後編 聖女はパン屋に再就職中
時間はリュシエラがゴルドラージへ着く少し前に遡る。
神殿に併設された白亜の塔の一室、そこに“聖女”リュシエラが籠もってから三日が経っていた。
「聖女様が……執務に一切出てこないのです」
「神託の祈りも滞ったままで、このままでは貴族議会の承認が」
押し寄せる神官たちの不満に、女司祭バーバラはげんなりとした顔でため息をついた。
「まったく、これだから平民はなってないわ。目を離すとすぐサボるだなんて」
ぶつぶつと文句を言いながら、バーバラは聖女の私室の扉を開けた。
「リュシエラ!あなたどういうつもり!いい加減、仕事をしなさいよ!」
普段であればリュシエラが飛んできてバーバラにひたすら頭を下げ謝るのが常だった。
だが部屋の中に彼女の姿はない。
整えられた寝具、机の上には灯りの消えたランプと、一枚の羊皮紙。
その文字を見た瞬間、バーバラの顔色が変わった。
無言でそれを掴み、踵を返すと塔を駆け下りる。
「大司祭様ァァァッ!!!!」
神殿上層部の奥深く、バルナート大司祭のもとへ滑り込む。
すでにその部屋では、秘密裏に“星の乙女”を迎えるための儀式の準備が進められていた。
「なんだ騒がしい。いまはそれどころじゃ──」
「聖女が!あの平民が消えました!」
羊皮紙を差し出すと、大司祭の眉がピクリと動いた。
「……まさか、気づいていたというのか。星の乙女の儀式のことを」
「かもしれません、いかがしますか?間も無く降臨の儀式が始まりますが」
「仕方あるまい、聖女の執務など、神官たちで何とかしろ。いまは“乙女”を迎えるのが先だ」
バルナート大司祭の一声で、扉が閉じられ、バーバラは部屋の外へ追い出された。
「なによ、いつも丸投げしてくれて…ったくもう」
扉の前でバーバラはため息をつきながら悪態をつく。
肩をすくめて背を向けるその足取りには、怒りとも呆れともつかない諦念がにじんでいた。
彼らの誰一人として気づいてはいなかった。
聖女が背負っていた“祈り”の意味を。
彼女が、どれほど世界の均衡を一身に受け止めていたかを。
聖女なき国は、静かにゆっくりと、崩れていく運命を辿り始める。
◇
その頃、とある地方にあるロゼンフィールド男爵領にて。
「ふふふふ…っ、来たわね……とうとう来たのね!」
少女は鏡の前で自らの姿を何度も確認し、ついには笑いが抑えきれなくなった。
男爵令嬢、ペリエリナ。
いや、彼女の身体に今宿っているのは、異世界から転移してきた少女、星宮 絵里奈である。
「やっと私の物語が始まるのね。ずっと夢だったの!この世界に来ること!このチャンス、逃すはずないじゃん!」
彼女の手には、厚い攻略本のようなノートが握られている。
ここは、乙女ゲーム『聖乙女と七煌騎士』セント・ヴィーナスとセブン・グリッターズの世界。
略して、セングリは王国〈ラティステラ〉を舞台に、“星の乙女”と呼ばれる特別な存在となり、国を救い、発展させ、複数の騎士たちと絆を深めていく恋愛育成シミュレーションゲームである。
国家の崩壊を防ぐため、政治・経済・祈祷・魔法といった各方面で選択を重ねながら国を導いていく。
同時に、七人の個性豊かな騎士(通称:七煌騎士)たちと心を通わせ、恋愛・友情・時に裏切りなど、多彩なルートを選ぶことができるのだ。
「ただのモブ聖女?やだやだ、あんなのと一緒に手を取り合うとか絶対ムリ」
そう、このゲームのヒロインは星の乙女だけではない。
モブではあるが、この世界の疫病や天災を祈りで回避する役割を担う“聖女”が存在する。
だがしかし、ペリエリナはそれが気に食わなかった。
