26、ゲーム世界?
連続投稿します。
第一章がもうじき終わるのですが、終わったらしばらくプロットをしっかり練りたいので、しばらく投稿しなくなります。
「んーボスのあの異常な強さがわかんないなぁ。」
「ケケケッ。簡単!意思ノ強サ!信念ノ強サ!」
それなら、ここまでラフちゃんとボスに差ができると思わないんだよなぁ。あ、いや待てよ、ボスはラフちゃんを煽ったりしてるけど殺す気はそこまでない感じするから「もしかして意思って別のことを指しているのか?」
「ケケケッ!ソノ意思ノ安定感!」
ということはボスの言ってること全部本当だと仮定したらラフちゃん自身があの色々混ざった状態じゃなくて落ち着いた状態にならなきゃいけないのかな。というか、あのボス話しながらでもラフちゃんの攻撃くらってないな。あ、もしかしてあれか?僕がラフちゃんの精神を安定させる役割か?もしそうなら、僕一人だけここにこれた理由も分かるか。ただ、どうやったらラフちゃんは落ち着くかな。1番は彼女の現実を助けることなんだろうけどここでは出来ないしな。
「ケホッゴホッ。意思の強さとかそんなの知るもんか。そんなのあったって現実じゃ数の暴力くらうし、弱ってりゃなおさら苛烈になるんですよ。だから出来る限り自分を押し込んで消さなきゃいけなかったんですよ。まぁそれでも消せなくて弱ってるってバレたのが今日なんですが。救いだのなんだの現実にはないんですよ。あるのは終わった後に謝罪とかだけです。そんな世界を壊したいと考えたっていいじゃないですか。現実じゃそれをしたあとが怖くてどうせ出来ないんですし。」
「ラフちゃんは、そいつ等を壊したいの?それともそいつ等から逃げたいの?」
「壊したいと思ってました。けど今は諦めてます。ここで壊せる分マシだってそう考えることで諦めました。不可能を考えても最終的にはあそこは変わらないと思うと何だか疲れのほうが大きくなるんですよ。壊すことが成功する想像をしても、『でもそれは現実じゃない』って思うと醒めるんですよ。」
「んー、君の学校はどうして彼らを見逃してるか教えてくれないかな?彼らが権力を持ってるからなのか学校が関わりたくないからなのかが知りたい。」
「どっちかって言うと権力じゃないでしょうか?ただそもそもあそこはそういったのをメインに集めて、プラスで普通の家庭の方では成績が特にいい人を集めてるので、そこまで格差があるわけではないですが私自身は成績優秀の方で行ってますから、学費は免除してくれてますのでいけますが、親がもう居ないというのはバレると退学になる恐れが高いので伝えていませんのでそういった助けは期待出来ませんし。」
「なんで親が居なきゃ退学なのさ?」
「それは、手綱握る人が居なくなるからだと思います。学生の内はまだ親が手綱を本来なら握るので保護者参観などのときは少なくとも問題をそこまで起こさないからだと思います。先生自体は何かしら行動しているのでしょうが、校長先生に止められているという可能性もあります。まぁだから何だという話ですが。助けようとしてくれてても結果が無ければあの地獄は終わってくれないですし。」
「最後の質問。引き取ってくれる人が居たら君は引き取られたい?」
「人によりますよ。私が知っている人で、私の地獄を壊そうとしてくれてる人とかが良いとは思います。」
「そっか、なら俺が助けてやるよ。引き取り人になってその学校に文句言いに行ってやる。だからさ一回好きなだけ泣いて今まで辛かったこと全部吐き出せ。それで落ち着いたらあいつを殴りに行こう。」
「え?プロポーズですか?引き取り人?生活大変では?え、っと?」
