで事件に巻き込まれる可能性が高いらしい。

力も無くなってるらしいのにだ!


『話も終わった所だ、では魔王城にでも行くか』


え?ちょっまっ…


強制転移(とっとと行くぞ)


またこのパターンか…。


ん?何か忘れてるような?

「主様…」


あ!ドラゴンさんが放置されたままだ!

…まあ、いいか。

タイトル変えたから、余程の物好きな方以外はスルーしたでしょう、ここで一言言わせて下さいm(__)m


(  ̄▽ ̄)やりきった…!


どうせ読まれない設定なら、いくら詰め込んでも問題無い筈!

中二の方なら分かる筈です、設定は多ければ多い程書き上げると気持ち良いという事を!


消しちゃ駄目だとなろう様が仰るのでね?やむなく、やむなくこの様な形になったのです。

決して「どうせ読まれないから駆け抜けよう!」なんて開き直った訳ではありませんよ?(;・∀・)ホントデスヨ?

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