「ちやほやされるのはアタシだけでいいのよ、適当に罪でも着せて、断罪して、バッドエンドにしとけばいいわ」
薔薇の刺繍のドレスを着て、鏡の中の自分にウィンクする
「ふふ……待ってて、私のハーレムたちぃ♡」
幕は上がる。
偽りの乙女は知らない。
聖女がすでに国を捨て、まったく異なる道を歩み始めていることなど知る由もなかった。
*
はぴはぴパン工房が再開してから数日。
毎日早朝から焼かれるパンは、町の片隅で少しずつ評判を呼び始めていた。
「ここのパン、他のとちょっと違うのよ。香りが立ってて、ふわふわしてて、なのに皮はカリッとしてるの」
「昨日の豆パン、ほんと腹持ちよかったわー!」
カイネは厨房の奥で、生地の発酵具合を調整するための発酵箱を自作していた。
元々、物作りに関しては天才的なセンスを持っていた彼。
だが焼き加減や材料の選別にはまったく興味がなかったため、これまでパンは焦がす一方だった。
リネが加わってからというもの、カイネの道具とリネの味覚と技術がかみ合い、店は見違えるように変わってきていた。
「うん……温度、一定に保てるようになった!次の塩パンはこの子で発酵させよう!」
「ありがとうカイネ。ほんと、こういうの作るの得意だよね」
午前の焼き上げを終え、ひと息ついた厨房内でリネは豆パンを齧りながら行き交う人々の姿を眺めていた。
「最近、子どもと女の人のお客さんは増えてきたけど、がたいのいい人たちは、あんまり来ないね」
「あの人らは力仕事が多いから、パンより肉って言ってたな」
カイネは棚に並んだ豆パンを見やりつつ、腕を組む。
「だったら、もっとガツンとくるパンを作ってみようか」
「ガツンと?」
リネは目を輝かせ、以前神が見せてくれた「地球のパン文化」を思い出す。
クロワッサンだけじゃない。
映像の中、分厚いパンにたっぷり乗せられたマヨネーズの存在も強烈に脳裏に残っていた。
「そうだ……あれ、“マヨ……なんとか”って名前だった気がする。
卵と、油と、酸味のあるやつを混ぜて、どろってしてて……パンに塗ったら、すっごく美味しそうだったの!」
「……え、それ大丈夫なやつ?腐ってない?」
「ちがう!ちゃんと混ぜると、とろっと乳化してコクのある調味料になるの!確か名前は…そう『マヨーズ』!」
「うわぁ……また妙な名前出たな」
カイネは頭を抱えたが、すでにリネの手は卵と油と酢などはないので柑橘果汁や酢のブレンドで代用し、かき混ぜていた。
「この国の酢はちょっときついから、柑橘絞り汁でまろやかにして……えいっ!乳化しろーっ!」
リネが張り切ってボウルをかき回すその手元を、カイネが怪訝そうに覗き込んだ。
「……なあ、それって卵、使ってない?」
「うん、使ってるよ?」
「ええぇ!?ちょ、ちょっと待って!卵は火を通さないとアウトだぞ!?腹くだすどころか、運が悪けりゃ……死ぬ」
カイネが顔を青ざめさせて叫んだのも無理はない。
この異世界、特に庶民が扱う食材の衛生管理は発展しておらず、卵を加熱せずに使うなど非常識の極みだった。
だがリネは涼しい顔で、卵を割ったボウルの中に手をかざす。
「大丈夫、ちゃんと無毒化してるから」
「……は?」
リネの手のひらがほのかに光る。
ふわりと空気が揺れ、卵の表面に一瞬、黄金色の光粒が浮かんでは消えていった。
「え、なにいまの……魔法か?」
「ふふふ、これぞパン魔法!穢れと菌を抜いて、食材を“祓浄”する祈りの技術“美味しくなーれ”だよ!」
「そんなの初めて聞いたぞ!?」
「…だって神官たちは教本すら読んでなかったもん。私しか使えないの」
