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乂阿戦記~勇者✖︎魔法少女✖︎スパロボの熱血伝奇バトル~  変身ヒーローの勇者様と歌って戦う魔法少女は○○○○○○○○○○○○   作者: Goldj


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乂阿戦記4 第三章 桜の魔法少女神羅と天下の大泥棒-16 狂気のスーパーデンジャラスウルトラ天才マッドサイエンティスト メガデスドクター鳳博(フェニックスエジソン)

その後気絶している彼女達を回収した後、試合は再開される。

ここに来て魔法学園側は一気に5人、メンバーを失った。


……残った魔法学園メンバーは、もはや雷音たち数人だけ。

これは名実ともに“サバゲー決勝戦・最終ラウンド”である。


おまけに相手は巨大ロボットまで持ち出してきている!

どう考えても戦力差は圧倒的であり、このままでは勝ち目はないと思われた。

合体巨大ロボは、ズシンズシンと音を立てながら雷音とアキンドのほうに迫りきた。


挿絵(By みてみん)


2人は必死に逃げ惑ったがあっという間に追いつかれてしまい捕まってしまった。

そしてロボは2人を捕まえたまま持ち上げて見せたではないか!?

しかもそのまま空中に放り投げたのである!!

まさにジャイアントスイングといったところか……?


まさかのプロレス式ジャイアントスイング。

ロボットのくせに、どこで学んだんだその技術!?


空中で回転しながら落下していく

このままでは場外負けになる。

雷音は飛竜形態に変身して、アキンドを背に乗せ場外負けを回避する。


間一髪セーフとなったのである。

続いては雷音達が行動に出る番だった。

一度上空へと舞い上がるとそこから急降下を仕掛けていった!!!

しかしそれを読んでいたと言わんばかりにロボは待ち構えており迎撃態勢をとっていた……!!

頭のバルカンからペイント弾が乱射される。

何とか急旋回して避ける。

ロボをラジコンコントローラーで操るヒースは胸を反らして高笑い。

「ウーハハハ!無駄、無駄、無駄です!そんな直線的な動きじゃ当たるものも当たりませんよ!」

挑発してくる彼女に対し怒りが込み上げてくる二人であったが冷静に対処する事にしたようだ……!

「………アポート」

「あれ?………」

なんとヒースが持っていたロボットコントローラーは、アポート能力により今アキンドの手の中にあった。

「おおぅ!?」

驚愕の表情を見せる彼女に容赦なく攻撃を加えることにした!

ロボの銃口が、今度はヒース達スパロボ研メンバーの方を向く。

「わああ!ずるい泥棒!それは反則ですよおおお!!」

涙目になりながら抗議するも聞き入れられず結局一斉掃射を浴びることになった……。

「きゃああああ!」

その場から退避しようとするも間に合わず被弾してしまう形となった……(泣)

続いてデブチンがやられ、ウチウがやられ、ドリやんがやられる。

『ほんぎゃああああ!』

5人目の犠牲者とすべくバルカンがラブチンに銃口を向ける。

ラブちんは咄嗟に大楯で鳳博と自身の身を銃弾から守る。

「会長、ちょっと盾を持ってて欲しいでやんす」

そして大楯を鳳博に預ける。

彼は足元の石を拾い上げると、空に向って投げた。

そして投げた石を足場に八双飛びを繰り返し、空中飛行する雷音達に迫って来る。

「………ってええっ?!何やってんのあの人おおおおおおっ!!!!?」

まさかの展開に驚きを隠しきれない様子のアキンドだったが雷音はある程度予想してたのか落ち着いている。

「やっぱりな、移動の足さばきから達人だってのはわかってたけど、すごいレベルの軽気功だ!流石に真狂王みたいに倍化加速飛びまではできないようだが、それでも武仙の域の達人だ!」

「いやいや、ないから! 人間が放り投げた石を足場にぴょんぴょん跳ねるってありえないから!!」

アキンドは突っ込むが

「そういう物理法則の常識を無視した武芸を披露するのが武仙なんだあ、仕方ないことなんだあ……」

雷音はめちゃくちゃを言う。

「おいいいい!何でも武仙って言っとけば説明つくって風潮やめろやあああ!!!」


※現在、物理学と倫理観は一時停止中です。


そんなやりとりの間にも、ラブチンはどんどん接近してくる……!

(このままじゃまずいでやんすね……)

ラブチンは焦っていた。

投げた石の数が足りない。

このままでは飛竜になった雷音に追いつけずロボのコントローラーを奪取出来ない。

どうにか打開策はないものかと考えを巡らせていたその時、彼の脳裏にある案が思い浮かんだ。

(これを使おう!)

彼は身につけていた分厚いぐるぐる瓶の伊達メガネと出っ歯の義歯を放り投げ、それも足場にした。


空を蹴るたび、残像が虹のように輝いていた。何だこの感動的なジャンプ演出は……!


そして、ついに雷音達に追いつきアキンドの手からまんまとロボットコントローラーを奪取した。

「ぬああ!? あのラブちんとか言うチー牛オタク、メガネと出っ歯を取ったら普通にイケメンだぞ!!?」

驚くアキンド

「なんかムカつくよねえ〜」

イケメンに文句がある雷音

一同騒然である……!

しかもその後に続く動作にもいちいち洗練された美しさがあってなんだかムカついてくるのだ……!!(怒)

「……でもこれで形勢逆転ですね!皆さん覚悟して下さいよっ!!」

そう叫ぶと同時に空中で回転しながら華麗に着地するのだった!!

「会長コレを!」

「うむ、でかしたロイ! いや、ラブちん!」

鳳博はラブちんからロボットコントローラーを受け取る。

「また奪い取ってやる!」

アキンドが鳳博に向け再びアポートを発動しようとする。

「おっと、これをよく見るんだなぁ?」

鳳博はアキンドに向け警告を発する。

なんと彼は何処かで拾った犬のフンをロボットコントローラーに塗ったくっていた。

鳳博自身は一応手袋をしてから犬の糞を塗ったくっている。

「「ゲーッ!、あんの野郎なんて真似してやがる!?」」

アキンド、雷音はドン引きだ。

「ふーははははは!犬アレルギー持ちの俺には痒くて仕方のない行為だがな、今この時だけはあえて俺は汚物を塗りつける!貴様を殺す為になあ!!」

「「きっしょくわろすわろすわろすわあああああああ!!こいつマジでありえねーんだけどおおおおお?!」」

発狂する雷音とアキンドだった。


「命より誇りを汚す方が恐ろしい!……だから俺は、自らを穢す覚悟で貴様を倒すッ!!」


「「かっこつけてるけど、それ犬のウンコ擦りつけてるだけだから!!」」

雷音とアキンドは全力で突っ込んだ。


この瞬間、“ロボットサバゲー史上最低の戦法”が爆誕した。

https://www.facebook.com/reel/1135455587565578/?s=fb_shorts_tab&stack_idx=0


↑イメージリール動画

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