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1ヶ月と1年の少年少女  作者: 雨玉模様
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プロローグ

 少女が一人、学校の屋上で仰向けで寝転がっていた。

 少女の目に写る空は、酷くどんよりとし今にも雨が降り出しそうな雲行きだ。

 そんな空を遮る様に、少女は空に手を翳す。

 少しすると、パタンと手から力を抜き腕で視界を覆った。


「もう疲れたよ・・・」


 少女が小さくそう呟くと同時に、空から落ちてきた雫が少女の目尻にポタリとたれ、そのまま目じりを伝う。

 そして、数え切れない雫が空から降り始め少女を濡らしていくが少女はそこから動こうとはしなかった。






 ある病院のお世辞にも明るいとは言えない診察室で、心痛な面持ちの医者と対照的に笑顔の少年が対峙して座っていた。

 心痛な面持ちの医者は、手元にあるカルテに目を落とし深く息を吐き出した。

 診察室の窓を先ほどから降り始めた雨が叩いている。


「・・、病気の進行が思っていた以上に早い。このままでは・・」


 医者は言葉は一旦途切れさせ、少年のほうに体を向ける。


「先生、俺、もう長くないんでしょ?」


 少年は強い眼差しで医者を見つめ、覚悟はできてます。教えてくださいと続けた。

 その言葉に医者は、自分の白衣をぎゅっと掴み、意を決したように少年を見た。


「長くても一ヶ月持つか、わからない」


 医者の言葉に少年は一瞬、息を詰まらせ小さく一ヶ月・・・と零し、静かに雨の降る窓に視線をずらした。

 降り始めた雨はまだ当分止みそうには無かった。



はじめまして。雨玉模様(あめだまもよう)といいます。

初心者なので全然文がド下手ですが少しでもうまくなるように精進しますので応援していただけると嬉しいです!

スローペース更新になるかも知れませんが頑張ります。

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