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小さな家  作者: 藤野
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マリコ

 仲間

   六年三組 四津島鞠子


 私は六年生になり、家庭科クラブに入りました。それまでは小説クラブにいたので、クラブを変えることは私にとって一大決心でした。

 小説クラブでは、どちらかと言うと個人で作業をすることが多くて、楽しかったけれど仲間はできませんでした。でも家庭科クラブに入って、同じことを一緒にする仲間ができたのです。

 初めて作ったお菓子のことはよく覚えています。アイスボックスクッキーでした。ふたつに分けた生地の片方をココアで色付けして、両方を細長く伸ばして市松模様になるように組み合わせます。普通のレシピではそれをラップで包んで一時間ほど冷蔵庫で寝かせるのに、私達はそれをすっかり忘れていました。クラブの時間は一時間しかありません。結局オーブンの予熱時間ギリギリまで寝かせて、大慌てでクッキーを切りました。ところが、せっかく組み合わせたはずの生地が、切ったらポロポロと崩れるのです。それは皆で指で押し固めて、なんとかオーブンに入れることができました。焼き上がったクッキーは綺麗な市松模様ではなかったけど、皆と一緒に食べるのはとても楽しかったです。

 クラブの顧問をやっている夏樹先生は、私達のやることにあれこれ言いません。そのクッキーを見て「勉強になったね」と言っていました。最初はそれを聞いてちょっと嫌だったけど、今ではいい体験だったと思います。その次に私達は、準備時間などを考えて行動に移すようになりました。最後のクラブでは、違うレシピでアイスボックスクッキーを作りました。成功して、夏樹先生も褒めてくれたのがとても嬉しかったです。

 家庭科クラブでの体験はとても勉強になったし、先生と話す機会も増えて、仲間もできました。裁縫や料理も前よりはできるようになったと思います。中学生になってもこの時のことを忘れないと思います。

 勉強のことは心配だけど、それは皆同じだと思って頑張ります。中学校でも、新しい仲間を作れたらいいなと思いました。

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