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編集後記

再び、あなたがこの記録を最後まで読み進めてくれたことに、深く感謝したい。




この第一記録集に収められているのは、あくまで過去に発生し、すでに解決を見た事件だ。


だが、私は知っている。


真実が記録に残るのは、ほんの一部にすぎないということを。




どの事件にも、語られなかった言葉や、記されなかった想いがある。


犯人の沈黙、被害者の表情、通報者の震える声――


そうしたすべてが“事実”であっても、記録にはすべてを載せられない。


だが、だからこそ我々は記録し続ける。


記さなければ、なかったことになるのだから。




事件のすべてを理解することは不可能だ。


だが、それでも残す価値があると信じて、私はこの記録を閉じる。




そしてまた、今日も新たな報告が届く。


今、次の記録の表紙を開く音が、静かに聞こえてきた。




君がこの世界の一端に触れてくれたことに、私は心から感謝している。


この記録が、君の中にほんのわずかでも残るのなら――それで十分だ。




記録者


GIA・書庫部門責任者


オスカー・ヘイズ

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