ポツリ、と呟いた言葉は幸いにもカイネには届いていなかった。
「これで菌はゼロ、消化も吸収もバッチリ。免疫力まで上がるんだから!」
「なんでそんなスゴ技、パン屋で発揮してるんだ……」
「パンのためだもん」
かき混ぜること数分、リネは満足げにスプーンを舐めた。
「うん、いける!ちゃんと“マヨーズ”っぽくなった!」
「あ、確かに酸っぱいけど肉に合いそう」
「だよね!」
パン生地は厳選した結果、もちもち生地を。
そこに香ばしく焼いたソーセージを包み込み、上にマヨーズをたっぷりと。
さらに焼き上げの直前、カイネの即興で作った“ハーブスパイスソルト”を振ってアクセントを加える。
そして焼きあがったパンは、ふっくら、つやつや、食欲をそそる香りを放っていた。
「これは……昼の市場で売ったら絶対売れる!」
「名前はどうするんだ?」
リネは迷わず答えた。
「“ガツンマヨーズパン”!」
「……だめだ、名前の勢いが止まらねぇ」
カイネは苦笑しつつも、一口かじった瞬間、目を見開いた。
「うまっ!?マヨーズありだな、これ!ソーセージと合いすぎてヤバい!」
「ふふーん!でしょ!」
その味はまさに、空腹の男たちの胃袋を直撃する“ガツン系”パン。
リネのパン技術とカイネの調整技術、そして地球の知識が融合した、新たな看板商品が誕生した瞬間だった。
そんなある昼下がり。
店の裏口に、なにやら小さな影が現れた。
「リュシエラァアアアア!!」
突如、甲高い泣き声が厨房内に響き渡る。
リネとカイネは驚き、周囲を見渡すと同時に開いた窓の隙間から物凄い勢いで何かが入ってきた。
ぶつかるとリネは目を閉じたものの衝撃はなく、ゆっくりと目を開けばそこには掌ほどのサイズに縮んだ小さな生き物が、半べそをかきながらふよふよ目の前を飛んでいる。
「お願いだよぉお!世界を救ってよぉおリュシエラァアア」
「……え、もしかして神?」
神と言われたソレは、青白く発光する半透明の身体に丸く大きな目と短い手足をもち、頭には羽のような光の突起が揺れている。
リネの目の前で、顔を両手で覆って泣き崩れていた。
「え、神?神!?これが!?」
「いや、ほんとの神は全く姿が違うんだけど」
初めて見る神に驚くカイネであったが、リネもまた困惑を隠せないでいた。
二人の困惑など気にせず泣いていた神だが、その鼻をくすぐったのは、あまりに芳醇な香りだった。
肉の旨み、バターのコク、ほんのり酸味を帯びたマヨーズの香り。
それは、空腹と興味のすべてを刺激する濃密な香りだった。
「……え?なにこれ、すごくいい匂い」
ぴたりと泣き止み、神は顔をあげて周囲を見渡す。
漂うのは、焼き立ての“ガツンマヨーズパン”の香り。
焼き上がったばかりのマヨーズパンがちょうど熱冷まし中でテーブルに広く並んでいる。
「今の匂い、なに?ねぇなに?あれ、パン?パンなの?食べてもいいの?」
「ちょ、ちょっと落ち着いて!まだ熱いから!」
だが小神はふわりと浮かび、リネが用意していた試食用の一口サイズの“マヨーズパン”にぱくりと食いついて、固まった。
「パンとは……パンとは!こんなに深淵なるものだったのか!」
そのまま天を仰ぎ、小さな両手を広げ感涙を流しながら舞い上がる神。
「肉の旨み、マヨーズのまろやかさ、香ばしいパン生地の食感……かつて我が創造せし大地のどの恵みにも勝る……これは……神食!」
「え、うそでしょ、泣いてる?」
「泣いてるね」
厨房の片隅、リネとカイネは顔を見合わせた。
それからというもの、小神は完全に「パンの虜」となった。
世界の崩壊? 聖女の不在?
