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スキル《おやくそく》!?なんじゃそりゃ、でもなぜか主人公補正が止まらない件  作者: にらいかない


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◆第1話:神託の儀

投稿記念一挙5話投稿

本日10話投稿します。

今後は1日2話(朝、晩予定)です。

よろしくお願いします

伯爵領の大広間には、今年も十二歳になった子どもたちがずらりと並んでいた。

一年に一度だけ行われる“神託の儀”。生まれ持ったスキルが正式に判明する、人生の分岐点だ。


昨年はリアンが《剣聖》のスキルを授かり、街中が祭り騒ぎになった。

「今年はどうなるかねぇ」

「剣聖ほどじゃなくても、誰かすごいのが出るといいな」

そんな期待の声があちこちから聞こえてくる。


司祭がひとりずつ水晶に手をかざさせていく。

「火の魔法使い、ランクC」

「斧使い、ランクB」

「そろばん……ランクD。商人向けだな」

会場は和やかな空気に包まれていた。


そして、俺――ゼロの番が来た。


「では、ゼロ。手を水晶へ」


言われた通りに手を置いた瞬間、水晶が強く光った。

司祭が目を見開き、口をぱくぱくさせる。


「……お前のスキルは……えっ? おやくそく?」


会場がざわついた。


「なんだそれ、聞いたことないぞ」

「新しいスキルか?」

「まさか……ユニークスキル!?」


司祭は震える声で続けた。


「ユニークスキルだ……! だが……レア度は……F?」


「F!?」「ユニークなのに!?」「そんなことあるのか!?」


ざわざわ……ざわざわ……

会場の空気が一気に混乱する。


俺は思わず声を漏らした。


「えっ……どういうこと……?」


司祭も首をかしげるばかりだった。

「ユニークで……最低ランク……? 前例がない……」


こうして、奇妙なスキル【おやくそく】を持つ俺の物語は始まった。

「ここまでお読みいただきありがとうございます!もし面白い、続きが読みたいと思っていただけたら、ページ下部にある【解説・評価】から評価(★)やブックマークをいただけますと、大きな励みになります!」

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