<11>
アーリエをサラディオ商人に託し、犯罪者は村長の元に届けさせて、一行は『女神のてのひら亭』に戻ってきた。
モリス達は薬草盗難犯との一部始終を聞きたがったが、翌日にして欲しいと頼み込み、アンナはそのまま夕食を食べてベットに潜り込んだ。フランツも似たような物で、二人ともベットに入った瞬間意識がない状態だった。
明くる朝、ようやくすっきりした頭で食堂に降りるとそこには唯一元気なリッツがいた。そして一緒にいるのは、なんと村長のモリスだった。何故か村長は、リッツと向かい合って朝食を食べていた。
「村長さん、おはようございます!」
アンナが二人に歩み寄って頭を下げると、村長はニコニコと笑った。
「おはようアンナくん」
「早いですね」
「そうかね? 農家は朝が早いものさ」
「そうですよね」
アンナも村で生活している時は、通常毎日朝四時半起きだ。
「もう一仕事終えてきたぞ。アーリエの加工は始まっているし、犯人の処理もすんどる」
「え?」
あまりにも早い仕事ぶりに絶句すると、リッツが肩をすくめた。
「……だってよ。俺もさっき聞いた」
「本当に早かったんですね、朝」
「まあな」
アンナ椅子を引いて食卓に着いた。香ばしい焼きたてパンが、バスケットに入ってテーブルの中央に置かれている。どれをとろうか迷っていると、リッツがパンを千切りながら聞いてきた。
「フランツは?」
「ん、まだ爆睡してるよ」
フランツは疲れがピークだったから、可哀相かと思って起こしてこなかった。起こさない限りはこの場には現れないだろう。
「アーリエは大丈夫でしたか?」
リッツがパンをちぎりながら村長に尋ねると、村長はにこやかに答えた。
「大丈夫だったよ。状態がよかったから、本当に助かっとる」
あの綺麗に乾燥した状態がよかったみたいだ。大変なことにならなくて本当によかった。
「今は村人総出で大騒ぎだ。君らに薬草を渡せるまでに後三日ほどかかる」
「三日かぁ……」
最低でも後三日、この村にいられるみたいだ。トゥシルに来た時は意識がなかったし、バタバタしてて村の中をちゃんとみていないから、三日かけて観光しようと決める。
「村長さん、犯人は?」
アンナがそう尋ねると、村長が楽しそうにいった。
「犯人は、広場に飾っとるよ。後で見に来なさい」
飾ってる? 首を傾げてリッツを見ると、リッツも分からないようで肩をすくめた。よく分からないが、後で見に行くことをアンナは村長と約束した。
「それじゃあ、わしも薬草の加工をするからもういくぞ。君らにお礼だけ言っておきたかったんだ」
村長はそういうと、残り朝食を一気に片付けて立ち上がった。
「それでは、また後日にな!」
村長が出ていってからしばらく、リッツと二人で朝食を楽しむ。
「このパン香ばしいね。やっぱり全粒粉の方が好きだなぁ」
「俺もそうだな。でも製粉したあのふわふわの白パンも捨てがたい」
「分かる分かる! でも高いよね」
「高いな」
朝食に舌鼓を打ちつつも窓から外を見ていると、人が行き交っていて活気があるのが分かった。何らかの役に立てたのが、アンナはとても嬉しくて仕方ない。
二人の朝食が終わり、食後のお茶をしているころ、ようやくフランツも起きてきた。
「おはようリッツ、アンナ」
「おう。薬草が出来るまで三日だってよ。のんびりして完全に疲れを取れよ」
満腹になったら眠くなったのか、リッツはあくびをかみ殺しながらそういった。
「リッツもね」
そういってフランツは欠伸をする。リッツの欠伸が移ったのか、まだ寝たり無いのか、いったいどっちだろう。
「きーっ」
突然の声にアンナとフランツはテーブルの下を見た。フランツの足下にサラが座って大きく口を開いて何やら話そうと努力しているようだった。
