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SHORTで、俺。  作者: SIN
小学校 中学年

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片手運転

 自転車に両手を離して乗れる男子がいた。

 すると何人かが真似をし始め、クラス中で両手離し運転が流行った。

 一輪車にも乗る事が出来ない俺には少々難易度が高いので、まずは片手を離して乗る練習から始める。

 ただ離しただけではバランスを崩した時、咄嗟に手がハンドルを握ってしまうので、左手に荷物を持った。

 ノートや教科書ではバランスを崩した時、咄嗟にハンドルを握れてしまうので、結構な大きさで、小脇に抱えなければならない物を選んだ。

 段ボール箱だ。

 いくら手を伸ばしたって、ハンドルまで手は届かない。

 そうやって練習を重ね、少しの間なら両手離し運転も出来るようになった頃、ダンボールを小脇に抱えている俺の前に結構急な曲がり角が現れた。

 そこは細い道な上に植木も置かれていたので、両手で運転していてもスピードを緩めなければ曲がる事は難しかった。

 それなのに、俺は片手でその道を曲がろうと挑戦したのだ。

 今こそ練習の成果!とばかりに細道に向かう。

 曲がれる、曲がるんだ。出来る筈……

 ガシャーン。

 無理でした!

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