「あーっとだからだ、僕は前に言ったけど昔そういった経験したことあるから苦しさとか分かるし、その時の対処法みたいなのも知ってるから少なくとも、今のラフちゃんの状態からは助けてあげれるし、貯金があるから生活もそこまで苦しいことにはならないと思う。それに溜め込み過ぎで多分ラフちゃんは今辛いんだと思うから、一度好きなだけ悪口とか言って泣いたら少しは楽になると思う。」
「えっと、それにレイさんのメリットは無いのでは?」
「メリットはあるよ?ゲーム一緒にできるじゃん。」
「それだけではデメリットの方が大きくないですか?」
「いやいや、僕と同じぐらいの戦いできる人少ないから遊ぶとき、僕一人が引き連れて行くみたいなのが多いけどラフちゃんは、そんなことしなくていいから楽しいっていうのは僕にとって、そういったデメリット全部よりも大きいメリットだよ。
それとも嫌かな?男性と同居するのは。」
「あ、えっとレイさんならそんなことないですけど、えっと急でそういったこと誰も言ってくれなかったから、本当か不安になっただけです。レイさんがいいのでしたら引き取り人になって欲しいです。ただ、学校は大丈夫なんですか?」
「良かった。学校は大丈夫だよ。電車で今でも通ってるしその時間が長くなるか短くなるかってだけだから。多分だけどラフちゃんは親の残した家に住んでるだろうから、僕がそこに引っ越しするって形になるけどね。」
「ぁりがとう。」
「よしよし。今までよく頑張ったね。ゆっくり今までのことで言いたいこと全部言っても大丈夫だよ。」
「うん。今までね、お母さん達が事故で死んじゃって、死亡保険がお母さん達入ってたからそのお金で葬式とかしたけど、全部悪い夢なんだって思いたかった。
だから仕事が忙しいから、会えないんだって思うことにした。そんなときに、新学期そうそうあの人達は意地悪をしてきた。
最初は文句もいったりしたけど言えば言うだけあの人達の意地悪がいじめに変わっていったから、自分を無くせば止まるかなって自分を消すようになった。とっても苦しかった。
それでも自分で自分を人形だと思って学校では過ごそうとした。そうして数ヶ月過ぎてこのままあと少しで、ここから出れると思った辺であいつらは、僕に対して物理攻撃をしてきた。それは普段家に帰ってご飯とかを食べる時間だったから、ゲームで息抜きしてたのに、その時間があんまり取れなくなった。
だから短時間でストレス発散できる行動をした。それが殺戮だったんだと思う。」
「自分でもなんで最初したかは分からなかった。ただPKがたまにすると楽しかったからした。
他のゲームでしたことはあったからキルするときのイメージはそういったイメージだった。けど別のゲームと違って血がしっかり描写されてて綺麗だと今まで思わなかった感想を思った。なんでだろうと思いながら、好きなように遊んだ。
でも、弱くてまるで人形に自分がしたいことをしているような感覚が少しだけあった。それからはちょっとの間殺戮はしないでおこうとした。けど現実が酷くなると尚更殺戮がしたくなった。それが今日だった。あいつらを見たときに耐えれなくなった。僕は、苦しんでいるのにそれを平気な顔で無視したり酷くしたりするのをここで思い出して、忘れたかったからあいつらを殺すことで忘れようとした。後はレイさんが知ってる状態と一緒かな。」
「そうか、質問だけどさ、彼等に現実でもゲームでも好き勝手出来るなら何したい?」
「現実は関わらないでほしい。視界に入るなとは思うけどゲームはそこまでなにかしたいとかないかな。」
「ん?今は例え出来るとしても彼等に関わりたくないほうが強いのかい?」
「うん。だって関わったり見たりするだけで記憶がチラッと出てきたりするから、視界に一瞬たりとも入ってほしくないかな。」
「ふむ、まぁそれなら簡単にできそうだね。学校の勉強ってラフちゃん的には簡単?難しい?」
「うーん、多少難しかったりもするけどテストとかは点数が平気80ぐらいかな。」
