75話 ただいま
「ただいまー」
「おっ!ハルミチ!」
「おかえりなさい。ピーターフォンフェンファンフェンさん」
「お帰りなさいませハルミチ様」
「え!?ハルミチさんなの?」
ヒューズナセルの家に帰ると、みんな夜食の真っ最中だった。アルマが遊びに来ていた。
「アルマ!ひさしぶりだな・・んぐぅううう」
いきなり両頬を抑えられ、ヒョットコのような顔にされる。
「ど、どうしたの?こんな若々しくなって!魔法なの?」
「そ、そうだよ、ヒューズで前の顔だと面が割れてて都合が悪かったから変装したんだ。あんまり意味なかったけども」
「うぅぅ……サヨナラ……前のハルミチさん……」
「ちょっと!過去の俺に別れを告げないで!アルマはオッサンのほうがいいのか?戻そうと思えば戻せるけど」
「だ!だめです!今のままでいて下さい!」
レネイから剛速の牽制球が飛んできた。
「ん?私もこっちのほうが素敵だと思うよ?」
「え?…じゃ、じゃあこのままで」
……そりゃあ、オッサンよりかはさわやかイケメンのほうがいいよね。
「ハルミチ!ここ座れ!」
「あ、はい」
カナハはもう出来上がってるのか?
「エルネさん、もしかして師匠は毎日飲んでるんですか?」
「はい。釣れすぎた魚を漁師さんに差し上げて、お礼にお酒をいただいて帰られるんです」
物々交換!
「ルシェナと子作りしたつか~?」
「してませんて!話の展開早過ぎでしょ!せめてなんか前置きしてくださいよ!」
「え!?ハルミチさん!ルシェナさんまで堕としたの?」
「堕としてないって!」
ほらーもういらんこと言うから、アルマまで乱入してきた。
「はよ飲まんか!若作りハルミチ!」
「いいじゃないですか!せっかく転せ・・じゃないや!ハイ!カンパーイ!」
「うぇーい!カンパーイ!」
いろんな意味で寒かったヒューズ王国から帰ってきた、久しぶりの我が家。
あったかいな……。
でもここに血のつながった家族は一人もいないんだが。
アルマ
レネイ。
メイドのエルネさん。
ミレイユさん。
そして、のみすけ下ネタ神。
あれ…気が付くとなかなかのハーレムだな。幸せだ。
神様!この世界に降ろしてくれてありがとう!
明日から造船の続きだ!