「あ! サラちゃんおはよう!」
アンナの声に、しばらく口をモグモグさせていたサラだったが、しばらくしてやっと声を出した。
「おは、きーっ」
何だか少し言葉を覚え始めたらしい。
「か、可愛い~!」
アンナは笑み崩れた。もしサラが触れるのなら、抱き上げて頬ずりしたい。それが出来ないことが、ちょっと残念だ。
「ねぇねぇ、寝るのもいいけど、散歩行かない?」
サラを構うことを諦めて、アンナは二人を見遣った。先ほどの村長の言葉が気に掛かって仕方ないのだ。だが二人とも対照的な顔をした。
リッツは、特に異論もない感じだったけど、フランツはあからさまに嫌そうだ。
「行こうよ。散歩も休息の一つなんだから」
笑顔で押し切ると、フランツも渋々ながら散歩に同意してくれた。
朝食後、しばらくの腹休めを経て、まだのんびり村を見ていなかった三人は、ようやく村を回ることが出来た。
行くところ行くところ黒山の人だかりになったが、これは仕方ないことだろう。村人たちから逃れながら、ようやくのことで三人が辿り着いたのは、村長に言われた、村の中央広場だった。
そこには円形の噴水があり、その近くの柱には人だかりが出来ていた。
「見てみてリッツ! あれ!」
人だかりを覗き込んだアンナは、思わず声をあげてしまった。背の高いリッツはもっと前に見付けていたらしく、ニヤニヤと顎を撫でている。
「何があるんだ?」
見えないらしく、フランツが不機嫌そうに呟く。
「犯人がね、縛られてるの!」
三人の姿を見た村の人々が道を空けてくれた事で、ようやく三人は犯人の近くに行くことが出来た。
噴水の近くの柱には、犯人三人組が上半身を脱がされて括り付けられており、近くには麦の穂が大量に置いてあった。この三人の首には札が下げられており、何やら文字が書かれていた。アンナが声に出して読み上げる。
「この者達は、アーリエを盗んだ大罪人である。なので、この麦の穂で拷問してやる権利が村人全員にある……だって!」
言っている間にも、村人達が入れ替わり立ち替わり、麦の穂で上半身をくすぐっているようだった。
「や、やめてくれ~、うひゃひゃひゃひゃ、ひ~!」
三兄弟は笑いながらよだれと鼻水をたらして涙を流す。さすがは村長、人柄にふさわしく呑気で、その上村人全員が等しく恨みやストレスを発散できる、良いアイディアを思いついたものだ。
「た、たすけてくれ~」
こちらに気が付いた三人は、彼らに向かって助けを求めた。一日中いろんな奴にくすぐられるのは、相当たまらないだろう。
「悪い事したからお仕置きされてるんだよ。我慢しないと駄目!」
助けての台詞に一番弱いアンナも、これは聞けない。だって悪いことをしたら、罰を受けるのが当然のことなのだから。
「そんな~」
情けない顔でスコット兄弟はがっくりとうなだれた。これで心を入れ替えてくれればいいのだけれど。
「助けてくれ~」
三人の悲鳴は、それからリッツ達が村を出るまでの三日間、ずっと聞こえ続けていた。
三日後。荷造りを終えた三人は、すっかり世話になった『女神のてのひら亭』出発することになった。フィリアはまた三人の今日の食事にと、あのミートパイを作ってくれた。
「ありがとうございます、フィリアさん」
三人を代表して、アンナがミートパイをありがたく受け取った。
「なぁに、お代は気にするな! いらないよ」
そんなモリスのありがたい気持ちのおかげで、一週間分の宿泊・食事代が全てただになってしまった。その上夫婦は、三人に多少のお土産まで持たせてくれた。何だか申し訳ない。
「また、寄ってね」
寂しそうに涙ぐむフィリアの肩を抱いて、モリスが笑顔で見送ってくれた。
「お世話になりました。本当に助かりました」
