覚醒④
「ねえ、姐さんこれ道間違えてませんか?」
「うるさいねぇ気配を追いかけてきたから間違いないはず」
「でもこんな所にいますか?なんだかヤバそうな気配ですよ」
『ほら感じないか?あの子の気を』
『確かに、でもなんでこんな所に」
「あの子だって『白服』なんだ。たいがいのことは対応できるだろうさ。大方助けを求めれてなんとかしようとして引き受けた結果がこれでしょう。全く、あの子ったら正義感だけは強いからね」
「とりあえずあれをどうにかしましょう。なんとか合流して事情を聴かないと」
迫ってくるアンデッドに二人は立ち向かっていく。
「まだまだ先は長そうだね。帰ろうか」
当初はやる気を見せていたクボタであったが思っていたいた以上に片付けるのに時間がかかるとわかってやる気なしモードに移行していた。
「何をいっておるんじゃ」
「あんたって子は」
「ここまで来てそんなこと言うんですか」
「そう言われてもねぇ」
仲間達の非難の声もクボタには届かない。
「いやいや、もう先に進むしかないみたいだぞ」
カルストンにそう言われてクボタがふと後ろを振り返るとさっきまで存在していたはずの通路が消えていて一面壁があるだけだった。
「そういうことですか。やってくれる」
「そういうことだ。死んでいったやつらとの約束はちゃんと果たさないとな」
カルストンの言葉にクボタの闘志に再び火がついた。
「やっぱり先生はすごいです。さりげなくやる気を出させる方向にもっていっている」
アルビーが尊敬の念をカルストンに向けるのを感じてカルストン本人は心のなかでそうだろうそうだろうとひそかに喜んでいた。
さて取り残された人々を救出すべく中心部へと歩みを進めていく。すると
「ほう、ここまでたどり着いたか、まずは誉めてやろう。だが、あやつは最弱、いい気になるなよ」
突如として現れた典型的な敵キャラに
「うるせぇわ、同じ事を二回言うな」
あからさまな敵意を向けてクボタは敵キャラにボール状にした魔力を何発もぶつける。
命中したはずではあるが相手は微動だにせずその場に立っていた。
「だめです。あいつには通常の魔法攻撃は通じません。物理もです」
アルビーか叫ぶ。
「あなたとは相性が悪そうね。ここは私の出番のようね。アルビーちゃんいくよー」
「私が戦うのですか?」
珍しくやる気を見せた聖女ではあったがアルビーに話をふっただけだった。
「言ったからには聖女様も戦うのですよね?」
アルビーの問いかけは当然のことだった。
「……。当たり前でしょう。ここで私がでなければこの後戦うことないでしょう。私にしたらそのほうがいいんだけど……」
思わず本音が出てしまう聖女であった。
「誰がきても同じ事だ。私に勝つことなどできるわけない」
敵キャラのその言葉を聞いたクボタは思った。これは勝ったなと




