第17話《ルールを決める者たち。「ごっこ」教育と、にゃんこシティ開発計画》
第17話《ルールを決める者たち。「ごっこ」教育と、にゃんこシティ開発計画》
ねこにゃん「それで、おりの《惜しい》の答えは?」
ぴょこにゃん「街を作るにゃ」
ねこにゃん「街?」
ぴょこにゃん「そー。形から入るにょさ。道路作って、ビル建てて、お店作ったり学校や病院作るにゃん」
ねこにゃん「あ、わかったにゃ。《ごっこ》させて教育か」
ぴょこにゃん「そしたらゾンビねこたちも遊んでるうちに、自我も生まれるにゃん。おり、せっかく地球来て、ねこなったのに、ゾンビねこたちと暮らすのイヤにゃん」
ねこにゃん「天才かよ。街作りはどーする?」
ぴょこにゃん「おりたちが獲得した《力》忘れたにょか?」
ねこにゃん「魔の力と科学の力にゃ。」
ぴょこにゃん「そーゆーことにゃん。今、地球にあるもの《三次元コピー》して持ってくればいいにょさ」
ねこにゃん「じゃあ、ちょっと下界見てみるにゃ、…えーと、おりたちが今いるところ。座標と地図にアクセス。次元補正.。地域言語解読…。んーと…しんじゅくぎょえん。かにゃ」
ぴょこにゃん「おっけー。…次元誤差修正。着地地点《新宿御苑》より下界周囲観測」
ねこにゃん「おまいどこまで見た?」
ぴょこにゃん「んー。地上にはビルがあって、…地下も少し使ってるにゃん。…空は誰も使ってにゃいかな?ん?飛んでるのもいる。羽生えた生物とアナログな機械飛んでるくらいにゃ」
ねこにゃん「ここも広いにゃ。よ、代々木公園。にゃんだ、このわんさかいるにょは?地球の生物の食物連鎖は・・「人」か。この、わさわさいるのが支配者層だろにゃ」
ぴょこにゃん「こいつらが、この星の捕食者の頂点にゃんだね。こいつら、ねこ食べるのかにゃ?」
ねこにゃん「いろいろ、食べるみたいだけどにゃ。ねこは食べ物にしてにゃいよ。ねこは、おりたち発見したままのポジションにゃ。おまいが言ってた《ねこは尊い》にゃんかね?」
ぴょこにゃん「ひとまず、安心したにゃん。ねこ食べるなら、即、滅ぼそうと思ったにゃ」
ねこにゃん「じゃあ、始めるにょさ。この新宿御苑と代々木公園コピーして、くっつけるにゃん。おっきい原っぱにするにゃ」
ーー
二人は視界におさめてる風景を切り貼りしていく。
コピーされた街は、にゃんこシティとしてインフラや建物をねこサイズに再構築。
そして現実の世界にレイヤーを重ねていく。
ーー
ねこにゃん「ここ、拠点にするにょさ。現実の世界と出入り口作ったし。空せまいから、高い建物ちょんぎるにゃん」
ぴょこにゃん「よし。ゲートも作ったにゃ。これで出入りするときに大きさや物質化とか自動補正かかるにゃん。そして、ねこは出入り自由にしてあげるにゃ。」
ねこにゃん「ゾンビねこたちは?」
ぴょこにゃん「まだ外には出せにゃいだろ。まず《ごっこ》で教育にゃ」
ねこにゃん「このまま出しても面白いんだけどにゃw」
ぴょこにゃん「(*≧ω≦)一匹くらい、おりたちみたいな《三次元ボディ》与えて出してみよっか?《概念》のねこ神降臨にゃ。ゾンビだけどw」
ねこにゃん「でも選ぶの大変だにゃ」
ぴょこにゃん「おまい、出す気満々だにゃw でも出すなら、もうちょっと仕上げてから出した方が面白いにゃん」
ねこにゃん「おりたちはどーする?」
ぴょこにゃん「んー。本来のねこ生活味わいたいからにゃー。エスネコ回収して、落ち着いたら、どっか飼い主見つけて可愛がってもらうにゃん」
ねこにゃん「《意識》つないどいて、アバター作るんだにゃ。それサイコーだにゃ。」
ぴょこにゃん「まず、とっとと街作ってゾンビねこに《ごっこ》教育するにょさ」
ねこにゃん「二人で足りるか?」
ぴょこにゃん「おまい、バカにゃの?おりたち、何の力持ってるか忘れたにょか?」
ねこにゃん「あ。ゴーレムもクローンも作れるにょか」