もし彼らがいなければ、アンナの命はなかっただろう。そうなれば彼女を預かった自分の面目は、丸つぶれだった。
それ以前に自分のミスでまだまだ人生の先の長いアンナを失うことは、許されない。
深々と頭を下げるリッツに、モリスは困ったような顔をした。
「嫌だなぁ、助けて貰ったのはこの村さ。私はこんなかたちでしか君たちにお礼できない。申し訳ないと思ってるんだよ」
モリスは、フィリアから離れるとリッツに右手を差し出した。
「俺たちこそ、助けて貰って申し訳ないです」
リッツもその手を握りかえす。次にフランツ、最後にアンナと握手した。
「ありがとう、リッツ君、フランツ君、アンナちゃん。元気で頑張るんだよ」
モリスとフィリアに笑顔で手を振って、三人は『女神のてのひら亭』を後にした。アンナは二人の姿が見えなくなるまで、ありがとうございましたの気持ちを込めて一生懸命、元気に手を振り続けている。やがてアンナは、軽くステップを踏みながらリッツを見上げた。
「リッツ、いい人たちだったね!」
初めて泊まった宿で、こんなに親切にして貰えたことが、アンナには嬉しくて仕方ないのだろう。
「そうだな」
すれ違って彼らを見送る人々にも、アンナは嬉しそうに手を振っていた。ようやく村営薬草店まで来ると、すでに村長が薬草を荷造りして待っていてくれた。大荷物かと思いきや、以外とコンパクトで助かる。三人で手分けしたら鞄に入りそうだ。
「これはみんな最高級品だ。他の薬草の二倍効くから、分量は半分でいい」
村長の説明に、三人は頷いた。
「あと、こんなものしかないんだが、持っていってくれ」
村長が差し出したのは、布袋に入った大量の野菜だった。お土産に野菜……何となくこういう状態に縁があるようだ。
「すいません、気を付かせちゃって」
野菜袋を背負うと、リッツは頭を下げた。重いが、助かる。これでしばらくは飢えないですむ。
「君たちには色々と世話になった。何か他にもと思ったが、あまり荷物になっては悪いと思ってな、これを持っていってくれ」
村長が渡してくれたのは、薬草の本だった。
「ここにこの薬草の使い方、その他の薬の使い方などが全部乗っているから、有効に使ってくれ」
本は、アンナが丁重に受け取った。
「じゃあ、俺たちもう行きます。皆さんもお元気で」
リッツの言葉に村長は頷いた。
「あまり引き留めてはいかんな、君たちも元気で」
アンナ、フランツの手を握り、村長は彼らに旅の無事と感謝を告げた。リッツが手をさしのべると、村長は一瞬ためらったあとにリッツの手を握った。
その奇妙なためらいに違和感を感じたリッツだったが、村長は何事もなかったように、人のいい笑顔を浮かべて見せた。
「本当にありがとう。君たちの御陰で村人みんなが来年もよい薬草を作る力が沸いてきたと言っていたよ。道中、気をつけてな」
「村長もお元気で」
リッツの言葉に、村長は何かを言いたげな顔をしたがすぐにうち消し、今まで通りのほほえみを浮かべた。
一瞬何だか懐かしいものがリッツの頭をよぎったが、それがどこから来るのか思い出せなかった。
だがそんな感傷に浸っている場合ではなかった。
村長と三人がそんなやりとりをしている間にも、沢山の人たちが集まってきて、彼らへの感謝とこれからの無事を祈り始めてしまったのだ。あっという間に押すな押すなの大騒ぎである。
別に彼らは、たいしたことをしたと思ってはいないのだが、街の人たちから見ると彼らは英雄なのだろう。感謝されればされるほど、何だか気恥ずかしくなってどこかに隠れたくなってきてしまう。
三人としては、世話になった人たちに恩返しをし、しかも旅費を手に入れたという一石二鳥の話なのだが、何だかこれではものすごいことを成し遂げた人のようではないか。
