表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/46

18話

護摩炊きが終わり二人は境内を後にする。


「で、あみちゃんどうだった?やっつけてくれるって言ってた?」


「いや、それは厳しいって。でもさめちゃんに力をくれてたよ。持ってる剣でさめちゃんの頭をズビシッてやってた。そうしたらさめちゃんが金色に輝き始めてさ(笑)」


うおおおお、俺の知らないところでそんなことがあったなんて。不動明王の力か、何か強そうだ。でもここに来たからって解決するわけじゃなかった。これで終わる、解決すると期待していた気持ちが一気に崩壊する。


「あとね、さめちゃんに伝えろって。迷うな、どーんと構えてればいいって。」


迷うな。どーんと構えてればいい。そうなのかわかった!とは言い切れない。迷わないでどんと構えるってどうすればいいんだろう。それが出来ればもう大丈夫になるってこと?良くわからないけど、出来るようにならなきゃ。


「あとこれ。さっき境内から出る時貰ってきた。」


あみが手渡したのはお寺が無料で配っている小さなカード。そこにはひらがなで呪文のようなものが書いてある。


「不動明王ご真言?だって。不動明王の呪文だよきっと。これ護摩炊きの時にみんなで唱えてたやつでしょ。」


たどたどしく康平は真言を読み始めた。


「のうまくさんまんだあばあざらだん せんだあまあかろしゃあだ そわたやうんたらたあかんまん?」


-----

真言を唱え始めると康平は体から金色の光を発し始める。唱え終わると光は収まった。

-----


「うんたらたかんまんだって。何か変なの。」


「さめちゃん、凄いよ。さめちゃんが真言唱えてた時体が光ってた!」


「えええ!凄いじゃん。まあ、俺には見えないけど。でもそれって不動明王の力ってことだよね!」


「あと言われてたのはね、何だっけ。そうだ、さっき買った木彫りの根付。困ったときに握りしめれば力をくれるって言ってた。」


康平は根付をつまんでじっくり観察してみる。


「それめっちゃ光ってるんだよ。眩しいからあんま私に近づけないで。」


冗談交じりに根付をあみの目の前まで持っていくと、手で顔を覆いギャーギャー言いながら顔をそらした。


「何それ、近くに持って来られるだけで凄い熱いんだけど。お願いだから本当にやめて。よくそんなの触っていられるね。」


あまりひつこくすると本当に怒っちゃいそうだからいい加減にしておこう。この根付、いつでも持ち歩いて大事にしておかないと。真言も頑張って覚えよう。あいつらに対抗出来ることは何でもしなきゃ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