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ハラッパーの真ん中で  作者: 三重野 創


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カエルの歌が聞こえてくるよ

「この時期になると、雨もいいものだなって感じるね」

 田植えシーズンの到来。はじまりはいつも雨だ。星をよけれるか。


「カエルの合唱が心地良いわ」

 トノサマガエル、アマガエル、カエルもいろいろあるけれど。


「音符のオタマジャクシと掛けているのでしょうね」

 カエルところがあるというのは、幸福につながる。


「この辺じゃ子供達に田植えを教えてるんだネ」

 自分が育てた米なら、味も喜びも格別だ。


「百姓ってのはなんでもやる人のことなんだ。現代人は単一の仕事しかやらなくなってしまったが、こういう多能工が増えると国力も増大するし、豊かなライフスタイルを送れる」

 まるで国家が繁栄できないように妨害されているかのようだ。


「わたしは下呂に行きたいわ」

 疾風のようにやって来る天才科学者。ドクター・ゲロも彼女の才能には及ばない。


「下呂もカエルが有名だネ!」

 鳥山氏のキャラは、下呂温泉から名付けたのだろうか。


「あたしも昔行ったことあるわ。温泉街ってなんとも言えない開放感があるのよね」

 浴衣姿もサマになるマリア。


「飛騨牛グルメがいくつかあるんだけど、食べ歩きならやっぱり肉寿司だよね」

 下呂プリンもいいものだ。地名と食べ物名を直接繋げてよいのか一瞬迷う。


「地震が多いことと温泉が多いこととは、関係が深いようです」

 黄金の国と呼ばれたのも、マグマが活発なことと無関係ではあるまい。


「博士が缶詰になるには相応しい場所かもしれません」

 レオンが目を配らないといけない範囲は、広すぎる。


「カエルが嫌いな人って多いと思うけど、蚊とかアブラムシとか害虫を食べてくれるありがたい存在なんだよね。だから幸福の印として世界中で縁起物になってたりする」

 田んぼでカエルの合唱が始まったら、豊作が約束されたようなものだ。


「子沢山だから子孫繁栄、無事カエルで交通安全とかな」

 イエスも仕事柄、安全には気をつけ縁起を担ぐ。


「雨を降らすから、アマガエル。天気予報も楽ね」

 カエルかな、カエルの予想かな。


「あら、むこうに金色のカエルがいるわ!」

 オブライエンがめざとく見つけた。


「ほんとだ、めちゃめちゃ運気アップしそう!」

 何ガエルだろうか。


「ちょっと捕まえてくル!」

 エリが元気よくダッシュした。エリの髪色もカエル色である。


「あっ、エリちゃん危ない!」

 雨で滑り、派手に転んだ。


 無地のTシャツを着たエリが、正面からカエルに向かって倒れ込んだ。

 かような方法で、エリは平面ガエルを着装した。











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