旅人の街道へ向かう三人の足が、知らず知らずに早足になった。これ以上あがめ奉られたら、恥ずかしくてどうしようもない。その間にも村人が次々に現れて、彼らに別れを告げる。英雄ぶって堂々としていればいいかもしれないが、そんな態度をとれるような気分ではないのだ。
何しろ薬草を買い忘れて村に駆け込み、助けて貰った上に商人から巻き上げた金で旅費を作ったのだから。
ようやく村人たちの群れがいなくなった村はずれで、三人は大きくため息をついた。
「恥ずかしかったね~」
アンナも困ったように頬をぽりぽり掻きながら照れ笑いを浮かべている。
「ホントだよな」
「うん」
三人は顔を見合わせて笑ってしまった。
「俺たちは英雄になれないな、性格的に」
リッツの情けない一言に、アンナとフランツも頷いた。向いてないとはまさに彼らのことである。
「さて、そんじゃ改めて王都を目指しますか」
リッツは荷物を背負い直してまだ見えないずっと先の目的地を見つめた。自然にアンナとフランツもそちらの方を見る。この道の先に、彼らの目指すまず第一の目的地があるのだ。
「じゃ、行くか」
「ああ」
「わ~い、海~」
一歩を踏み出そうとした瞬間、三人は後ろから呼び止める必死の声で振り返った。
「待ってくれ、リッツ君!」
走ってくるのは村長だった。彼は息を切らせながら、ようやく彼らの元へやって来た。何か言い忘れたことでもあったのだろうか? そういえばさっき分かれたとき、少々様子が違っていたような気がしたが。
三人は村長の息が整うのを気長に待った。ようやく呼吸が整った村長は、小さく言った。
「迷ってたんだ。言わない方がいいとも思ったが、どうしても言いたかった」
何かが引っかかっている。手で触れられそうに近くにあるのに思い出せずもどかしい。そんなリッツに、村長は何かを思い詰めたように、ひとことひとこと言葉を続ける。
「だがそれがいいことなのか、わしには分からなかった。わしは変わりすぎているし、兄ちゃんはあまりにも変わっていなかったから」
村長の目は真っ直ぐにリッツを見ている。視線が合った。
「兄ちゃん……?」
呟くリッツを、村長はまぶしそうに見つめた。その面影、先ほども思ったがやはり何か懐かしいものを感じる。
「村長、前に俺と会ってますね?」
村長は頷いた。モヤモヤとした記憶が、少しずつ鮮明になってきたような気がする。
「リッツ兄ちゃん。四十年ぶりに会えて嬉しかった。あの時も引き留めちゃ駄目だといいながら、わしは君を引き留めたんだったね」
村長の言葉に、リッツはまじまじと村長を見つめ直した。四十年前……そういえば、この村で喧嘩に負けて泣いている男の子を助けたことがあった。
『何でいじめられてるんだ?』
『分かんないよ。僕が村長の息子のくせに弱虫だっていうんだもん』
昔の光景が頭の中に蘇ってきた。
『そんじゃお前、将来村長になるのか』
『……うん』
その子は確か、ノルスといった……。
「……お前ノルスか? あの……」
「そうだよ、兄ちゃん」
あの時リッツはまだ旅に出たばかりだった。今のアンナよりも世間知らずで、お金も知らなければ社会の仕組みも何も知らない、どうしようもない旅初心者だったのだ。
この村に来たのは、薬草出荷シーズンで仕事がありそうだからだった。
その職探しの途中で、リッツはノルスに出会った。まだ旅に出たばかりの頼りないリッツを兄ちゃん、と呼んで慕い、彼がこの村にいた数日の間ずっと後ろをくっついて歩いていた、小さくて弱虫の少年。その子が今成長し、村長となってリッツの前に立っていた。
「そうか……大きくなったんだな」
別れ際、まさにこの場所でノルスは泣いてリッツを引き留めた。