「それは定期テスト?それとも実力テスト?」
「実力テスト。定期テストは90から時々100ぐらいかな。」
「頭良いんだ。なら、出席日数とかはどうかな?」
「んー、年に数回ぐらいかな。冬に多いけど、高校とかに行くときに困るような内申とかではないかなぁ。」
「そっか。なら今の時期でその状態なら一回1週間ぐらい休んで、学校の勉強しずに受験の勉強したら少し楽になるんじゃないかな?学校って空間も苦手になりかけてもおかしくない環境下だしね。」
「受験勉強ですか?」
「そう、高校は行っておくべきだと僕は思うよ。嫌なら行かなくてもいいなら強制しないけどね。」
「高校に行く資金とかないですし、レイさんにそこまで頼るのも嫌ですね。」
「あ、高校は成績良かったらお金借りれたりするからそんなに気負わずに取り敢えず目指してみたらいいと思う。」
「うーん、まぁ後で考えようかな。取り敢えずボスを倒さないと終わりにくいんだけどどうやって倒すべきかな。」
「一回殴って見たら?」
「わかった。」
ラフは落ち着いて殴った。先程まで全くもって当たらなかったが落ち着いたからか当たり、ボスの体力が減った。ボスは少し呻いたがカウンターはなかった。
続けて数発殴るがボスは無抵抗で攻撃をくらった。
ラフは疑問に思い聞くと
「何で抵抗しないの?」
「ケケ。役目終ワッタ。後ハ消滅スルダケ。」
といい、ボスは無抵抗で棒立ちになった。ラフは困惑しながら
「役目ってなに?」
と聞くと
「メンタルケア」
と返ってくる。
「倒さなくても良いかな。いつ止まったかわからないけど侵食もないし。」
とラフが攻撃をやめると、
「ケケ。ココカラ出ルニハドッチカガ消滅シナイトイケナイ。」
とボスはいう。
「うーん、そういうのしたくない気分だなぁ。どうしようかな。レイさん、何かいい案無いですか?」
「そうだね、例えばここの空間を形成してる存在がボスかそうじゃないかでも変わってくるけど、1番速そうなのはボスを倒すことだろうね。」
「うーんそっか。どうしようかな。君はなにか知ってる?」
「コア、ココ。」
ボスは、自身の胸部を叩いた。
「出入り口とかないのかな。レイさんが入ってきたときどんな感じでした?」
「転移した感じだったかな。ただ、こっちから街の施設に転移したりはできないみたいだね。」
「そうですか。うーん」
「僕が倒そうか?」
「それは最終手段にしておきたいです。」
「そうか、ログアウトって出来るのかな?」
「試してみます。 メニューが出ないですね。」
「ココハゲームト現実ノ狭間。出ルニハオレヲ倒スシカナイ。ソレ以外ノ選択肢ハ存在シナイ。ソシテオマエガ立チ直ラナケレバ戦ウガ、立チ直レバモウオレノ役目ハ無イ。後ハ消滅ヲマツダケダ。」
「分かった。僕が倒すよ。」
「ラフちゃんは大丈夫?無理しなくて良いよ?」
「大丈夫です。」
ラフは集中した。ボスとはいえ自分の為に生み出された存在なので下手に苦しめないよう一撃でとどめを刺せるようにイメージする。すると無から刀が出てきた。その刀は丁寧に磨かれていて斬った人に痛みを感じさせない様に出来ていた。
『シュン!!』
刀が空気を斬る音が聞こえ、ボスの首は数秒してからずれ落ちた。
「アリガトウ。」
とだけ言い残しボスは消えていった。
「わっ。ドアが出た。」
「ホントだね。後で僕の連絡先送っておくから、そこでさっきの話の続きをしようか。」
「はい。」
二人がドアに入ると消えてゆき、海夏は現実で目を覚ました。時計を見ると午前1時になっていたため、すぐに眠った。
レイは、ゲーム世界で目を覚まし、そこからログアウトする前に連絡先をラフに送った。
ログアウト後、ラフの言っていた情報から学校を絞り出し、情報集めをしてラフに関することについて作られた、スレに簡易的な情報だけ落とし、眠った。




