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ときめき
あの頃は世界がきらめいて見えた。
使い古された陳腐な表現。
真実、高校生時代の私には世界がそう見えていた。
君は今何をしているのかな?
ご飯を食べてる?
ドラマでも見てる?
意外と真面目だし勉強しているのかな?
携帯の画面を見て、そう思っていたのを覚えている。
学校が休みになる方が憂鬱で、学校に行ける日が楽しみだった。
休み時間の他愛のないおしゃべり。
部活で汗をきらめかせる君。
今でも鮮明に思い出せる。
昨日の夕飯のことなんて全然思い出せないのに。
不思議だね。
スマホの通知音が鳴った。
君から連絡だった。
久しぶりに地元に帰るから会えないかというシンプルな文面。
君らしいなと思い、私も「いいよ」と簡素に返す。
君が知ったら驚くかな?
あの頃、君に告白しようとメールに好きって書いていたこと。
勇気が出なくて送らなかったこと。
でも、今なら送らなくて良かったって思える。
ママ友になって、こうしてランチを楽しめるのだから。