『行くなよ兄ちゃん! ずっとこの村に住んでよ!!』
リッツは、泣きやまずに叫び続けるノルス少年の前にかがみ込み、優しく頭を叩いた。
『男はすぐに泣かないもんだぞ。大丈夫、また会えるさ。喧嘩が強くなったら、また会いに来るよ』
だが約束は果たされず、その上今の今まですっかり忘れ去ってしまっていた。その後リッツは、世間知らず故に死にかけ、そしてそのお陰で、心から信頼しあえる友と出会うことになる。
リッツはその友との友情の中で、ノルスのことを忘れてしまった。自分の周りがあまりに巡るましく変化するから、数日間の出会いはあっさりと消えていったのだ。
なのにノルスは、ずっと彼の事を覚えていたのだ。たった数日間だったが、彼にとっては一生の思い出だった。
時間は流れている。心を閉ざして過ぎた長い時間も、人の上に平等に流れている。
「じゃあ、村長さんが昔一度だけ精霊族にあったことがあるって言うのは……」
呆然とするリッツの横から尋ねたアンナに、村長が優しく頷き、目に涙を浮かべていった。
「勿論彼だ。忘れられているのが分かったとき、言わないでおこうと思ったが、もう会えないかもしれんと思って、ついいってしまった」
照れくさそうに笑ったノルスは、寂しそうに笑った。
「もしまた四十年後に兄ちゃんが来ても、わしはもうこの世にいない。だから最後にありがとうを伝えたかった。わしは村長になったんだとね」
その言葉に、リッツは顔を上げた。村長の顔を見て、昔のノルスに言うように、微笑みながらリッツは尋ねた。
「喧嘩は強くなったか?」
「喧嘩よりいいことを沢山見つけたよ、兄ちゃん」
村長は、まるで少年のように照れながら微笑んだ。リッツにはその笑顔が、昔のノルスと重なって見えた。
「そうか……そうだよな」
一瞬、笑顔をノルスに向けると、旅人の街道の方へ体を向けた。懐かしさと、覚えていてくれた嬉しさと、忘れていた事への申し訳なさ。
そして……自分だけが何も変わらない切なさが心をよぎった。
「がんばれよ、ノルス」
「ありがとう。兄ちゃんも元気で」
そのままリッツは、振り返らずに旅人の街道を歩き出した。
「あ、待ってよリッツ!」
二人のやりとりを、驚いた顔でぼんやり聞いていたフランツとアンナが、おいていかれては大変と慌ててリッツの後を追った。
「ほら、追いてっちまうぞ!」
「は~い」
目指す目的地へと、再び三人の旅が始まる。
余談。
――数週間後、サラディオのはずれのオルフェの家。
「ありゃ、また間違って売っちゃったか」
オルフェは一人照れ笑いをすると、サラディオ商人が運んできた道具を見た。
中に入っていたのは勿論、クリスタルの瓶と杭のセット。そしてたった一人の愛弟子フランツからのおしかり状だった。
『オルフェ師匠
大事な物はちゃんと仕分けしておくように。
絶対に売りに出さないように気を付けること!
大体において師匠はだらしなすぎます。
きちんといるものといらない物を分けておかないからこういう事になるんです。
どれだけ人が迷惑したか分かってるんですか?
次からは絶対こういう事が起こらないようにしてください! フランツ』
「ありゃ~、フランツ怒らしたかな?」
オルフェは一人で嬉しそうに笑った。
ここまでで、シリーズ2巻が終了です。お楽しみいただけたでしょうか?
次巻『謎の宝を守れ』は、アンナのお節介から始まった大騒ぎが、街を巻き込んでの騒ぎに発展していくという、相変わらずのドタバタ劇です。
今後も、三人の珍道中は続きます。楽しんでいただければ光栄です。
さて次回は、同人誌発行当時に、3巻のおまけ本として付けた2.5話『突撃! 旅路の晩ご飯1』です。ひたすらに料理して食べるコメディですので、お楽しみくださいませ。