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40. 誰も望まぬレスバトル

 2X26/02/06 14:15 もえちゃん党党首

 最初に言っておく!

 翡翠もえさんは可愛い!!


 2X26/02/06 14:16 ID3315

 だからなんだ!!!


 2X26/02/06 14:18 もえちゃん党党首

 もえさんがデブなどあり得ない!

 翡翠もえさんは、この世の全ての男性の希望になる為に、神がツカわした救いの女神!!

 よって、デブではない!



 ……なに言ってんだ、こいつは…………。訳のわかんねえこと言いやがって。

 さってと……どうしてくれようか。

 開幕いきなり、個人情報でも晒してやろうか……このニキビ面が!



 2X26/02/06 14:20 もえちゃん党党首

 てめえと闘うにあたって、言っておく!

 オレの名は聖一郎ヒジリイチロウ

 神奈川県は蒼町に住む、高校一年生、それがオレだ!!

 逃げも隠れもしねえぜ!



 ……………………


 自分から個人情報晒して、なにやってんだお前は!!!



 [投手って、高校生だったのかよ!? 若いとは思ってたけど]


 [自分から名乗りを上げるの、武士みたいでかっこいい!]



 2X26/02/06 14:30 もえちゃん党党首

 おいおい、投手ってなんだよw

 オレは投手じゃなくて、もえちゃん党の党首だぜ?

 まあたしかに……蒼高校では野球部で投手してます! 控えチームですけどね、ハハハ!



 …………次から次へと個人情報晒しやがって……馬鹿か、こいつ。



 2X26/02/06 14:32 ID3315

 お前が野球部で、なんのポジションかなんてどうでもいいけど……

 翡翠もえは、ただのスケベ女だぞ



 2X26/02/06 14:35 もえちゃん党党首

 なにがスケベ女だ、このヤロー!

 もえさんはまだ18歳で、彼氏がいたことはないと本人が言っている!

 キスの経験すら、ないんだぞ!!



 キス、されたんですけど……!


 ファーストキス、奪われたんですけど!!!



 2X26/02/06 14:40 ID3315

 嘘乙!!

 ただの淫乱女だから、あいつ!

 ヒッキー相手にも、平気でキスする女だから!!



 2X26/02/06 14:43 もえちゃん党党首

 そんなわけあるか!!

 オレの知り合いにも神楽坂って、引きこもりいるけどよお~、そいつと、もえさんがキスするようならオレ、学校の屋上から飛び降りるわ!!



「だったら、今すぐ飛び降りろ! この坊主頭!!!」


 カケルは思わず、モニター画面に向かって叫ぶ。




 ヴウウゥーーーン。


 カケルの……正確には黒スマホが鳴る。


 ……誰だよ!

 カケルは悪態をつきながら黒スマホを手に取る。


 電話の相手は、翡翠もえ。

 ……カケルは面白くなさそうな顔で、電話に出る。

 引きこもりのくせして、もえからの電話には、なんの抵抗もなく出れるカケルであった。


「も、もしもし……カケルです」


「あ、カケル君? もえだけどさ。

 今、マルバナの翡翠もえスレに、荒らしが湧いてんのよ」


 ……知ってるよ。おれが荒らしてるんだもん。



「ヒキ板の時みたいにさ。

 カケル君というか、ペケゾー君、荒らし撃退してくんないかな?」


「い、いや……撃退しなくても、荒らしさん……いなくなるんじゃないかなあ~」


 なんか面倒くさくなってきたし、そろそろ消えるか……。


「えええ~? なんでいなくなるってわかるのさ!」


 ……おれが荒らしだから。


「あ、荒らしの相手をするのも荒らし、って言うしさ……。

 ほっとくのが一番だと思うよ、うん」


「自分のスレが荒れてるの、やだし……やっつけてよ、ペケゾー君」


「……今、忙しいんで」


「……ダメなの?」


「はい……」




「…………べろちゅう動画、上げよっかなあ~」


「ぐっ……!!」


 カケルはスマホを耳に当てた状態で静止する……が、その身体は、ぷるぷると震えている……。


「ペケゾー君がリア充なの、ヒキ板のみんなに教えちゃおっかなあ~~」


 リア充じゃねえし!!



「わ、わかりました……もえさん。

 荒らし撃退しますんで、そ……それだけは、ご勘弁を!」


「うんうん、言うこと聞いてくれるカケル君は、可愛くて好きだぞ ちゅ!」


 この……! エロで男釣るどころか、脅しやがって!

 母親より、たち悪いだろ……。


 さて、しかし…………。



 2X26/02/06 14:49 もえちゃん党党首

 おい、どうした荒らしさんよお~

 さっきから反応ねえけど、オレとのレスバ、ビビっちゃってんの?




 …………どうしたもんかな、この状況。

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