スライム突き好き
ぷるん!
ルル(幼女時代)好奇心/武器:小枝
ルルはある日急にスライムをつつきたくなった。
”どうしよう、木の枝でスライムをツンツンしたい!”
早速、適切な枝を拾って適当なスライムを見つけて適度につついてみた。
結果は想像していた通りだった。
先端を突き立てれば窪みが広がり、離せば弾力でポヨンと跳ね返る。
ルルはその動きが面白くて何度も動作を繰り返した。
暫くすると慣れてきたのか、今度は強めに突っついてみる。
ぐぐぬ……ぽよ~~ん
「うわぉ!おもしろーい!……よーし、今度は本気で突いてみよう!」
すっかり調子に乗ったルルはニヤリと笑い、腕を振りかぶって思いっきり枝を刺した。
ズボボン!
「わぅっっっっ!!」
ルルの予想に反して枝はあっさりとスライムの体を貫いてしまった。
びっくりしたルルは反射的に枝を抜く。すると。
ぶぴゅっ!ぶりゅりゅりゅりゅ……!
枝で刺した部分から、スライムの体液が溢れるように流れ出てきた。
スライムは動きを止めてブルブルと体を震わせている。
ルルは一瞬何が起きたか理解できず硬直していたが、ハッと我に返ると自分がした事と、このままではスライムが死んでしまうという事を悟った。
「うああああああああ!!スライムさんごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!死なないでェェェェェェ!」
いたずら半分でスライムの命を奪った行動に、ルルは生まれて初めて自責の念にかられた。それでも容赦なくスライムの体液は溢れ出る
「どうしよう、どうしよう。スライムさん死んじゃう……そうだ!」
……ズボボン!!!
ルルは考えた挙句、もう一度同じ場所に枝を突き刺す。
体液の流れを止めたくて起こした行動だった。しかし、突いた場所が違っていたのか、傷口を更に広げてしまう。
「わあぁぁあ!駄目だぁ。スライムさん痛いよね。痛いよね?ごめんなざぁいぃ!」
もはやルルに為す術はなく、スライムが形を留めない液状となって地面に広がるのを見ているしかなかった。
数分後、ボロボロに泣いたルルの目は真っ赤に充血し、まだ動かないスライムを見つめていた。
「ごめん…スライムさん。ごめんね……」
振り絞るような声でつぶやく。
そのさなか、広がっていた体液が中心に集まるように動き出した。そして、徐々に大きくなり、時間をかけて元のスライムが形成された。
この時、ルルは初めてスライムに再生能力がある事を理解した。
安堵した瞬間、また泣いてしまう。
「……よがっだああ……よがっっだあぁぁぁぁぁ!うばあぁぁぁぁい!!!」
後日、さらに調子に乗ったルルは、スライムに何本もの枝を刺して遊ぶようになった。
「へっへっへ……針ネズミスライム完成~!」
つつく!