そんなことより、今はパンである。
「ねぇリュシエラ、明日はどんなパン作るの?甘いの?しょっぱいの?あとあのジューシーなやつもう一回食べたい!」
「はいはい、焦らない焦らない。あと私はリネね?あんたも手伝うなら、エプロンつけなさい」
「……あっ!つける!つけるーっ!!」
こうして、“パンに感動した神”はリネのそばでマスコット的存在として応援するようになった。
リネが生地を捏ねるたび、神は小さな手で空気を冷やしたり、いい香りを厨房に拡散させたりと、自主的に協力するように。
世界は聖女の祈りがなき今、崩壊の危機に瀕していた。
だがゴルドラージの片隅、はぴはぴパン工房では今日も平和にパンが焼かれていた。
*
新作「ガツンマヨーズパン」は、見事に“働く男たちの胃袋”を射抜いた。
肉の旨味、まろやかなマヨーズ、香ばしく焼き上げたパン生地。その三重奏は、朝から晩まで体を動かす労働者たちの間でたちまち評判となった。
「昨日のアレ、もう一個買っておけばよかったよ!」
「ここのパン、腹持ちいいんだよなあ」
そしてリネのそばにいつの間にか常駐するようになった小さな神も、すっかり「はぴはぴパン工房」の名物となっていた。
「神ちゃ〜ん、今日もぷにぷに〜!」
「あっ、浮いてる!浮いてるぞ!え、触っていいの!?」
「神!今日もがんばってんな!」
「いや、一応神なんだけどな……」
「当人が良ければいいんじゃない?」
「リネ〜、品出し終わったよぉ!」
はぴはぴパン工房は、今日も変わらず賑やかで平和だった。
だが、その平和は唐突に乱れることとなる。
一昨日から降り続く雨。
最初は小雨だったが、今では途切れることなく空から降り注ぎ、まるで空が破れたかのようだった。
海に出る船は止まり、物資の流通も滞り始めていた。
漁師や行商人が働きに出られず、町の多くの店が閑古鳥を鳴かせている。
もちろん、はぴはぴパン工房も例外ではなかった。
「……暇だなぁ……」
リネは手持ち無沙汰にトレイを拭きながら、雨で煙る窓の外を睨み、外を眺めていたカイネはぼんやりと呟く。
「こんなに長い期間での雨なんて、百年ぶりだって神殿の人が騒いでた」
その言葉に、リネはかつて“聖女リュシエラ”と呼ばれていた、かつての記憶を思い起こす。
聖女としてラティステラ国で祈り続けていた頃は、こんな長雨など一度としてなかった。
「……ねぇ、神」
視線を横にずらせば、例のちいさな存在がテーブルに腰かけ、パンをパクパクと頬張っている。
「この雨……祈りの影響だったり、する?」
神はもぐもぐと咀嚼しながら、素直にうなずいた。
聖女の祈りには、天災や厄災から国土を守る力があった。
それを手放したことで、本来なら“祈り”によって食い止められていた自然の脅威が、徐々に世界を蝕み始めていたのだ。
しかもリネが逃げ出したラティステラでは、もはや雨どころの騒ぎでは済んでいないという。
だがゴルドラージは、まだ「雨」でとどまっている。
「もしかして、私や神がここにいるから?」
リネの問いに、神はまたうなずく。
信仰の薄いこの国では、本来ならとっくに大規模な浸水や疫病が発生していてもおかしくない。
だが、今のゴルドラージには「神」と「元聖女」がそろっていた。
さらに毎日、町の人々が無意識に神を「可愛い」と笑いかけ、感謝し、パンを通じて祈りに似た感情を抱いていた。
「……知らないうちに、こっちの人たち、ちゃんと“祈って”るのかもね」
神もまた、無言でうなずいた。
今この町には、かつてのような形式的な神殿も、押しつけがましい儀式もない。
あるのは、ただ焼き立てのパンと、心からの「美味しい」「ありがとう」という言葉。
それだけで、この国は今日も、大災害をほんの少しだけ、すり抜けて生きていた。
