驚異の金額
「着いたぁ……」
うぅ、気分悪い…馬車ってあんな揺れるもんなんだね…。もっと優雅に運んでくれるもんかと思った。
「お疲れ。よく酔わなかったな。」
「もう酔ってるよ…」
「最初はみんなそうですよ?さて、この後お時間があるようでしたら王宮へ案内したいのですが…。」
「丁重にお断りしとく。」
王宮だと?こっからでも見えるわ。あのキラキラした真っ白い城だろ?あんなところに行くなんて心臓持つわけないだろうが…。
「そうですかぁ…残念です。」
「あぁ、暇だったら寄って行ってくれよな?」
「……できたら。」
多分一生行くことはないだろう。俺は煌びやかな物よりも落ち着いた物の方が好きだ。というわけで若干名残惜しそうな2人と別れ町を歩く。
「どこ行こうか……」
武器屋、防具屋はコンプリート済みなので用なし。とりあえず金つくらないとな……。俺はそこら辺の道具屋に足を運ぶ。
「らっしゃい!」
「ここって売ること出来る?」
「あぁ、多少値は落ちるがな。」
…落ちるのか。まぁいいだろう。∞個だし…。とりあえず売ったら高そうな金塊とオリハルコンを選ぶ。とりあえず一個づつ出してみるか。
「コレとコレなんだけど。」
「………。(唖然)」
店主が固まった。え、買い取れないの?マジで?あと無限個あるんだけど?
「…これ、どこで手に入れた?」
「え?いや…ドロップアイテム。」
さすがにアイテムBOXに入ってましたなんて言えねぇ…ドロップアイテムが妥当だろう。
「……これ2つでいいのか?」
「あ、じゃあ……」
合計 金塊×5 オリハルコン×5 を売りに出した。いくらだ?
「ちょっと待ってな。」
「はーい。」
…じゃぁ店主が戻ってくるまでお金の単位紹介タイム!…誰に話してんのかは知らん。
単位はGで現在の所持金が5000G。
1G=約1円
小銅貨…約1Gで裏に雫のマーク
中銅貨…約10Gで裏に稲妻のマーク
銅貨…約100Gで裏に雪のマーク
小銀貨…約1000Gで裏に葉のマーク
中銀貨…約10000Gで裏に風のマーク
銀貨…約100000Gで裏にハートのマーク
小金貨…約1000000Gで裏に星のマーク
中金貨…約10000000Gで裏に太陽のマーク
金貨…約100000000Gで裏に月のマーク
白金貨…約1000000000Gで裏に竜のマーク
どや。もう数字並びすぎてワケわかめだろ。俺も分からん。作者も分からん。
「あい、待たせて悪いね。」
「大丈夫。何してたんだ?」
「お前なぁ……店からかき集めて来たんだよ。こんな大金うちぐらいしかねぇからな?」
「ほぉ~……」
店主から茶色い巾着を渡される。なんか軽い?
「白金貨15枚。金塊1つ2億Gでオリハルコン1つ1億Gだ。」
「」




