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帝国の栄華  作者: ロンメル
第二次世界大戦
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現在アラメインにフランス軍が、そしてそれを囲むのが日本軍、更に西からはイタリア軍シチリア機械化軍団が、東からはパットン戦車軍団がアラメイン救援に向かっている。英独軍がパットン軍団を東から追撃しているのがアラメインにおける現状であった。地中海を取り戻したい英独地中海艦隊の水上部隊はアラメインの戦い勃発二週間前のアレクサンドリア軍港襲撃の影響で出撃できず、同盟海軍の活動はイタリアからの海路を通した輸送ルートを時々Uボートが脅かすのみとなった。

アレクサンドリア軍港襲撃にはイタリアのフロッグマン部隊の特殊潜航艇マイアーレとリムペットマインによって行われた。結果英軍駆逐艦「アマゾン」を撃沈、ドイツ軍軽空母「ハンス・マルセイユ」、同重巡「ブリュッヒャー」を損傷させた。英独海軍はフロッグマンの侵入に神経質となり当分出撃を控えるつもりであった。


まずパットン戦車軍団は日本軍の右翼、即ち東側を担当するエジプト近衛空挺師団、日本軍第八四師団の守備陣地に襲いかかった。パットン軍団はドイツ軍が生み出したパンツァーカイルをアメリカが改良したタンクスウェーブによる攻撃を行った。複数の楔形陣形を組んでその突撃によって敵の防御陣地を突き崩す戦法である。各楔の先頭はH1モンスター重戦車が並び中間にはM46パットンとM26パーシングが固めて両翼にはM4シャーマンが展開した。そして後方には火力支援のM41 155mm自走榴弾砲が並んだ。自走砲と戦車の間にはM3ハーフトラックに搭乗した歩兵隊員と直接の火力投射を行うT30 75mm自走砲が入って戦車の支援をした。

この楔が複数で波のように陣地に襲いかかるのである。対する日本軍陣地には対戦車地雷源が100mにわたってあり、そしてその後方300mの間に竜の歯等の対戦車障害物が設置されその後ろに塹壕が掘られ、至るところに機関銃と対戦車砲が配置について迫撃砲や対空機関砲等も備えていた。その陣地にパットン軍団が迫った。というよりパットン軍団は東から英独軍が追撃してくるので二択の選択肢である。一つ目は東から追撃してくるロンメル率いる英独軍と決戦を行う。二つ目は目の前に布陣するエジプト近衛空挺師団及び日本第八四師団を突破してアラメインの友軍に合流する。パットンは後者を選んだ。

「敵だ!戦闘準備!」

機関銃や対戦車噴進弾を手にした歩兵が塹壕から攻撃の用意をし、その後ろでは偽装された128mm対戦車砲、105mm対戦車砲の砲手が配置についた。

「敵戦車地雷源に突入!」

爆発が起きて戦車の履帯が切られたり、戦車そのものが吹き飛んだりした。

「各砲各個に目標を定め砲撃せよ!」

各砲から徹甲弾が放たれる。H1モンスターが燃えがった。

「撃て撃て!撃ち続けろ!」

射撃を続けるとさすがに偽装された砲座でもその位置が敵にばれる。敵戦車、そして自走砲からひっきりなしに榴弾が飛んでくる。だが行進間射撃の弾丸はほとんど砲座に当たらなかった。

前線の歩兵も銃を握りしめて敵の突撃に備えた。

一方のアラメイン西側ではイタリア軍が攻撃の用意を整えていた。

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