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SHORTで、俺。  作者: SIN
小学校 中学年

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出会い

 班の集まりで班の子の家に行った時、おやつにと大皿に山盛りの苺が出て来た。

 そして人数分出て来た小皿には白いドロっとした液体が入っていて、皆は苺をその白いものに絡ませて食べ始めた。

 これはなんだろう?

 俺の家では今も昔も苺には塩をかけて食べているので、この白い物の正体が本当に分からなかった。それでも皆は美味しそうに食べているし、なによりこの家の子は学年で1.2を争うんじゃないかと言う程のお金持ちだった。

 上流階級は苺になにやら白いモノを付けて食うのか。

 そう受け入れ、皆がやっているように苺が白く染まる程たっぷりと付けて、食べた。

 なにこれマッズ!

 いやいや、そんな訳ない、なんだって上流階級だ。

 そんな事を思いながら、今度は控えめに付けて一口。

 マズッ!

 もしかしたら苺が不味いのか?と、白いモノを付けずに食べてみると普通。3度目の正直とばかりに白いモノを付けて食べてみた。

 もう不味い事は分かっていたので、ハードルは低い筈だった。なのに、それでもビックリする程の不味さ。

 何故皆はコレを美味しそうに食えるのだろうか?無理をしているのだろうか?お金持ちの出す物だから美味しいと自己暗示をかけているのか?

 色々考えを巡らせてみたが、不味い物は不味いので俺は苺を食べ続ける事を止めた。

 俺と練乳の出会いはこんな感じだった。

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