登場人物一覧(第5章終了時点)
◆◆◆ 九段 陸 ◆◆◆
本作の主人公。物語開始時(第2話時点)25歳。物語初登場第1話。物語初登場時20歳。
九段商事で3年間営業として働いていたが、父の死をきっかけに祖父から九段レーシングを任され、社長となる。
昔から、強い競走馬ほど瞳が輝いて見えるという不思議な力を持つ。高校生の頃、その力で後の天皇賞馬クダンアイズを見出した。
優秀な二人の兄に対して若干のコンプレックスを抱いている一方、物語序盤では馬を見る目について絶対の自信を持ち、「走る馬さえ見抜ければ馬主なんて簡単」と考えている。
しかしクダンムーンの故障をきっかけに、自分の力ではわからないことの多さを痛感。以降は調教師や厩務員、騎手の意見を重視しながら馬と向き合うようになる。
木場陽菜とは物語中盤から交際している。
◆◆◆ 九段 浩一 ◆◆◆
陸の祖父。物語開始時(第2話時点)79歳。物語初登場第1話。物語初登場時74歳。
九段商事ホールディングスを大きく育てた経営者であり、長年競走馬を所有してきた元馬主。
高校生だった陸からクダンアイズの購入を勧められ、1300万円で落札する。クダンアイズは後に天皇賞(春)を制覇した。
息子である大輔の死をきっかけに社長を退き、孫の大司に九段商事ホールディングス、智也に九段商事、陸に九段レーシングを託す。
◆◆◆ 九段 大司 ◆◆◆
陸の長兄。物語開始時(第2話時点)30歳。物語初登場第2話。物語初登場時30歳。
祖父の後を継ぎ、九段商事ホールディングスの社長となる。
三兄弟の中でも経営者として高く評価されており、物語開始以前からグループ経営に携わっていた。兄弟仲は良好であるが、陸にとっては、自分にはない能力と実績を持ち、自分との差を意識させられる兄でもある。
◆◆◆ 九段 智也 ◆◆◆
陸の次兄。物語開始時(第2話時点)28歳。物語初登場第2話。物語初登場時28歳。
祖父の引退後、九段商事を任される。
仕入れから営業まで幅広く経験したうえで役員となった人物で、大司と並んで陸が自分との差を意識している兄。
大司同様、兄弟仲は良好。
大司が陸を包み込むように支えるタイプなのに対し、智也は比較的率直な言葉を口にするタイプ。
◆◆◆ 飯田 彩夏 ◆◆◆
九段レーシングの社員。物語開始時(第2話時点)26歳。物語初登場第2話。物語初登場時26歳。
物語開始時点では、九段レーシング唯一の社員。
予算管理、所有馬関係の事務、セール資料の準備など、会社の実務を広く担う。
冷静で仕事のできる女性だが、クダンアイズのことになると別人のようになる熱烈なファン。クダンアイズを「アイちゃん」と呼ぶ。
当初は陸の不思議な力を半信半疑で見ていたが、購入馬たちの実績を受け、陸の力を九段レーシングの大きな武器と認めるようになる。
物語中盤で結婚。その後妊娠し、現在は産休・育休に入っている。
◆◆◆ 木場 健太郎 ◆◆◆
美浦所属のJRA調教師。物語開始時(第2話時点)49歳。物語初登場第3話。物語初登場時49歳。
クダンアイズの現役時代を管理した調教師で、陸とも高校生の頃から面識がある。九段レーシングの主要な預託先を担う。
馬体、脚元、疲労などを慎重に見るタイプ。
木場陽菜の父。
◆◆◆ 木場 陽菜 ◆◆◆
本作のヒロイン。物語開始時(第2話時点)24歳。物語初登場第4話。物語初登場時24歳。
木場健太郎の娘で、木場厩舎所属の厩務員。
高校卒業後は北海道の育成牧場で働き、その後JRA競馬学校の厩務員課程を経て父の厩舎へ入った。
活発な性格で、担当馬だけでなく厩舎の馬たちを日々よく観察している。
引退したクダンムーンの元担当厩務員であり、クダンウイングの担当厩務員。
クダンムーンの故障をきっかけに陸とは一時距離ができるが、その後、交際を始める。
好きな競走馬は無敗三冠馬ブレイヴハート。
◆◆◆ 中野 竜也 ◆◆◆
美浦所属のJRA騎手。物語開始時(第2話時点)26歳。物語初登場第4話。物語初登場時26歳。
木場厩舎からの騎乗依頼が多い騎手。
クダンロード、クダンムーン、クダンウイングなど、九段レーシングの主要馬に騎乗する。
クダンウイングでオークスを制し、GⅠ初勝利を挙げる。
馬に無理な負担をかけず、その力を引き出す騎乗を得意とする。
◆◆◆ 馬場 直樹 ◆◆◆
高田ファームの牧場長。物語開始時(第2話時点)60歳。物語初登場第6話。物語初登場時61歳。
祖父・浩一の馬主時代から九段レーシングの馬を預かっており、陸が少年だった頃から知っている。
