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SHORTで、俺。  作者: SIN
小学校 低学年

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授業中

 授業中、黒板に問題を書いて答えを尋ねる先生。

 答えが分かる児童は挙手もせず、自信たっぷりな声で答えを叫ぶので、分からない児童は口パクしているだけで何とかなった。

 そんな中、俺は口パクすらせずに黒板を眺める。

 先生が書いた問題を見てはいるが、他の物まで気になるから全く集中は出来ていない。

 黒板の端には、何月何日何曜日、日直は誰々。と、縦書きで書かれているもんだがら、それを眺めつつ、

 “今日の日直は誰々君と、誰々さんかぁ……横読みにしても苗字っぽいなぁ。でも誰々君と誰々さんなら横読みにしたら変だ。じゃあ1番ピッタリな名前は誰と誰になるかな?”

 こうなってしまってはノートにクラス全員分の苗字を書く事に忙しくなってしまう。

 黒板から少し目を逸らせば校内放送を聞く為のスピーカーがあって、その横には時計。壁には時間割と、児童の気を穏やかにする為なのかどうかは分からないが画用紙で作ったチューリップやらタンポポが張られている。

 みんななかよく、的な学級目標まで。

 気を散らせるネタの宝庫である。その上俺は貧乏ゆすりや足をプラプラさせる事が癖だったので、授業中に上履きが吹っ飛んで行く事もしばしば。それを椅子に座ったまま足を伸ばして取ろうと奮闘。

 授業所ではないのだ。

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