*
はぴはぴパン工房の昼下がり。
しとしとと降る雨の音が、やけに静かに響く日だった。
「よっ……ほっ……!」
濡れた外階段を登ってきたのは、小麦の卸業者。
体格のいい中年の男が、大きな麻袋を肩に担いでやってきた。
「カイネ〜!おーい、いるかー!」
「うわ、セルさん!?大丈夫ですか!?てか、なんで来たんですかこんな日に!」
「ったく、年寄り扱いするなっての。用件だけどな、悪いな……この雨で運搬路が潰れてて、小麦の入荷が遅れる見通しなんだわ」
「え、そ、そんな……!」
厨房の奥で、片づけをしていたリネの耳にもそれは届いた。
小麦はパンを作るのに必要不可欠な材料だ。
それが雨の所為で届かない。
「パンが……作れない!?」
「パンが……食べられない!?」
リネと神は揃って愕然とした顔を見合わせる。
「よし、神!今すぐ雨を止ませるぞ!!」
「がってん承知!」
「えっ!?どこ行くの!?ちょっとリネ!?リネぇぇええ!?」
リネはエプロンを脱ぎ捨てると、神を抱えて雨の中へと飛び出していった。
雨脚は弱まるどころか、むしろ勢いを増している。
リネは二度と祈らないと己に誓った。
だがそれはそれ、これはこれ。
パンが焼けないのでは、自由になった意味がない。
そうこれは世界救うための祈りではない。
私のためのだけの祈りなのだ。
ずぶ濡れになりながらも足を進め、辿り着いたのは、寂びれたゴルドラージ神殿。
信仰が薄れたこの国では、今や訪れる者も稀で、祭壇の火も絶えて久しい。
だがそんな静寂の中、ひとりの女性が祈りを捧げていた。
「どれほど絶望に陥っても、信じてくれる人がいなくても…わたしだけは、あなた様を信じています。
地母神“アークアルディエル”様」
女司祭、ハミララ。
柔和な目元と控えめな態度が特徴の、古参の司祭だった。
神殿の維持に必要な最小限の祈祷と掃除を、雨の日も欠かさず続けていた。
「たのもぉぉぉっ!!」
突如、神殿の扉が勢いよく開かれ、ばしゃっと雨水が飛び散った。
ずぶ濡れの姿で仁王立ちするのはリネ。
その肩には、ちょこんと神もとい“アークアルディエル”が乗っている。
「ちょ、ちょっと!?あなた風邪を引きますわ!すぐタオルとお湯を!」
ハミララは悲鳴のような声をあげて奥へ駆けていった。
その隙にリネは静かに神像の前に進み、地母神の像の前で膝をつき祈りの姿勢をとる。
服装は違えど、その祈りの姿勢は確かなものだった。
「地母神よ、どうか、この国に陽を。
食材を育む大地に、恵みの循環を。
そして…私に……パンを焼かせろーーーーー!!!」
リネの祈り、もとい渾身の叫びが神殿内に響くと同時に、神像が光を帯びはじめた。
淡く、優しく、それでいて力強い光が天へと伸びていく。
やがて曇天を突き破り、空が割れるように光が差し込んだ。
その一瞬を目の当たりにしたハミララは、両手いっぱいに抱えていたタオルをぽろぽろと取り落とし、ぽかんと口を開けて立ち尽くすしかなかった。
空が晴れ、雨が止んだ。
“聖女の祈り”が、今天に届いたのだ。
「よっし!これでパンが焼ける!!」
「やったー!パンー!!」
が、当の本人や神はパンのことで頭がいっぱいだった。
end
最後までお読みいただきありがとうございます。
数ある小説の中からこの小説をお読み頂き、とても嬉しいです。
今後も応援していただけるのでしたら、いいねや下の⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(全部入れると10pt)で評価していただけると、いろんな方に読んでいただけるようになるのですごく嬉しいです。
ちなみに作者はパンがそこまで好きではありません。どちらかというと、麺派です。




