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第219夜 まぶたをとじて
そこにある
それはまぼろし
そこにいる
それもまぼろし
いたい
それはまぼろし
つらい
それもまぼろし
よろこび
それはまぼろし
かいかん
それもまぼろし
ことば
それはまぼろし
おと
それもまぼろし
まぶたをあけて
そこはまぼろし
まぶたをとじて
それがしんじつ
ゆめ
それはしんじつ
しこう
それもしんじつ
しんじつ
それこそまぼろし
*
この短編連載では
節目ごとに歌を挿しています。
物語では情景を文字にしますが、
歌の言葉は聴く者それぞれの
境遇に託されるからです。
うらをみせおもてをみせてちるもみぢ
良寛
人生はどの時点でも終点は必ずやってきます。
その日がどんな日になるか。
小さなことでも積んでおけば
いつやっできても受け入れることができます。




