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第61話 後 回復攻撃

「ゾンビ!」

 「村を襲った魔物ってゾンビだったのか」

 「そんなわけないでしょ。Cランクの冒険者がゾンビごときに全滅させるわけないよ。しかも2チーム」

 「そうだね。そうなると、死者をゾンビにできる上位なアンデットか、あるいは瘴気を撒き散らす魔物のどっちかだ」

 「おい! 戦闘中だぞ! 分析はあとだ。集中しろ」

 

ゾンビ……。頭を狙えば。大丈夫、魔法の弓、いや、クロスボウなら。あっ、弓よりやりやすいかも。

アシュリー、あ、そうだ。神聖魔法、ヒールのワンド、使ってみようか。

倒せるけど、ワンドのチャージ、戦闘中では無理。仲間の回復に取っておいたほうがいい。いや、回復はポーションですれば……。ううん、ポーションは多めに持ってきてはいたけど、数に限りがある。回復手段は命の綱だ。無闇に、攻撃手段として使うべきではない。時間さえ立てば回復するアシュリーに任せよう。でも、もっとみんなの役に立ちたい。


「ホーリーライト」

「やるな! アンデット相手じゃ敵なしだな。本当に神官居てよかった」

「ありがとう。でもやばいよ、この数。魔力だって無限じゃないんだから」

「そうだな。このままどんどん湧いて来れば撤退も選択肢に入れるべきた」


もうなん匹倒したのがわからない。魔法の弓はそんなに燃費悪くないのに魔力が尽きるなんて。

「ぎゃぁーっ!」

「ゆ、ゆゆ……幽霊」

「ゴーストだ。あれは物理攻撃や神聖魔法以外の魔法を免疫する厄介な魔物だ。私、魔力殆ど残ってない」

「わかった、撤退しよう。ケイリ」

「う、うん」


撤退用のアイテムは沢山持ってきたもんね。痛覚のないアンデットに非人道兵器撒菱は効かないし。粘着ボールも一回目では効かない。でも、ゾンビ達は以前ソロで挑んだダンジョン主のような知性を持つアンデットではない。2回目で閃光玉や粘着ボールを対策して来るわけでもない。問題はゆ、あ、ゴースト。物理効かないということは殆どのアイテムが効かない。せめて準備する時間があれば……。


「ケイリ、ナイス閃光玉」

「ダメ、ゴーストの回復が早い!」

「アシュリー!」

「魔力もうねぇってつったんだろう!」

「ケイリ、何かできないの?」

何かって……あっ!


 「ヒール!」

 「でかした」

 「カイル、あのさ……撤退と言っても、どこへ」

 「え、あ、とりあえず僕について来い。魔力回復や休む時間を稼ぐんだ。どの道ターゲットの顔拝めないと帰れないからし、ゾンビだって無限じゃない」


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