140.回収の後
【冷遇組】情報交換・3【雑談OK】
412:村雨涼
おはよう復活しました。結界スキルの件、話し忘れてて申し訳ない。
他にも言い忘れたことないかなーってスレ眺めてて、忘れたって程じゃないけど勘違いさせてるかも?ってことがあるので言っときます。
冷遇組に関しては、元の世界に戻るのもこのクラーフに残るのも自由にして構わないってこと、改めて伝えときます。
何か昨日の僕の書き方だと、全員元の世界に戻らなきゃ駄目って印象与えちゃったかなーと思って。
大丈夫、今までとスタンスは変わってません。
以下はオリジンであるスーにも創造神にも改めて確認したことなんだけど。
①冷遇組は、こっちの世界に残る場合、地球で過ごしてた記録が消える。
つまり地球にいなかった人扱いになる。創造神クラフェルと地球の神との取り決めで、クラーフに残ることが確定した場合はこの措置を取るそうだ。
なのでヒャッハー組と違って、冷遇組のみんなは自由意志でどちらの世界を選んでもいい。
なお、僕たち冷遇組には記憶が残る。というか、残すかどうかを選べる。
クラーフに残る誰かを覚えていることも出来るし、忘れることも出来る。選べる。
※ヒャッハー組は、創造神の力を介さず地球に戻るので、この措置はない。ないからこそ出来るだけ地球に戻したい。
クラーフで生きることにしてもクラーフで死んだとしても、地球で生きていた記録は消えないから。
創造神クラフェルは、ヒャッハー組に対して世界間の橋渡しが出来ないのが理由。
地球の神がそいつら地球にいらないと拒否ってるのがひとつ。
加えて、創造神クラフェルの力をあまり地球に対して行使して欲しくないのがひとつ。自分の陣地に他の神の力が流れるのが嫌だそうだ。
ただし、拒否ってない僕たち冷遇組が地球に戻ることに対しては使っていいと了承してくれてる。地球の神にとってここが最大の妥協点とのこと。
②僕たちは元いた世界(地球)に戻れた場合、召喚された直後の時間軸に戻る。
というか、そうしたいって全員の意見が一致したから、創造神がそれを叶えてくれる形。でないと下手したら三年生になってるし。
なので「戻る」時間は一緒だけど、クラーフからの脱出はバラバラだと思う。バラバラだけど到着の時間は一緒。
多分一番早く戻れるとしたら僕たちだろうけど、そうすると…
僕たちがクラーフから脱出したら、この世界と連絡を取ることは出来なくなる。全員がクラーフから脱出or残留確定しない限り。
当然、波川さんの伝達も使えなくなるし、鈴城さんがクラーフを脱出すれば掲示板も使えなくなる。
それらがない状態で、残った人たちはクラーフを過ごすことになる。
仮の日付だけど、1/20を召喚された日として、今が2/20と仮定。僕たちが今日地球に帰れるとしたら。他の組も後で帰れたとしたら。
2/20―(空白)→1/20(僕たち)
3/10―(空白)→1/20(鈴城さんたち)
3/20―(空白)→1/20(抉れ海組)
3/30―(空白)→1/20(オーレン組)
僕たちは2/21~3/30まで、どこにも存在しないことになる。記憶には残るけど。
地球にいる波川さんの弟や、僕の友人(昨日こっち来た人)にも接触できない。
もちろんこの期間『伝達』なんて使えないし、シルバー(友人)が3/1とかにクラーフに来たとしても僕たちには会えない。
むしろ僕がいないから目印(お守り)も存在しないのでそもそも来れない。
3/11以降は掲示板も使えなくなる。権能持ってる鈴城さんがいなくなるから。
なお、この転移事件解決後は波川さんの弟や林さんの弟妹(異世界転移を知る三人)にも記憶は残らず、そもそも行方不明者が出てたことも知らずに地球で1/21以降を過ごす。
つまり、波川さんの弟たちの間の友情もなくなっちゃうってことになる。1/20時点では会ってないから。
波川さんや鈴城さんがクラーフで生きることを選んだ場合は、クラーフにいるので伝達や掲示板は2/21以降も3/11以降も使えるし抉れ海組やオーレン組も恩恵に与れる。
ここまで覚えたスキルや権能を取り上げられたりはしないそうだから。
地球に戻ればスキルも権能も全部消えるけど。
多分、現時点でこのクラーフに残留するか地球に戻るか迷ってる子もいるんじゃないかな。
創造神やオリジンを始めとして、残留を歓迎する相手はいるので、絶対帰らないといけない、なんて思わなくていい。
もちろん僕みたいに「絶対帰る!」って誓ってる子もいるだろうけど。
僕が言うのも何だけど、どっちで生きるかは自分で決めていいと思う。自分の人生なんだから。
周りのみんなが帰りたがってるから自分も帰らなきゃ、なんて集団心理に流されないように。
もしかしたら、19人の中には地球での生活が嫌で逃げ出したいって思ってる子もいるかもしれない。
漫画みたいに虐待とか搾取されてるとか(家事押し付けられてるとか)、でも子供だから逃げられないって境遇の子がいるかもしれない。
そういう場合は、このクラーフで生きるのは悪い選択じゃないと思う。オリジンがいるし、冒険者としてなら生活も多少保証されるし。
まあ、こんなこと滅多にないだろうから、みんな「いや帰りたいが???」って思ってるかもしれないけど。
何となく、流されて、周りに合わせてチャンスを逃す、なんて、もったいないかなってふと思っただけ。
見当違いだとは思うけど、何となく言っておこうかなって思った自己満足でした。
413:永塚綾
うん、大事なことね
とんでもねえ長文が来てびっくりしたけど、今言うことだった?