ぴょこにゃん「一番、放し飼いにしちゃいけないのおまいかもにゃ」
ねこにゃん「なあ、ゾンビねこたちに自我持たせて、知恵がつくとどーなるんだろねー?」
ぴょこにゃん「そこが、面白いとこにゃん。ここの世界は、概念て仮説したにゃ?これは大半、あの捕食者たちーー《人》が作ったり、考えたり、思ったりしてできてる。でも、ここにおいては、偏りがある。この概念が、全世界なのか個人にゃのか、それともこの星の意思なのかも、まだわからん」
ねこにゃん「恋とヤクがワンツーってけっこう面白いけどにゃ。平和にゃ。でも、この時間軸で過去動画見てるけど「戦争」とか起きてるにゃん」
ぴょこにゃん「おりも見た。でも、そこはあいつら(人)の世界なんで、おりたちには関係にゃい。ここにも《戦争》の概念のねこ神様いるはずにゃん」
ねこにゃん「にゃるほど。「弱者」とか「強者」もいるってことにゃね」
ぴょこにゃん「そこよ。教育して自我がついて概念のままになったら、つまんにゃいだろ。子供は大人に勝てないし。」
ねこにゃん「自我がつけば、揉め事も起きるだろにゃ」
ぴょこにゃん「そこで、いちいちおりたちがジャッジする?そんなの、めんどくさいにゃん」
ねこにゃん「じゃんけんで決めさせる?」
ぴょこにゃん「おりたちは、にゃんだ?ここで教育するんだから、おりたちなりの秩序作るにゃ」
ねこにゃん「(*≧ω≦)ふざけたやつ作るにゃん」
ぴょこにゃん「…決めた!閃いたにゃ。四すくみのじゃんけんにするにゃん」
ねこにゃん「じゃあ…」
ぴょこにゃん「こりがこーにゃって…」
二柱は《知》の共有モードで思考をつなぐ。
一瞬、チカチカと2匹が明滅したように見えた。
また、互いのアタマをふみふみしてる。
ーー《不公平構築完了!》
同時に二人が叫んだ。
ねこにゃん・ぴょこにゃん
「せーの!《にゃんけん》!」
ねこにゃん「(*≧ω≦)にー」
ぴょこにゃん「(*≧ω≦)にー」
ねこにゃん「最後はにゃんでも、これで決めるにゃん」
ぴょこにゃん「勝負の心にゃん」
ねこにゃん「法律は決まったにゃ」
ぴょこにゃん「ルールだろ」
ねこにゃん「せっかくだから石板とか作りたいにゃん」
ぴょこにゃん「どーせ、呪いの石板とかにゃんだろ。見たら《縛り》生まれて破ったら《ゾンビにふりだし》とか」
ねこにゃん「天才かよ。そーするにゃん」
ぴょこにゃん「おりたちも、お店やるにょさ」
ねこにゃん「異次元DISCO!」
ぴょこにゃん「DISCOミュージックね。ちょうどここの時代って1970~1980年代みたいにゃん。おり、この感じ好きにゃん」
ねこにゃん「おりも好きにゃ。なあ、ルール決めたんだから国歌も作るにゃん」
ぴょこにゃん「ここ《国》じゃにゃいよ、《にゃんこ帝国》とか興味ないもん。エスネコ見つけて帰るまで居心地よく暮らすだけにゃ」
ねこにゃん「確かに国歌じゃにゃいね。でも、ここなりのヒットソンク作るにょさ。異次元DISCOやるんでしょー」
ぴょこにゃん「概念のねこたちが集まる場所にゃ。それに合ったやつ作っとくか。洗脳ソングにゃ」
ねこにゃん「おり、異次元DISCOの他に雑貨屋やりたいにゃん。《レンズ》と《遠い手》使えば銀河持ってこれる。たぶん売れるにゃw」
ぴょこにゃん「ミニチュア銀河か。それいいにゃ。何でも売るにょさ」
ねこにゃん「よろずやにゃん。みんなが集まれるとこにするにゃん!」
ぴょこにゃん「エスネコ探しながら世界中の面白いもの見つけてパクって置こう。さーて始めるかにゃ」
ねこにゃん「ねこゾンビ《ごっこ》教育!掟は一つ。にゃんけんルール徹底!」
ぴょこにゃん「概念が自我持った時、どーなるか楽しみにゃん」
ねこにゃん「(*≧ω≦)にー」
ぴょこにゃん「(*≧ω≦)にー」
ーー現実の世界に歪みが重なる。
めくりあげられた地球の隙間に《ごっこ》が日常の神々が生まれていくーー




