2話
──……
2話
─ピッ
[ 別端末からのアクセスを検知
人物を読み込みます。
しばらくお待ちください。]
【人物を読み込み中……】
【成功……】
[ 続けて、目的を設定し
目的達成のための権限を付与します。
完了後、画面を切り替えます。]
[しばらくお待ちください。]
【目的を設定中……】
【完了……】
【権限を付与中……】
【完了……】
……ザザッ……ウィーン
目的:その時に選択してください。
目的:止めるか消すか
[ 画面を切り替えます。]
……ザザッ……ウィーン
正しく表示できません。
[ 画面を切り替えます。]
……ザザッ…ウィーン
[ 頁人の損傷を確認しました。]
損傷:首
度合:軽度
問題:特になし
「あ〜…首が痛い……寝違えたかな」
とある一室で起こされた。
部屋の中は、ベッドとデスク
部屋にありそうなものは一通りある。
普通の部屋、大きさは6畳。
窓も当然ある。
あやかはベッドから降ろされ、
窓まで歩かされ、外を見た。
風景はよくある風景。
住宅やお店、道、飛ぶ鳥。
「準備しないと」
町のど真ん中に立派な塔がある。
よくある風景の中に違いがあるならこれだ。
あやかの頭には既に刻まれていた。
『止めるか消して』
肝心の部分がなんにもわからないが
あやかは何も思わない。
なぜ塔に行くのか、それも知らない
勝手に動いているとしか言えない。
─ピッ
[ 頁人が移動開始。
続けて、目的の確認をします。
しばらくお待ちください。]
【確認中……】
一部、破損が見つかりました。
修復完了後、画面を切り替えます。
【修復中……】
【修復完了……】
……ザザッ…ウィーン
目的:塔に登る準備
場所:アズ・カルヨ
移動距離:ちょっと
─ピッ
「まずは、荷物を取りに行こう」
塔に登るため、あやかは
町の中にあるお店『アズ・カルヨ』に行かされ
店主と会話する。
「いらっしゃい、見ない顔だな誰だ?」
「塔に登る、あやかだよ」
「あやか…?何代目だ」
「初代」
「おいおい、まじか…新規かよ……
新規用の荷物はもう要らねぇって継承されたぞ。
だから、昨日捨てちまって今は何もねぇ。」
──ピッ
[ 予定外の発生。修復します。
しばらくお待ちください。]
【修復中……】
【修復箇所無し……】
仕様です、安心して下へ進めてください。
──ピッ
「えっと……」
「お前、何かできることは?」
「火を使えるよ、でも実際使ったことは
まだないから使えるのか分からない。
だけど、火は使えるよ。」
「設定があるのか。良かったな。
なら、心配いらねぇな。コレを持ってけ」
「なにこれ?本?メモ帳?
…ちょっと……白紙だよ?コレ」
「そりゃ、白紙さ。それは
お前がお前に渡すものだからな。
おっと、そうだ。このリュックも持ってけ。
なにか入れるものがあるほうがいいだろ。」
「私が私に渡す?私は今持ってるよ?
ところで、あなたは何代目なの?」
「俺か?俺は53代目だ。
塔には行かねえが、ここじゃ少ない方だ。
いいか?その本は大事にしろ。」
「もらったものは大切にするよ…ね?
まぁ…いいか。ありがとう。」
──ピッ
[ 予定外の発生。修復します。
しばらくお待ちください。]
【修復中……】
【修復箇所無し……】
[ 仕様です。安心して下へ進めてください。
また、頁人に変化があるため、画面を切り替えます。]
……ザザッ…ウィーン
寿命:減ってます。
継承:不可
目的:塔まで歩かせてもらう
……ザザッ…ウィーン
[ 現在、継承できるものがありません。
継承する為には1つでも
継承可能なものを取得してください。
また、継承の拒否も可能。
その場合、火が消えます。]
─ピッ
「なにか手に入れてもリュックに入るし
なにか出たら火があるし大丈夫、登れる。
あ、そうだ、一つだけいい?」
「なんだ?」
「本は私に渡すのは分かった。リュックは?」
「俺の使わないやつだ。捨てようと思ってた。
新規記念と思いな。手じゃ持つにも
限界だろ、ちょうどよかったじゃねぇか」
「え、まぁ、そうだね。」
店主が塔に行かない理由は
全く気にならなかった。あやかには関係ないから。
あやかはお店をあとにし
塔の入口に向かって歩かされる。
そんなに遠くなかった。
割とすぐ入口に連れてきてもらった。
「これが…。近くで見るともっと大きい。
勝手にここへ歩いてきたけど
止まらせないようになのかな?
登ればわかるかな。
それより、何を止めるのか消すのか探さなきゃ。」
─ピッ
[ 頁人の変化を確認しました。
画面を切り替えます。]
……ザザッ…ウィーン
継承:不可
寿命:さっきより減ってます。
[ 続いて、目的の更新があるため
画面に切り替えます。]
……ザザッ…ウィーン
目的:塔に入り、登る
安心して下へ進めてください。
──ピッ
扉に手が伸ばされた。
─ピッ
[ 塔に入りますか?]
[ 色々お任せします ]
─ピッ