ねえ、前後を見て
朝ご飯タマゴサンド~、プチトマトとエンドウマメで顔作ったサラダ~、とか寝起きマックスのボケボケレスしかないとこにクソ真面目なのぶっこまないで!
温度差がひどいのよ!
414:坂下菫
待って、IQ4で眺めてたとこにIQ爆上がりしたレスぶっこまないで…
ちょっと頭切り替え出来てないからついて行けてない
もう一回読むからちょっと待ってね
415:岬蓮二
タイミングの悪さすさまじいな村雨
416:桜庭要
五回読んでやっと中身が理解でき始めた
村雨も実は寝起きマックスじゃないか?
そういえば言い忘れてたから忘れないうちに報告しとこ!(‘∀‘)みたいな軽いノリで投稿してない?
417:渚舞花
>>416
これだと村雨さんが頭いいのか頭ボケてるのか判断しづらいわね…
418:鈴城瞳
波川さん診断によると「寝過ぎで頭ぼんやり状態っぽい」そうよ
419:入江潔
>おはよう復活しました。
初っ端から虚偽報告されてんじゃねえか
復活できてねえんだわ、朝メシ食って頭しゃっきりさせろ!
それはそれとして内容についてはありがとな!
正直②はちょっと気になってたんだ、詳細サンキュー
420:鈴城巧
ステラにサラダあげた後で掲示板覗いたらどえらい投稿があった…
俺のアホMAXなレスの後にクソ真面目なレスぶちこむな???
フフフ…プチトマト二つ採れたから目になりそう…エンドウマメで口作れば顔じゃん…これはステラもにっこりのはず…
(微塵も気づかずムッシャァするステラ)フフフ…美味しそうに食べてくれたからまあいっかあ…(寝起きで頭回ってない俺)
…って状態だったんだよ俺
スンってなったわ
421:新田宏
鈴城弟、マジでIQ下がってて草
てか何だそのサラダ、直接見たかったよ画像くれよ
でもトマトとエンドウマメ?どっから入手した?
422:砂場透
別れる直前、狭山から種を分けてもらってたんだよ
ステラの餌用に野菜育ててんの
栽培スキルの経験値稼ぎにもなるからな
薬草とかの素材は錬金調合スキルで使うけど、野菜の方は完全にステラ用
ステラも雑草の始末とか水遣りとか積極的に手伝ってるよ
423:高浜篝
唐突にほのぼのエピソードぶっこまないで
ごめん嘘もっとください
そういえば鈴城くんって栽培スキルあるし鈴城さんが空間収納スキルあるから作り放題なんだ
いいなあ
プチトマトとか、そのままでも食べれるやつじゃん
食べたーい
424:坂下菫
真面目に読んで考えてみたけど
とりあえず、波川さんと林さんの弟くんたちに「姉が二ヶ月以上行方不明になった」記憶は残らないってことに安心した
同時に寂しくも思ったけど、でも覚えてない方がいいよね
私は、このクラーフで過ごした記憶、持ったまま戻りたいなあ…
大怪我とか辛い記憶もあるけど、それでもここで得られたものは大きいと思うし
正直、ラージフールのクソ共のことはすり潰して忘却の彼方へぶち込んでキャンプファイヤーしたいけど
425:嘉島忠
そうだな…って思ってたのに
忘却の彼方にブチ込んだ時点で終われよ
キャンプファイヤーすんな、死体蹴りかよ
426:入江潔
すり潰した時点で終われって思った俺、平和主義者か?
