ミュゼット頑張ります
ミュゼットはユリアがカフェを再開したと聞いて
居てもたってもいられず馬車を走らせた。
「ユリアさーん!」
ミュゼットはユリアに会うなり、ガバっと抱きついた。
「ミュ、ミュゼットさん?」
「ユリアさん、お会いしたかったですわ!もう!王都に帰ってらしたなら言ってくださればよかったのに!」
ミュゼットは頬を膨らませている。
「申し訳ありません。こちらに帰ってからお店の開店準備とか色々やる事が多くて…。」
「もう!水くさいですわ!」
「ごめんなさい……。」
ユリアとミュゼットはカフェの椅子に座っていた。
ミュゼットがユリアの淹れてくれた紅茶を飲みながら、楽しそうに話す。
「それで?ユリアさんは魔法使いのお勉強は終わりましたの?」
「はい。お陰様で無事に終わりました。」
「まぁ!よかった!ユリアさんはどんな魔法使いなんですの?」
「あ、はい…。私は白の魔法使いになりました。」
「白?まぁ!それって凄く珍しい色なんでしょ?」
「よくご存知ですね?」
「ユリアさんが魔法のお勉強されるって聞いて、少し書物を読みましたの!」
ミュゼットは少し自慢げに言った。
「白の魔法使いって、治療とか呪いを解いたりとか出来るのよね!凄いわ!」
「い、いえ…また私はなったばかりですので。まだまだ一人前には程遠いんですよ。」
「そんな事をないですわ!なかなかなれないんですもの、それは凄い事ですわ!」
「ありがとうございます。」
ユリアは少し照れながら言った。
「わたくしが病気になったら、ユリアさんに治していただけるわね!心強いわ!」
ミュゼットがニッコリ笑って言った。
「そうだ!実はミュゼットさんにお願いがあるんです。」
「まぁ!わたくしに?何ですの?」
「これから、白の魔法使いとして腕を磨くには沢山魔法を使わないといけなくて。」
ミュゼットは黙ってユリアの言葉を聞いていた。
「もし、病気や怪我で困っている方がいたら私の事を話してほしいんです。」
「なるほど!宣伝ですわね?」
「いや、それを商売にするつもりはないので…宣伝ではないですが。」
「分かりましたわ!わたくし頑張りますわ!」
「ありがとうございます。」
若干のミュゼットがやる気まんまんなのが気になったユリアであったが、白の魔法使いとしてこれから魔法を磨く事が出来るのが楽しみだった。




