第七話 良妻賢母1
本作品の製作にあたり、世界観・物理設定の検証およびブレインストーミングの補助として一部対話型AIを使用しています。本文およびストーリー展開はすべて作者自身により作成・執筆されたものです。
またこの作品の、タイトルはいまだ未定であり、決定次第随時変更していく次第です。
加えて、本作品には性的、差別的な内容が含まれているので苦手な方はご注意下さい。
ご理解、ご了承のほどをお願いいたします。
また、事前の告知等はするつもりなのですが、タイトル変更によって当作品の検索が困難になる場合がありますので、作者名を覚えていただくか、ブックマーク等の機能を活用していただけると幸いです。
朝、全身で感じる不快感で目を覚ます。
嫌な夢を見て冷や汗を沢山かいてしまったからか、衣服がべっとりと肌にくっついていた。
服を「ぴんっ」と引っ張ってみても、手を離せばまたすぐにくっついてしまう。
根本的な原因を取り除けていないからであろう。
では根本的な原因とは何を指すのが適切なのだろうか。
汗?
それとも夢?
汗なら、水を浴びるか、時間の経過を待つかできるが、もう一方は?
洗い流すためのものはないし、時間だってもう十分経っただろう?
じゃあ、解決策なんてものは...
(いや、もうやめよう)
これ以上考えたって、あの夜が、あの言葉が、より鮮明な形を持つだけなのだと、俺は誰よりも知っているのだから。
...まあとりあえず、俺の住んでいる村のインフラの部分がおかしすぎるという話があったのだが、その原因についてつい最近判明した。
地球において、中世の欧州のインフラ(特に上下水道)が壊滅的だった原因は場所によって様々なものが挙げられるのだが、俺がいるような小さな村では、「知識不足」というのが主なものであった。
そもそも、中世ヨーロッパでは主に羊皮紙、つまり動物の皮を用いた紙が使われていたのだが、一枚作るのに莫大な数の動物が必要となるため、価格がとてつもなく高く一般人に買えるような代物ではなかった。
この理由によって、紙を使って作られる本自体も家を一軒建てられるレベルの値段になってしまい、持っているのは修道院や大聖堂などを除けばほとんどいなかったらしい。(ちなみにこれによって更なる問題が発生するのだが、それはまた今度)
(まあ材料費が高いのもそうだけど、印刷技術が発展してないせいで、本の複製は全部手書きでしかできなかったていうのも大きな要因なんだけどね)
数十万字もの言葉をそのまま写生しないといけなかった当時の専門家たちのお気持ちはいかに。
しかも、紙が高いせいで失敗できないとかいうカス条件付き。
気が狂った末に叫びだした人とか絶対いたと思うけど。
(そういえば、ザビエルって剥げてたけどあれってまさかストレスだったのか?)
社会の理不尽によってまばゆい輝きを得たかもしれない男はさておき、このような理由で中世、特に人が少ない辺境の村などでは知識の入手がほとんど不可能であったのだ。
知らなければ当然、簡易暗渠のようなものも作れず、結果、伝染病の大蔓延という暗黒魔境行きが確定するというわけである。
知識がないと生きられないのに知識を得ること自体が不可能であるという
無理ゲー環境は、パルプンテを起こすことなく無事現世に地獄を顕現して見せたらしい。
(その当時のえぐすぎる惨状を子供たちに教えれば、勉強に対するモチベーション爆上がりすると思うんだけどな)
特に最近、「もう学校は古い」とか本気で言いだしている人がいるのだから驚きだ。
もしそう思っている人が諸君の身近にいるなら、できれば目を覚ましてあげるべきだと思う。
勉強がすべてとは言わないが、そいつが闇の歴史を繰り返すことを夢見るアホ、もしくは、誰にも忠告されない実写版裸の王様として見られている可能性は非常に高い。
(現代世界は可能性に満ち溢れているから、今からでも改心して努力すれば、そんな軽い汚名程度どうとでもなるだろうし)
まあ現実逃避の一環、もしくは情報商材を使ってカモがねぎをしょってくるのを
待っているかのどちらかであるなら健全であるとは感じるが。
(後者は倫理的にアウトすぎるけどね)
ではなぜこのような困難があったにもかかわらず、俺のいる村では卓越した知識が存在しているのか。
その答えは単純明快、知っている人がいたからだ。
それが、俺の生みの親、フェイラ・ロゼンヴェイル、その人である。
ご愛読くださりありがとうございます。
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