表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元大賢者、転生してレベル1からダンジョン配信  作者: 相木ふゆ彦
第三章 四天王編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/79

第36話 護衛がつく夜白

 俺は非常に、えげつない狭さと戦っていた。

 

 何かというと、アビスオーダーギルドのギルドマスターである宇賀神うがじん大将たいしょうが俺の真横にいるのである。

 こうなった経緯はこうだ。

 

 魔王、獄炎王アグニラと残る三魔王がイグニス(俺)を狙う。

 とはいえ、別に可能性もあるし俺だけ戦わせることはナンセンスである。

 出現ルートも分からないために、日本最強のSランクジョブの拳聖、宇賀神ハンターを護衛につける。

 と、いうことで俺の行く場所には宇賀神ハンターがついてくることになった。

 

 そうこうして今はダンジョン災害対策庁から、朱雀高にタクシーで移動中だ。

 宇賀神ハンターは百九十センチを超える上背と、かなりのマッチョなのでタクシーの後部座席が狭い。

 

 本当に狭い、あとこの人からくる強者の圧が凄い。

 最大筋力5000の人、こんなにオーラあるんだ。俺はどうなるんだ。

 

『我が王、このまま魔石を食べていると、また進化しそうです』

 

 おお、出来れば俺が風呂の時とかにしてくれ。

 ザガンが進化するときに漏れ出る魔力で、何か勘ぐられそうだからな。

  

「夜白くん、オレは今日から君の護衛だ! とはいえ、君はたいそう強いようだからな。オレのことは気にせずに学校の授業などを受けていてよろしい」

 

 ええー、ほっといてくれていいのに。

 全然問題あるんだけど。

 せっかくお金が手に入ったんだ。ここは俺が年上としてみんなに奢ったりできると思ってたのに。

 

『大金が入りましたな』

 

 そう、魔石だけで三百四十万。魔肉が二百万。しめて五百四十万という大金が。

 両親の旅行代に、きらりにプレゼント。そうやって使っても十分残る大金だ。

 

 はっきり言って魔王アグニラの脅威より、臨時収入に浮かれている。

 古代魔法さえ使わなければ、居場所は割れなかったわけだが。それはそれとして内心浮かれているんだけど、このおっさん――おっさんは失礼だな、二十六才に対して――がいると、なんだかはしゃげそうにない。

 

『ですが、ステータスはさんざんまた確認されたではありませんか。上がり方がおかしいと言われて』

 

 そう、なんだよなあ。

 ガーゴイルやケルベロスの肉をたくさん食べた結果、防御と魔力が飛びぬけてしまった。

 レベルはいつの間にか一つ上がってたけど。

――――――――――――――――

不破 夜白やしろ

レベル  3

ジョブ  剣聖 S(+SS大賢者)

体力  50(+999999) 

魔力  70(+999999)

攻撃力 60(+999999)

防御力 70(+5000)+5000

俊敏性 50(+999999)

(火魔法、水魔法、木魔法、風魔法、雷魔法、土魔法、光魔法、闇魔法、時空魔法、再生魔法。召喚魔法、古代魔法、付与魔法、創造魔法、加工魔法、結界魔法、身体強化、収納魔法、物理攻撃耐性、魔法攻撃耐性)不動剣、紅蓮一閃、氷刃嵐舞、紫電烈閃。

―――――――――――――――――― 

 そもそも、レベル3のステータスでもないらしいが、魔肉ブーストしてるからなー。

 待てよ、エンペラーオークを食べ続けたらどれが上がるんだろう……。

 

 収納魔法の在庫が、がぜん楽しみになってきた。

 

「授業は楽しいか?」

 

「ええまあ……」

 

 時々人を困らせている自覚はあるが。

 

『時々……?』

 

 うるさいぞ、ザガン。

 実際、時々だし。

 

「午後の実技は途中参加だな。俺は校長のところに顔を出してから行くが、気にせず授業を頑張りなさい」

 

「はい」

 

 この人、夜はどーすんだろ。まさかうちには泊まらないよな……? そうであれ!

 タクシーが止まって、宇賀神ハンターがお金を払う。

 学校につくと、なんだか久しぶりの気分だ。

 

「今日の授業は――げっ」 

 

 アシスト科と合同だった。

 みんなは武器の入れ替えやメンテナンスなんだろうが、俺はまた花鈴に嘆かれ――。

 

「や・し・ろ」

 

 髪を結いあげて、にっこにっこの花鈴が俺を出迎えていた。

 

「遅刻に私服でどーしたの、あんた」

 

「ちょっとDCAに呼ばれてた」

 

 実際は容赦なく引っ立てられたのだが、ダサいのでそこは省略だ。

 

「そう、まだボス戦のことつっつかれてんのね。いいからこっちこっち」

 

 マヒルや朝日に挨拶しようとした俺は、何故か白い目で見送られた。

 

『花鈴殿に、親しげに腕を掴まれているからですぞ』

 

 そうして俺は、宇賀神ハンターがはりついて出来なかった収納魔法の中の魔石たちを、リュックに移し替えたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ひさびさの学校だけど、護衛付きは窮屈だねヤシロ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