って思ったけど、本当の平和主義者はそもそも危害加えようとしないか
427:永塚綾
あれだけのことされて報復のひとつも考えないのは平和主義者ってより平和ボケじゃない?
往復ビンタに金的かまして逆さ吊りした状態で本怖(本物の怖さを思い知れ)三時間耐久レースくらいやっても許されると思うわ
ああ、女は金的じゃなくてどうしようかしら
お尻ペンペン百叩き?
428:岬蓮二
えげつなっ
429:桜庭要
精神ダメージえっっっぐ
それにしても、ボクの知ってる本怖と違うな…?
430:村雨涼
(目が覚めた)
朝っぱらからこんな話題してごめんな…?
***
「リオくんほんとに頭大丈夫?」
「突然の罵倒」
「いや、まだぼんやりしてないかって意味で」
「投稿内容見る限り、ある程度の思考能力はありそうですが、いつも通りかと言われると微妙ですね」
「まだ疲れ残ってるんじゃない?一日に二回も体に負担かかる『変身』したみたいだしさ」
「そうだよな、変身って本来疲れるよな。野菜の星の奴だって巨大化から戻ったらゼーハーしてるか気絶するくらい消耗するし」
「漫画を引き合いに出さんでもろて…ちょっと納得しちゃったけど」
でも本当に疲れは残ってないと思うんだよ。
睡眠時間長かったからちょっとぼーっとしてるのはあるけど、これただの寝過ぎの症状じゃないか?
下山のために動くのに問題はない、と思う。
「でも今日はゆっくり行きましょう。昨日かなり頑張って麓付近まで来てますし」
「うん、完全に下山するのは明日以降とかでも全然いいよね。何ならレベリングのためにうろついてもいいし」
「レベル16とか目指してもいいよな」
「魔法スキル鍛えてもいいですしね」
…優しいなあ。本当に僕は大丈夫だけど、気持ちが嬉しいから甘えようかな。
みんなも昨日色々あって思うところはあるかもしれないし。
現状のこと考えるより、別のことを意識して精神を回復させた方がいいと思ったのかな?
「…ところで、ずっと気になってたんだけどリオ兄とシルバーさんってほんとに友達ってだけ?何か素敵なエピソードない?」
「確かに気になりますよね。何しろリオ兄さん、本来は大人ですし。芝野郎は完全に過去の人ですし」
「仕事仲間って言ってたけど、所謂オフィスラブってやつじゃね?」
…違った。コイバナに興味津々っぽかった。そういえば女子中学生だもんな。思春期真っ只中だった。
でも申し訳ないけど僕とルーの間にそういう感情一切ないんだ…何かごめん…
中性的な外見なせいか、僕、あいつのこと男って認識が薄いし、何より恋愛感情とか『あれから』一切考えなくなったからな…
心が壊れた時に、そういうものも一緒に無くなったんじゃないかと疑ってる。
かろうじて、友情や家族愛は少し復活してるような気もするけど。
そして何よりルーとユリちゃんは恋愛感情ってものがわかってない。京さんもそうだけど、浮世離れしてるというか、人外みたいな。
同じ種として見てないというか、言葉は通じるけど実体はヒトとクジラとマンモスみたいな、意思疎通出来る別種でそういう対象と認識してない、お互いに。
だから本当に友情と家族愛しかないんだよ…ガッカリさせたくないけど、本当に無いんだよ…
ああでも、実際はどうあれ、そういう風に見えなくもないエピソードとかあれば、それを話し、て………
「なんか…ごめん…」
「もうそのシワシワな顔で察しました」
「ラブ、欠片もないねんな」
「まあ、そんな気はしてたけどさ。万が一、億が一あるかもなって思ったけど、やっぱ無しか」
「いやあ、20歳以降、まったくそういうのが無くてさ…日々を生きるのに精一杯だったよね」
「確かに、恋愛に現を抜かすと言えば聞こえは悪いですが、他の事にいっぱいいっぱいな時ってそういう娯楽的な感覚楽しむ余裕ないんですよね」
「闇!闇を感じる発言きたよ!ハルももうちょっと楽しもう!?」
「結構楽しんでますよ私。ああ、あとリオ兄さんは優先順位つけて、それが下のものって切り捨てがちな印象ですし、恋愛感情は下も下なんでしょうね…」
「あー、そういうとこはあるかも」
嫌いって思ったもの、無関心になってマジで切り捨てちゃうからな僕。具体的にはヒャッハー組のことだ。
そしてそれを知ってるから、そんな印象になったんだろう。間違ってない。
「まあでも私も恋愛とか遠い場所の出来事みたいに思ってますしね」
「枯れすぎやん」
「ハル、勉強第一って感じだったし、余所見してる余裕なかったんだろうなぁ」
「…今は異世界での旅の最中だし、全員恋愛とかそっちのけだよね」
ハル、結婚予定あるけどな。いや、もうしてるのか?
