これが俺!?
隣の州にあるお嬢様学校の怪奇現象の謎を解決する為に馬車に乗って出発したは良いものの…。
重要な事を忘れてた。
なんてったって向かう先は「お嬢様学校」だもんな…。
"前話"も言ったが、名家の女子生徒のみが通う事を許されている学園…。
つまりは、"男子禁制"って事!!
"男"の俺はどう潜入しろって言うんだよ!
依頼なんだから学園に潜入しないといけねえし!
ユラやミミカ、モルフィ、ククル、キッカの5人なら生徒として潜入出来るから容易だが、"男"の俺はどう考えても無理じゃね!?
「どうしたの?ライア?」
気になってキッカが話しかけてきた。
仕方なく俺はみんなに事情を話した。
「な~んだ!そんな事か!」
「"そんな事"とはなんだよ!?重要な事だろ!第一、男の俺が学園に居たら確実に不審者だろ!」
「大丈夫!私に良い考えがあるわ!」
「考え?」
何やらユラが俺が学園に潜入できるように策があるを思いついたらしい…。
***
隣の州までの中間地点の宿についた俺達。
今夜はここで一旦寝泊まりする事になった。
だが、俺は今気になっている事があった。
それは、さっきユラが言っていた"考え=策"だった…。
俺が女の園に入れるようになる為の策って…
そんなユラは今、宿の近くの街まで行っちまったし…。
いったい何をしに…
「おっまたせ~!」
「ユラ!」
何か爽やかな感じでユラが町から戻って来た…。
手に持っているのは…。
あれって、メイク道具!?
「おいおいユラ、それ何に使うんだよ…?」
「決まってんじゃない!ライアが学園に潜入出来るようにするのよ!」
「は!?」
ま、まさか俺に使う…って、おい!?
「やめろ!ユラ!なにをして!?」
「いいから動かないで!」
「や、やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
俺の叫びもむなしく、ユラにされるがままに化粧をされた…。
***
「「お、おおお!」」
「え!?これが、俺!?」
鏡で自分の顔を見て驚いた。
目の前にいるのは美少女かと思うほどの俺の顔。
俺じゃない気がした。
「ライア!結構可愛いじゃん!」
「ま、まさか、これで俺学園に潜入すんのか!?」
「当たり前じゃない!」
「じょ、じょ、冗談じゃねええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!」
というわけで、俺は何とか、潜入出来そうです…。