九段レーシングが購入した若馬の育成を担い、クダンムーンなどの成長を陸へ伝える。
かなりの冗談好きで、心配性の陸たちをわざと驚かせることもある。
クダンウイングの屈腱炎発症後には、長期のリハビリを高田ファームで担当する。
◆◆◆ 葛西 典保 ◆◆◆
葛西牧場の牧場主。物語開始時(第2話時点)34歳。物語初登場第12話。物語初登場時36歳。
クダンムーンの生産者であり、引退後の繋養先でもある。
クダンムーンの脚元の回復を見守るとともに、繁殖入り後は陸や木場、彩夏たちと配合について相談する。
血統への知識が深く、単純に有名種牡馬を付けるのではなく、牝馬との組み合わせを重視するタイプ。
◆◆◆ 行徳 博之 ◆◆◆
栗東所属のJRA調教師。九段レーシングの主要な預託先の一つ。物語初登場第14話。
クダンギアを管理する。
実戦での結果や騎手の感触を重視し、大胆な方針転換も厭わないタイプ。普段は標準語だが、騎手やスタッフと話す際などに関西弁の語尾が混じる。
◆◆◆ 稲田 修 ◆◆◆
美浦所属のJRA調教師。九段レーシングの主要な預託先の一つ。名前のみ登場。
◆◆◆ 仲町 翔太 ◆◆◆
九段レーシングの社員。物語開始時(第2話時点)19歳。物語初登場第19話。物語初登場時23歳。
もともとは九段商事の社員。
飯田彩夏の結婚と将来的な産休・育休を見据え、九段レーシングへ転籍してくる。
経理を得意とする競馬ファン。
◆◆◆ 竹橋 悠人 ◆◆◆
九段レーシングの社員。物語開始時(第2話時点)17歳。物語初登場第26話。物語初登場時23歳。
九段商事から九段レーシングへ転籍してきた競馬ファン。
彩夏の産休・育休に備えた増員として加わり、九段レーシングは陸を含めて4人体制となる。
仲町とともに、セール前の上場馬資料整理、牧場への見学申し込み、訪問ルートや宿泊先の手配、調教師との日程調整などを担う。
◆◆◆ 神楽 和彦 ◆◆◆
日本競馬を代表する大馬主。物語初登場第21話。
無敗三冠馬ブレイヴハートをはじめ、数多くの名馬を所有してきた人物。
所有馬アルモニアがエリザベス女王杯でクダンウイングと一騎打ちを演じる。
◆◆◆ クダンアイズ ◆◆◆
物語初登場第1話。初登場時6歳。
陸が高校生の頃、セリで瞳の強い輝きを見て祖父へ購入を勧めた鹿毛の牡馬。落札価格1300万円。
ダービー2着、菊花賞3着などを経て、6歳で天皇賞(春)を制覇。陸に自分の力への絶対的な自信を持たせた馬でもある。
現役引退後は東陽スタッドで種牡馬となる。一時は種牡馬人気が低迷するが、産駒クダンウイングのオークス制覇によって再び注目を集める。
◆◆◆ クダンロード ◆◆◆
物語開始時(第2話時点)4歳。物語初登場第2話で名前が登場し、第4話から本格的に描かれる。
陸が祖父へ購入を勧めたS判定馬。落札価格1900万円。
ラジオNIKKEI賞、AJCC、日経賞などを勝ち、長年九段レーシングを代表する存在としてGⅠ戦線を走る。
GⅠでは2着・3着など何度も好走するものの、最後までタイトルには届かなかった。
それでも多くの競馬ファンに愛され、「善戦マン」として応援される人気馬となる。
7歳の有馬記念を最後に引退。種牡馬入りは実現せず、乗馬として第二の馬生へ進む。
◆◆◆ クダンムーン ◆◆◆
牝馬。物語初登場第3話。初登場時1歳。
父シドニーストーム、母ムーンライト。陸が九段レーシング社長となって初めて参加したセールで、1200万円で落札したS判定馬。
新馬戦、菜の花賞を連勝し、チューリップ賞では不利を受けながら2着。クラシック候補へ成長する。
しかし桜花賞前には飼い葉食いが落ち、木場や陽菜が出走回避を提案。それでも陸が出走を希望した結果、レース中に左前浅屈腱炎を発症して競走中止となる。
故障後は現役を引退。九段レーシング所有のまま葛西牧場へ預託される。
トスカーナとの間に初仔を産み、その後も繁殖牝馬として仔を産むが、陸の判定はいずれもB。
物語の最後ではクダンアイズとの仔を出産。その仔の瞳には、陸の目にも強い輝きが見えている。
◆◆◆ クダンウイング ◆◆◆
牝馬。物語初登場第16話。物語開始時点では未誕生。物語開始3年後、1歳時にセールで購入される。
父クダンアイズ、母サクラノツバサ。陸の判定はS。
800万円で落札。オークスを制覇。
3歳秋に右前浅屈腱炎を発症。高田ファームで長期のリハビリを経て美浦へ帰厩し、復帰へ向けた調整を続けている。




