第48話 「下準備をしよう」
コーヒーを具現化出来た喜びで少し(かなり)脱線してしまったがそろそろ本題の「ヒーローへの道(?)」への下準備をしよう
「う~ん、先ずはコスチュームだろうな…」
脳内で色々と模索するが殆どを自主却下した
何故なら頭部を覆うケバケバしいヘルメットや派手なカラーの全身タイツ、白いブーツ&グローブとか悪目立ち過ぎて異端者扱いされてしまう
却下する前にたまたま遊びに来た子供達&ノアにドッキリを仕掛けたら失神や失禁等の被害が出てしまった
お詫びにケーキをご馳走したら全員機嫌を直してくれた
ティータイムを満喫して貰っている間に「勇者のイメージ調査」を行ったのだが
大まかに集約をすると軽装の鎧かフルプレートメイルを着用し、伝説の武器を振るい敵をやっつけるみたいな平凡な結果になった
この世界でも強者は大勢いるが大抵の武芸者や魔術師は国家に召し抱えられ、軍隊に所属しているそうだ
フリーでは職業としてではなく居住エリア近辺の魔物討伐をほぼボランティアで行う程度でしか存在しないらしい
(前途多難のレベルじゃないな、こりゃ…)
翌日から調査結果を元にこの世界にも溶け込むヒーロー像を数パターン作成したのだが似たり寄ったりで面白味がなかった
結局コスチュームは諦め装備品や必殺技の開発に勤しむ事にした
ヒーローと言えば必殺技、必殺技と言えばヒーローなのだ。ここだけは譲れない
とりあえず格闘系の必殺技は美的観点から一時保留とした
ゾンビ故限界を無視した筋力や動きは可能だが美しさを求めるのであれば「技術」が必要な為だ
また闘気チートの検証中に行った放出系も同時に保留、となると残されたのは武器等での攻撃か?となり武器開発に着手した
途中何度も心が折れかけたが最終的に多彩な攻撃が可能な一振りの日本刀と侍と忍者をイメージした武装、衣服を作製して一応の完成とした
ここに落ち着く迄に約2週間、結局自分でも若干納得がいかない結果に精神的ダメージはかなりのモノになったのだ