芝が結婚式の案内に絶望した、とは聞いたけどそれがいつかは聞いてないもんな。もう式終わってるかもしれない。
けど現時点ではまだ片鱗もないんだろう。もしかしたら高校とか大学で勉強以外のものに目を向けられるようになった時期に、出会ったのかもしれない。
そう考えると、いい方向に成長はしてるのかな。青春はもっと早くから経験してもいいんじゃないかって気持ちもあるけど。
うーん、学生のうちは勉学に集中した方がいいって意見もあるし、これは難しい。
しかし、考えてみれば冷遇組は確かに恋愛とか考えずに真面目に元の世界に戻ることを第一にしてる、か?
桜庭くんと坂下さんは恋人だけど、これはこっちに来る前に付き合いが始まってたからノーカンだろう。
むしろ恋人の存在が心の支えになっていた部分もある。てことを考えると、恋愛も馬鹿にできたものじゃない。
けど、新しくする余裕はない、って感じかなあ…
…恋愛第一で行動してた芝が異常に見えてくる不思議。いや、元々異世界転移を企んだ理由が恋愛関係か。頭どピンク野郎かよ。
もうあっちの世界の才能者界隈に回収されてる頃だろう。どういう扱いになってるんだか…
あ、タークくんとルートくんも片思い中だっけか。
でも優先順位は元の世界に戻ることみたいで、僕らと一緒にいる間は変な行動は全く起こしてなかったな。うん、真面目。
ここはちょっと応援したいかもしれない。
「そういえば、ハルって虎に求愛されてたっけか」
「完全に存在忘れてたのに何で蒸し返すんですかアキ兄さん」
「僕もそいつ忘れてたな」
「あたしも言われるまで忘れてたわ。でもアイツは無しでしょ、無し」
「ごめん、恋愛って考えて真っ先に思いついたのがそれだったんだ」
「この世界の人はちょっと選択肢に入れない方がいいんじゃないか?」
「そうですね。でも芝野郎よりミリ単位でマシです。有りか無しかで言えば無し寄りの無しですけど」
「カケラも希望ないやん。ただの無しやん」
「底辺同士を比べても仕方ないだろ…せめて冷遇組の誰かとかさ」
「それは…比べるのも失礼かなと思って…」
「確かに」
『我は冷遇組の誰かと主人が結ばれるならば大賛成だぞ』
「お、サンは容認派だったか」
一通り顔を合わせてるからな。
サン的には全員合格だったらしい。
一緒に訓練したという意味で、ルートくんが一番お勧めらしいけど。ああ、遮断スキルの経験値稼ぎで協力してたからか。
ルートくんは…アイさんが好きなはずだから…多分ハルのことはクラスメイト以上には思ってないんじゃないかな。
「まあ何であれ、恋愛なんて元の世界に戻ってからです。こっちでは考えてる余裕ないです」
「確かにな。俺も今はみんなに腹いっぱい食わせなきゃって思いで頭の八割埋まってるから恋愛とか入る余裕ないわ」
「割合すげー」
「もうそれ思考回路がオカンなんよ」
「なん…だと…?」
ラムは目がキラキラしてるけどな。食いしん坊め。
気が抜けたというか何と言うか、いや、気が紛れた、が正しいかな。
うん、いつも通り動けそうかも。腹休めもすんだし。
「そろそろ下山しようか」
「せやな!」
「麓には行きたいですね」
「レベル16にもなりたいなー」
カーくんから出て、下山のために動き出した。
みんなで感知全開にしてくれたみたいで、怪しい人影などはないそうだ。
うん、連日召喚者に出くわすなんてホラー展開になるんじゃないかと思ったけど、フラグ折れてよかった。
「っあー!食えるワニ発見したー!昼メシじゃー!」
「ギャース!一発目でいらんもん見つけんとってアキ兄!」
「テンションぶち上がったまま突撃しないでください!」
「じ、陣形もクソもない!ナズ、ハル、後方支援よろしく!」
「オッケー!」
さ、幸先いい、のか…?




